ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今回は車中泊のベストシーズンはいつか?ということについて、少し考えてみたいと思います。
車中泊に適した気候は?
1年を通して車中泊は可能ですが、エンジンの熱が夜になっても車内にこもる夏シーズンは、窓を開けて網戸にしたり扇風機をいくら回したところで、エアコンのない車内で一晩過ごすのはかなり過酷です。
特に小さな子どもがいるファミリーでの車中泊はヘタをすると熱中症のリスクもあり、夏場の車中泊は正直おすすめできません。
どうしても夏場に車中泊したいなら、標高の高い場所や北の大地を目指すことをおすすめしますが、何も無理して遠くまで出かけて行ってまで真夏に車中泊しなくてもいいような気もします。そこまでしてどうしても車中泊でなければならない特別の理由があるなら別ですが、高速代やガソリン代をかけて遠くの標高の高い場所まで足を伸ばすより、近場でクーラーの効いた安い宿に泊まって、昼間にバンライフで車中泊気分を味わう方がかえって安くつくかもしれません。
車中泊で夜暑くて寝苦しいと感じる期間は、経験上6月くらいから9月いっぱい(もしかすると10月上旬まで)くらいでしょうか?
さらに蚊との闘いも加わりますから、蚊の悩みをあまり考えずにいられる季節ということになると、もう少し長い期間、警戒が必要ということになります。
冬場の気温と車中泊
さて、それでは次に冬場の車中泊について考えてみましょう。
最近は暖冬傾向ということもあり、本州の平地なら真冬でも気温が氷点下まで下がるようなことはそれほど多くありません。また、仮に外気温が氷点下まで下がったとしても、車中泊の車内気温は外気温プラス10℃くらいはあるので、ある程度の防寒対策をすれば車内が寒くて眠れないようなことはまずありません。
うちは車内の結露対策のため、真冬でも運転席側の窓を4〜5センチ開けて寝ているくらいです。
(車中泊の車内は人間の呼吸によって出る二酸化炭素のせいでものすごく結露するので、寝るときには少し窓を開けて寝るようにしています。)
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実は秋〜冬シーズンというのは、真夏よりも車中泊するのに適した季節なんです。
1月2月はたしかに外は寒いですが、真夏の暑さの中で車中泊することを思えば、真冬の車内なんて余裕で車中泊可能です。むしろ、冬場は日暮れが早い分、車内で過ごす夜の時間が長いので、車中泊をじっくり楽しめる季節といえるかもしれません。
車内の過ごしやすさという視点で考えると秋~冬が車中泊にはちょうどいいような気がします。
また、秋冬シーズンは各地の駐車場も空いていますし、車中泊する人の数も少し減りますから、いろいろと自由がききやすいというメリットもあります。
冬の空を見上げた時の星の美しさは、それはもう格別です。
車中泊のリビングで小さな火を楽しむ
さて、近頃は軽くてコンパクトなLED照明がたくさん出回っていますから、わざわざ火をたく必要はないんですが、昔ながらのランタンの炎や小さなオイルランプの揺れるともしびは、人の心にぽっと暖かみを与えてくれます。
小さなランタンやオイルランプくらいの炎であれば、二酸化炭素や一酸化炭素の発生をそれほど気にしなくていいので、秋冬の車中泊の車内で小さな火を楽しむのはなかなかおすすめです。(もちろん小さく窓を開けて換気するなど各自、自己責任でくれぐれも気を付けましょう)
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