ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

DIYで綿菓子機を自作


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


この間ご紹介したツリーハウスに続いて、またまた子どもたちのリクエストに応えるDIYシリーズ。今回のリクエストは「綿菓子機」です。

はたしてうまくできるでしょうか?
乞うご期待です!

まずはイメージ作り

幼い頃、家の近所の市場に自分で作れる綿菓子機が置いてありました。1回10円で、自分でざらめ砂糖を入れて割り箸に綿あめを巻きつけていくのが楽しくて、よくやりにいったのを覚えています。
機械にざらめ砂糖を投入する時のガラガラいう音や、砂糖が熱せられて溶けていく時の甘くホロ苦い香り、砂糖が熱せられフワッとした糸が出てくる不思議さと、割りばしに綿あめを巻き付けていく時のワクワクする気持ちが今でも心の奥に染み込んでいます。


さて、まずは例によってインターネットで「自作 綿菓子機」と調べてみることにしました。綿菓子機を自作する人は結構いて、いくつか作り方のパターンがあることも分かりました。
基本的な綿菓子機の構造としては、
①砂糖を投入する入れ物の部分。ここに砂糖を入れると熱で溶けた砂糖が穴から白い糸を出すようにして出てきます。空き缶を使っている人が多いようです。
②その入れ物(空き缶)を熱するための熱源部分。
③砂糖を入れた空き缶をクルクル回転させるためのモーターと、モーターの回転を空き缶に伝えるシャフト部分
④出てきた綿あめが飛び散らないような丸いガード部分。丸くて大きな水槽とかタライみたいなもの。

だいたいそのようなパーツからできている感じです。


砂糖を溶かす入れ物については缶ビールのアルミ缶を切って作ればいいかな?と何となくイメージはあって、温める熱源もアルコールランプが家にあるのでそれで何とかなりそうな気がしています。
丸い大きめの容器は、ちょうど手頃な大きさのソフトバケツが家にあったのでそれを使おうと思います。


問題はカンを回転させる部分の構造をどうしようか?ということです。

ネットで調べていると、電気ドリルを使っている人や、ハンディタイプのミキサー(ミルクフォーマー)を使っている人など様々ですが、多くの場合は空きカンを上から吊るすようにして、回転させるモーター部分がカンの上にきている例が大半でした。
そして、ロウソクやアルコールランプで下からカンを熱し、上からモーターで吊るしたカンを回転させる方法です。


まあそれでもいいのかもしれませんが、モーターが上にくるということは、そのモーター部分を手で持っておかなければいけません。あるいは、仮にモーターを固定しようとすると結構大層な構造が必要になってきます。しかも、これだと、肝心の綿あめを作る時にコードや固定部分が邪魔してとてもやりにくくなってしまうような気がします。
できればモーターはカンの下にセットして、下からシャフトで回すようにしたいところです。

交流モーターを使って

以前、壊れた電子レンジから部品どりしていた交流モーターが作業場から出てきました。


このモーターを回転軸を上向きに木の板に固定して、そこに空き缶を固定し、下から熱源で熱するようにしたらどうだろう?とイメージしてみました。

イメージを図にしてみるとこんな感じです。


上の写真はモーターにシャフトを取り付けたところです。
中心が中空になった手ごろなシャフトが作業場の引き出しに転がっていたので、それを使うことにしました。
ただし、シャフトにはネジが切ってなかったので、空き缶を固定するためにねじ切りタップを使ってネジ穴を切ってやる必要があります。
このねじ切りタップ、ご存知の方もおられると思いますが「おやじDIY」にとっては強い味方です。
あまり使う頻度は多くないですが、いざという時にとても役立ってくれます。
オスのネジ山とメスのネジ穴を作るためのタップやグリップなどがセットになったお買い得セットも出回っていますので、DIYされる方はこの機会にぜひ持たれてはいかがでしょう?。


次は、このシャフトに取り付けるアルミ缶の作業です。

カッターナイフを入れるとアルミ缶はたやすく切ることができます。


切り取ったアルミ缶を2つ上下に重ねてはめ込むと、砂糖を投入する入れ物にちょうどいい大きさになりました。



次に、空き缶の側面に細いクギを使って小さな穴をあけていきます。
穴の位置や穴の数、穴の大きさによって綿あめのでき方に微妙な影響がでるだろうと予想はできるのですが、このあたりは実際に綿あめを作ってみないと何とも言えないので、とりあえず適当な大きさと数の穴をあけていきました。(結局、この作業はあとで何回か作り直すことになるのですが、それは仕方がありません)



とりあえず空き缶容器が完成しました。
これにステンレスのボルトを取り付けてから、

さきほどのシャフトに取り付けていきます。


その前に、モーターを固定する木箱を作ることにしましょう。

この箱の中にモーターが仕込んであります。
箱の上部にシャフトが通る穴をあけ、シャフトの先に空き缶を取り付けていきます。


こんな感じで固定されました。

回転軸の調整

試しにさっそくモーターを回してみたところ、シャフトが長すぎてカンがまっすぐ回りません。回転の基点はモーター側にあり、回転体はシャフトの先なので、距離が長いとどうしてもブレが生じてしまうのです。
シャフトをできる限りまっすぐになるよう調整してみましたが、それだけではどうしようもないくらいブレてしまいます。


原因は、回転の基点がモーター側にあり、遠心力でシャフトが外へずれるためにブレが生じてしまうことなので、シャフトにベアリングをかまして、空きカンの根本付近でシャフトを支えることによってブレを抑える作戦を思いつきました。

ステンレスの曲がりステーを使って、ベアリングを支えるための取り付け金具を自作して、ベアリングでシャフトを支えることによって、軸のブレを防ぐわけです。

実際にモーターを回転させながら、取り付けステーの4本の足をビスで微調整しながら、シャフトの角度を少しずつ変えてスムーズに回転する場所を探っていきます。
このあたり、やはり工業製品と違って素人仕事なので、微妙なブレを修正するのがなかなか難しいところですが、何とかきれいに回転するようになりました。


ここまでくれば、あとはカンを下から熱してやれば完成です。
熱源は最初アルコールランプを使ってみましたが、カンの底の半径よりランプが出っ張ってしまって炎がうまく当たりませんでした。
太さ2センチくらいのローソクが火の当たり方がちょうどいいと思います。


ご覧の通り、綿菓子ができました。
うちは飴を砕いて投入しましたが、ザラメ砂糖で作るのが一番うまくいくようですね。
これからいろいろ試してみたいと思います。


ちなみに、砂糖を投入するカンの部分は一度失敗して作り直しています。
一度目はカンの穴の数が多すぎたのと、穴の大きさが少し大きすぎたようで、綿あめ状にならず、溶けた砂糖の液が飛び散ってバケツの周囲にこびりついてしまいました。


ごく小さな穴が1列、缶の底から1センチくらいの高さのところにぐるっと1周。これくらいでちょうどいい感じでした。
熱源の距離と穴のあけ方などによって、綿あめの出来ばえに変化があります。
このあたりもいろいろと研究してみると面白いかもしれません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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