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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、夏の北海道キャラバンを前に、フェリーの長旅に備える必携グッズと、快適なフェリーでの過ごし方について考えてみたいと思います。
片道20時間以上になるフェリーでの滞在を少しでも快適に過ごすヒントになれば幸いです。
ロマンと不便が同居するフェリーの旅
大海原を行く船旅には何とも言えないロマンを感じます。うちの子どもたちもフェリーの旅が大好きです。
そんなワクワク感いっぱいのフェリー旅ですが、出航してしまうと下船まで車に戻ることができませんし、船の売店では最低限のモノしか手に入らないので、乗船時に必要なものをあらかじめ持ち込んでおかないといろいろ不便なことも出てきます。
長い船旅の時間をいかに快適に過ごすか?というのは結構大きな問題なのです。
旅の荷物をそっくり全部持ち込むという手もありますが、あくまでフェリーでの一昼夜を過ごすための「オーバーナイトバッグ」として1泊分の荷物を準備しつつ、プラスアルファで快適さのためのグッズをセレクトするのが賢い方法だと思います。
フェリー準備グッズ
*着替えや洋服。
ジャージ、短パン、Tシャツなど、船内でくつろげる服装と、レストラン等ちょっとおめかしした服装を両方用意するようにしましょう。
*洗面具・髭剃り・お風呂セット等
1日だけだから髭剃りはいいや、と考えがちですがフェリーの1日は長いですし、現地についたらいよいよ旅の始まりなので、下船前に身だしなみを整えてスッキリしておくのがいいと思います。
*バスタオル・タオル類
フェリーによってはタオルがついている場合もありますが、備え付けの薄いタオル1枚では足りないので何枚か持って行った方が無難です。
*サンダルやクロックスなど
船内でずっと靴だと疲れますから、ちょっと船内を動く時にサンダル等があるとものすごく楽です。
*長袖の羽織るもの(長パンも必ず)
船内は意外と冷房が効いてて寒いんですよね。また展望デッキに出るとものすごく風が強いので薄手のフリースなどがあった方がいいと思います。子どもの分も忘れずに。
*ドライヤー
浴室のドライヤーは1台しかなくて取り合いになるので、できれば自分のを持って行かれることをおすすめします。
*100円硬貨と小銭入れ
船内では、お風呂のロッカーをはじめ意外とコインが必要になる場面が多いんですよね。小銭を何枚か用意しておくことをおすすめします。それと、船内では盗難や置き引きの被害を避けるため、大金は持ち歩かないようにしてコインロッカーにしまっておき、小銭入れを持ち歩くようにした方が安全です。レストランなどはクレジット決済がきくので、カード払いもうまく活用するようにしましょう。
*遊び道具
最初のうちはフェリーが面白くて船内探検に出ますが、そのうちやることがなくなってベッドで過ごす時間が増えてきます。ポケットゲーム・トランプ・ゲーム機などいろいろ遊べるものを持って行くようにしましょう。
*DVDプレーヤーかホームシアター
船内で映画上映イベントなどもありますが、座れる人数や上映時間が限られているので、自分たちでDVDを用意した方が確実です。ホームシアターがあればベッドの壁に投影することができるので、家族みんなで鑑賞することができます。また、任天堂スイッチなどをホームシアターにつないで大画面で楽しむこともできます。音が出ないようにイヤホンは必ず必要です。
家族一人一人がイヤホンをつけられるようにイヤホンの分配器(イヤホンスプリッター)というのがあります。これはなかなかおすすめです。
*携帯音楽プレーヤー
音楽プレーヤーもイヤホンスプリッターがあるとみんなで聴くことができますね。
*漫画・コミックス・パソコン・小説など
フェリーでは普段読めない本などをじっくり読む時間がとれます。パソコンやスマホも使いたくなりますが、洋上では携帯電波は圏外になってしまいます。船内のフリーWi-Fiがあることはあるのですが、ものすごくつながりにくくてほぼ使えませんので、フェリーの中でYouTubeを見るとかネットを閲覧するのは無理と思っておいた方がいいです。
フェリー滞在中に旅先の情報を集めようと考えている人は、アナログですが旅行ガイドブックを持参されるのをおすすめします。
*テーブルタップ・各種充電ケーブル
ベッドサイドのコンセントは数が限られているので、スマホを充電しながらゲームをしたりDVDを観たりするとコンセントの数が足りなくなってきます。3~4口くらいのテーブルタップがあるととても重宝します。
それと、充電ケーブルも「ライトニングタイプ」「USB-Cタイプ」「マイクロUSBタイプ」などそれぞれの機器に適合するケーブルをカバンに入れておくのを忘れずに。
*アルミローテーブル
ベッド周りには置き場所が一切ないので、キャンプで使う折り畳みの小さなテーブルが一つあると、飲み物を置いたり小物が散らからないようベッドで過ごす時に何かと役に立ちます。
*吊り下げタイプの小物入れ
車の後部座席に吊り下げるタイプの小物入れ(ティッシュボックスをセットできるやつ)があるとフェリーでとても重宝します。ベッドサイドにあるフックのところにぶら下げておけば、使いたいときにサッと取り出すことができますし、小物をなくす心配もありません。ウエットティッシュも必携です。
*自分の枕、耳栓
枕が変わると眠れない人は案外多いもので、そういう人は自分の枕や耳栓を持っていくと安心です。
*食料・おやつ・飲み物・お酒・おつまみ
船内でも買えますが高いので、持ち込めるものはある程度事前に買って持ち込むようにしましょう。
フェリーは基本的に食べ物や飲み物の持ち込みOKです。(ただし、場所によって飲食禁止のスペースもあるようですからそこは確認が必要です)
*酔い止めのクスリ
大きなフェリーになると、大きな周期の上下動という感じの揺れ方になります。酔うかどうかわからない人も念のため乗船前に酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。
子ども用の酔い止めは年齢や体重によって用法が決まっているので、前もって年齢や体重から酔い止め選びをしておくようにしましょう。出発後に慌てて立ち寄った店でよくわからないまま買って飲ませるのは少し心配です。
*お箸・お皿・コップ・スプーンなど
無いと困るもの。サービスカウンターへ行けばもらえたりしますが、毎回取りに行くのは意外と面倒なものです。
*ビニール袋
ゴミをまとめたり、氷を入れたりと、何かと重宝します。
*クーラーボックス
個室を除いて、船内には冷蔵庫がないのでクーラーボックス(ソフトタイプのものでもいいかも)は必須です。船内には氷のディスペンサーがあるのでビニール袋に氷を入れてうまく活用しましょう。
*ぬいぐるみ
おっと、忘れてはいけないぬいぐるみ(笑)
うちの子どもたちにとってぬいぐるみは心の友なのです。忘れずフェリーに連れて行ってあげましょう!
フェリーに積み込む荷物は、できれば家を出発する前にあらかじめひとまとめにパッケージしておくことをおすすめします。
車をフェリーに停めてから、あれやこれやと荷ほどきしたり車から引っぱり出したりしていると、必ず忘れ物をしてしまいます。是非、「フェリーに持って行く用」というコンセプトで前もって荷物のセレクトとパッキングを済ませておくのがおすすめの方法です。
メリハリのある船内での過ごし方
さて、フェリー旅の問題の一つにプライベート空間がごく限られている
ということがあります。
個室を予約できればそれに越したことはないですが、多くの人が利用するエコノミークラスは2段ベッドの相部屋ですから、カーテン1枚で隔てられた場所に多くの人が同居することになります。自分のベッド周囲は何とか最小限のプライバシーは守られますが、それでも「音の問題」と「臭いの問題」は常について回るので、ベッドの場所でカップラーメンをズルズルすすったり、無遠慮に放屁やゲップなど家と同じようなわけにはいかないのです。
船内には展望サロンやデッキのようなパブリックスペースも用意されていますが、700名を超える乗客が使うわけですから、全員が自由にサロンを利用できるわけではなく、共有スペースは常に取り合いで、中には同じ場所を長時間占拠し続けるグループや家族もたまに見かけます。常識の範囲で譲り合って使うようにしたいものです。
ベッド空間を有効活用
客室に入ったら、荷物をほどいて、自分のベッドスペースを使い勝手がいいようにアレンジしましょう。必携グッズのところにも書きましたが、アルミローテーブルや吊り下げタイプの小物入れなどがあるととても使い勝手がよくなります。できるだけ自分の部屋のように使えるのが理想です。家のリビングをイメージしてみると、ソファがありローテーブルがあり、ティッシュやウエットティッシュが置いてあり、ゴミ箱があると思います。そうしたものを狭いながらも自分のベッド周りにセッティングしてやるわけです。
船内スケジュールと船内施設を確認
ベッド周りのセッティングが済んだら、フェリー内の探検に出かけましょう。メインフロアの案内カウンター周辺には、現地に到着するまでの船内スケジュールが掲示されているので、まずはそれを確認しましょう。レストランの営業時間、大浴場の利用時間、他にも映画上映や船内イベントなどが開催される場合も開催時間が決まっているので、それらを確認しておくと後々の行動の目安になります。特にお風呂や食事に関しては他の人の動きも見ながら、できれば少し時間をずらして利用するようにすれば混まずに利用できます。
それから、子どもたちを連れて船内探検に出かけましょう。どこにどんな設備があるのか?広いフェリーの船内はまるでショッピングセンターさながらで、初めてフェリーに乗る人にとっては物珍しいことと思います。そうやって船内スケジュールと船内の配置を何となく把握しておけば、その後のフェリーでの過ごし方を考えるヒントになると思います。
ただし、フェリーによっては出航時刻がかなり夜遅い時間の場合があるため、乗船後にあまり興奮して夜更かしすると次の日に響くので、初日は無理せず早めに眠りについて、翌朝から行動するほうがいいと思います。
何をする?何もしない?はあなた次第
フェリーの旅の醍醐味は自由な時間の使い方にあります。
いろいろな船内イベントが催されているのでそれに参加するのもよし。展望デッキで風に吹かれながらビールを飲むのもよし。どこまでも続く大海原をバックに読書にふけるもよし。お風呂も入り放題なので、朝昼夕と何度も湯船につかるのも自由です。当然家族で過ごす時間も濃密になり、子どもたちともいつも以上にじっくりと関わることができます。
下船前の過ごし方
さて、船が港に近づいてくると船内アナウンスが流れ、一気に船内はあわただしいムードに包まれます。もし下船前にお風呂や食事を済ませる場合は、余裕をもって下船の2~3時間前までには済ませておくようにした方がいいと思います。
ただし、いくら下船前があわただしいとは言っても、実際に船が港に着いてから車に乗り込めるようになるまでには、乗務員が車の固定金具を一つずつ外す作業があり、それに結構な時間がかかるので、船内アナウンスが流れ始めたからといってすぐエントランスホールに出てしまうと、大混雑のホールにすし詰め状態で1時間近く待たされる可能性があります。
ゲートが開いて人々が動き出してからゆっくり移動しても十分間に合いますから、そこは慌てずにベッドのところでゆっくり待っていたほうが賢明です。子どもたちは「はやくはやく」と気が焦りますが、そこは慌てずにのんびり構えていた方がいいと思います。
今回はフェリーの必携グッズとフェリーでの快適な過ごし方について考えてみました。
何かをしなければいけないという義務が何もない時間がこれだけたっぷり与えられる機会というのは、人生の中でそう多くはないと思います。そんなところもまたフェリー旅の醍醐味といえるのではないでしょうか。
飛行機や新幹線でビュン!と移動してしまえる時代に、あえてフェリーに乗ってのんびり移動するというのは、まさに旅の真髄というか、とても贅沢な旅のような気がします。
皆さんも是非フェリーの旅を楽しんでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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