ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

父の形見のオールドレンズ

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今日はカメラのオールドレンズについてのお話しです。

ポツンと残された1本のレンズ

今は誰も住んでいない実家を久しぶりに訪ねて雑草抜きや掃除をしてきた時のこと、父の部屋の古いカメラバッグの中に、小さなレンズがポツンと1つ残っているのをたまたま見つけました。カメラ本体や沢山あったはずの交換レンズはいつの間にかなくなっていました。妹たちが形見に持っていったのかも知れません。そして、なぜこの55mmのレンズだけがこうして残っているのかも分かりません。

ずっとペンタックスのカメラばかり使っていた父は、ペンタックスからリコーに名前が変わってからも同じようにリコーのカメラを使い続けていました。バッグの中にぽつんと1つ残ったレンズには「RICOH RIKENON XR55mm F1.2」と記されています。手のひらに乗るほど小さく軽いレンズですが、開放F値が1.2というところからして、何となくただ者ではない雰囲気を感じます。
とにかく明るいレンズが好きな父でしたから、カメラに元々ついていた標準レンズとは別に、この55mmをわざわざ買い足したんだろうと思います。最短焦点距離が60cmと、どちらかというとあまり近寄れないレンズなので、花の撮影が好きだった父にとっては少し使いにくかったのかもしれないな、とか。
父のライフワークだった写真の世界に、少しだけ足を踏み入れたような気持ちになりました。



レンズを家に持って帰るべきか少し迷いましたが、このまま使われずにここで眠っているのはレンズにも父にも申し訳ないような気がして、うちに連れて帰ることにしました。私自身も「このレンズを通すと一体どんな風に風景が切り取られるのだろう?」という興味もありました。

オールドレンズをデジタルカメラに取り付ける

帰ってからいろいろ調べてみると、RICOH RIKENON XR55mm F1.2は1990年代に生産されていたレンズのようです。90年代なので、まだオールドレンズと呼ぶにはそれほど古い時代のものではないかもしれませんが、現代のデジタルカメラに取り付けた場合、オートフォーカルなどが一切効かず、ピント合わせも露出もすべてマニュアル操作になるので、そういう意味では、やはりオールドレンズの部類になるのかもしれません。重さは実測で310gほどでした。
55mmという画角はフィルムカメラの標準レンズに該当しますが、私の使っているFUJI XS10はセンサーがAPS-Cなので、フルサイズカメラと比べると焦点距離が1.5倍になり、55mmのレンズはAPS-Cでは82mmの中望遠サイズになります。


ところで、一眼レフのレンズはカメラメーカーごとに本体とレンズの接合部(「マウント」という)の形状が異なります。リコーのレンズは「Kマウント」というタイプのマウントで、一方うちのカメラ(Fuji XS10)は「Xマウント」です。レンズのねじ山の形状が異なるので、そのままでは取り付けることができず、レンズとカメラの間にマウントアダプターというパーツをかませて、ねじ山を合わせてやる必要があります。


K&F Conceptというカメラアクセサリーの専門ブランドから各種アダプターが販売されているので、それを注文しました。中国製の安いノーブランド品もありますが、そういうのは作りが雑で、付けたら二度と外れないというようなトラブルもあると聞きますから要注意です。


それから2~3日後、マウントアダプターが届きました。アダプターはアルミ合金製の軽い筒のような形で、単にマウントを変換するだけの役割にしては筒の長さが3センチほどあり、その分レンズの前長が長くなります。
取り付けは問題なくできました。この手のオールドレンズを使う場合には、カメラの設定を指定された方法にセットしないと、シャッターが押せないなどの問題があるようです。また、オートフォーカスや露出調整はすべてマニュアル操作になるので、そのあたりもあらかじめカメラのフォーカス設定などを調整しておくと後で楽です。

オールドレンズの醍醐味

形見のオールドレンズをFUJIのデジタル一眼レフに取り付けて、さっそくいろいろと撮影してみることにしました。これまでオートフォーカスにすっかり慣れてしまっていたので戸惑うかな?と思ったのですが、逆に手動でピントや露出を合わせる楽しさを思い出したというか、そもそも昔のカメラにはオートフォーカスなんてなかったので、これが当たり前だったんですよね。左手でフォーカスリングや露出リングを回してカメラを操る感覚を久しぶりに楽しみました。今のカメラには手動でフォーカスを合わせる際に役立つ補助機能がいろいろついていて、それらはオールドレンズでも作動するので、心配していたピント調整も何ら問題なくできますし、むしろオートフォーカスだとこちらの意図したポイントになかなかピントが合わなくて苦労することがありますが、手動ならそんなストレスもなくフォーカスの位置は自由自在です。


そして、肝心の被写体の写り方ですが、開放F値1.2とはこれほどまでにピントが浅いのか!と、正直少しびっくりしました。初心者がいきなりF-1マシンに乗ったような感覚です(たとえが変ですが)
カメラのレンズには「被写界深度」といって、ある風景を撮影したときにピントが合う範囲がF値(絞り値)によって変化するピントの深さがあります。目が悪い人がよくものを見るときに目を狭めるようにして見ることがありますが、あれは目を細めた方が光量が絞られてピントが合いやすくなるからなんですね。それと同じように、カメラのレンズも絞り値を大きくした方が(光を絞った方が)手前から奥まで広い範囲でピントが合うという仕組みです。よくある一般的なレンズはF2.8くらいとか、ズームレンズなんかだとF4.0くらいが開放F値になっていることが多いと思いますから、F1.2というのはめちゃめちゃ明るいということになります。そうなるとピントが合う範囲が極端に狭くなるのです。

この写真でいうと、棚のスナップ写真にピントが合ってますが、そのわずか2センチ奥のブリキの置物はピントから外れています。ピントが合う幅が2センチくらいしかないということなんですね。

FUJIの神レンズといわれるXF-35はトロトロのボケ味が魅力といわれていますが、そのXF-35でさえ開放F値は1.4なので、それよりさらに明るいレンズということになります。
なかなかこのレンズを開放のままで使える場面というのはシチュエーションが限られてしまうかもしれません。でも、うまくハマった時は本当にとろけるように幻想的な風景を切り取ることができるのが、このレンズの真骨頂かもしれません。




子どものころ、よく父から写真の話しを聞かされていましたが、それほど写真に興味がなかった当時の私は、父の言うことは何となく話し半分しか聞いていませんでした。それでも露出の話しだけは父が一番こだわってうるさいほど何度も耳にしていたので、自然と身体に染み込んでいます。

それにしても、とんでもない置き土産を父は残していったものです。「こいつを使ってもっとカメラを勉強しろよ!」というメッセージなのかもしれません。








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