ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

Redodo社のLiFePO4バッテリーに決定


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


前回、大容量ポータブル電源に変わる次の一手として、リチウムイオンバッテリーで新たにサブバッテリーシステムを組むという選択肢についてお話しをしました。その後あれこれ考えた結果、やはり新たにリチウムバッテリーとインバーターを使って電力を確保することになりました。今日はそんなお話しです。

新たなバッテリーは200Ahタイプ

今回、新たに導入することになったバッテリーはRedodo社のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー200Ahです。



Redodo 12V 200Ah リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(PSE認証済み)jp.redodopower.com

Redodo社からは200Ahの他に100Ahや300Ah、410Ahなどのラインナップが発売されていて、必要な電気量と予算のバランスで選ぶことができます。100Ahで5万円を切る低価格ながらきちんと安全対策がとられていて、そのことが5年保証という長期保証にも表れており、比較的安心して使えるブランドではないかという気がします。

200Ahというのは200アンペアの電流が1時間使えるという意味ですから、バッテリーの正常電圧を12.8ボルトとして「200Ah×12.8V=2560Wh」つまり、2560ワットの電力が1時間使えるという計算になります。これまで使っていたエコフローのポータブル電源が1260Whでしたから、ざっと2倍の電力です。
リチウムバッテリーは従来の鉛バッテリーと比べると、「一気に大電力を取り出せる」という強みがあります。鉛製のディープサイクルバッテリーはじわじわと時間をかけて電気を取り出すのは得意ですが、一度に1000Wもの電力を取り出すとバッテリーの電圧が一気に下がってしまっておそらく30分も持たないことでしょう。そのあたりがリチウムバッテリーの心強いところです。


Redodo社のバッテリーはリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)タイプなので三元素リチウムより安全性が高く、また充放電サイクルもDOD(100%)で4,000回以上、DOD(60%)で最大15,000回のライフサイクルと、三元素リチウムより数倍も長寿命なのが特徴です。100%DODというのは100%満充電から0%まで使い切った場合(つまり100~0)を1サイクルとして数え、60%DODの場合は満充電から40%まで6割ほど減った段階で充電する、いわゆる継ぎ足し充電を繰り返す場合を意味します。リチウムイオン電池の場合、従来の鉛バッテリーみたいに継ぎ足し充電によって劣化するということはなくて、むしろ逆に100ー0の満充電を繰り返すよりも、8-3くらいの範囲で充放電を繰り返す方が長持ちすると言われています。そういう意味では、鉛バッテリーのように常に満充電させておく使い方よりも、普段使わない時は残80%~50%くらいの状態をキープしておく方がいいかもしれません。

Redodo社LiFePO4バッテリーの基本性能

Redodo社のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの基本性能は以下の通りです。

表の中に「最大継続放電電流」という項目がありますが、これはいわゆるBMSのことを指します。
BMSというのは「バッテリーマネジメントシステム」の略で、バッテリーを過電流や過放電、過充電などから守り、バッテリーの劣化を防ぐためのバッテリー保護機能という仕組みの一つです。
バッテリーからあまり急激に電気を取り出しすぎると、急な放電によってバッテリーの劣化を早めてしまい、場合によっては致命傷になることもあるので、BMSはそうした致命傷からバッテリーを守るための安全機構として取り入れられていて、ある程度の電力負荷がかかるとバッテリーを停止させるように働きます。バッテリー自体の性能としてはもう少し大きな電流が流せるのですが、BMSがいわばリミッターのような役割で電流の上限を制限しているのです。

BMSとはリミッター


Redodo社の200AhバッテリーはBMSが100A、となっています。これはつまり、バッテリーから取り出せる電流の上限を最大100アンペアまでに制限しているという意味です。バッテリーの正常電圧は12.8Vくらいなので、100A×12.8V=1280W、つまり、持続的に取り出せる定格電力は1280W以内ということになります。一方スペック表の「ピーク放電電流」が280A(5秒間)となっていますから、瞬間的(5秒以内)なら280A×12.8V=約3500Wまでは取り出すことが可能ということになります。


もし日常的に使う電力が1280W以上になるようなら、同じRedodo社の200Ah「Plus(プラス)」という方を選べば、こちらはBMSが200Aに設定されているのでさらに余裕をもって高い電力を取り出すことができますし、あるいはもう一つの方法として同じバッテリーを2台直列に繋ぐという方法もあります。
バッテリーを直列に繋ぐと電圧が2倍(12.8Vの2倍で25.6V)になるので、BMSが100Aのままでも電圧が2倍になることで取り出せる定格電力も2倍になります。100A×25.6V=2560W、つまり定格電力が2560Wまで使えることになるわけです。


もう一つ、スペック表の一番下にあるようにRedodo社のバッテリーは「保証期間5年間」となっています。
エコフローが2年保証でしたから、5年保証というのはとてもありがたいサービスで、このことは製品の安全性に対する自信を表わしているように感じます。あまり壊れないからこそ自信をもって5年という長期保証をつけているんでしょうね。

尚、保証サービスを受けるにはRedodo社の公式オンラインストアかAmazonなどショップで購入したことが証明できるもの(注文番号やレシート・領収書)が必要となりますから、購入した時は注文書の控えなどを必ずプリントアウトしておくようにしましょう。ネット販売が主流になった今では、購入証明書や領収書は必ず印刷して残しておくことを習慣づけたほうが良さそうです。
こういった販売証明書は、エコフロー社の修理問い合わせの際にも聞かれましたし、iPhoneが故障した際も購入証明書が準備できなくてサポートが受けられず痛い目にあいましたので、今や当たり前になりつつあるようです。中古品の流通が盛んになってきているので尚のこと、新品購入した最初のユーザーであるという証明が大事だということだと思います。


ちなみに、Redodo社のバッテリーは発注した翌日には商品が発送され、2日目に到着するという迅速さでした。こうした発注から納品までのスムーズさからも日本国内での販売体制がしっかり整っていることを感じます。

さて次回は、新しいRedodoバッテリーとインバーターの接続テストに入っていきたいと思います。



Redodo 12V 200Ah リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(PSE認証済み)jp.redodopower.com



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