ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

サンルーム〜デッキの屋根を張り替える

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


先日、家のサンルームとベランダの屋根を10年ぶりに張り替えしましたので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。

ポリカは10年が限界だった

2015年にDIYで製作したウッドデッキの屋根材には「中空ポリカ」という、薄いポリカーボネートを貼り合わせた素材を使っていたんですが、夏の紫外線と冬の積雪で徐々に劣化して、表面がひび割れしてくるようになりました。


中空ポリカの耐用年数は約10年といわれていますから、うちの屋根もちょうどそれくらいの年数で寿命を迎えたことになります。正直、耐用年数10年と書かれていても実際にはもう少し保つだろうとタカをくくっていたんですが、本当に10年でダメになってしまいました。


中空ポリカはダンボールのような構造になっていて、表面がひび割れても裏にもう一枚のポリカがあり、今のところまだ雨漏りまではしていなかったのですが、このまま梅雨を迎えるのは、かなりリスクが高いと思い、今年のうちに交換した方がいいと判断しました。


ちなみに、ポリカやアクリルのボードというのは夏と冬で大きさが変化します。気温の変化で収縮したり膨張するんですね。なので、ボードをビスで固定すると、夏と冬のサイズ変化で板が割れてしまいます。したがって、ポリカを屋根に使う時はビス固定するのではなく、板の継ぎ目を上からバーとゴムシートで押さえるように固定する必要があります。


sleepysheep-zzz.hatenablog.com

ウッドデッキの屋根の固定方法については、以前に記事にしましたので、興味のある方はそちらもご覧ください。


内側まで雨が漏れてくるようなことはないですが、長年のうちに継ぎ目から少しずつ水分が浸透して、屋根材の端の方は一部腐食していました。


短い春が終わり、ようやく気候が安定してきた5月、梅雨が来る前に屋根を張り替えてしまおう、というわけで、GWの休みを使って屋根作業を決行することになりました。

まずは屋根を固定していた部材を全て取り外し、ポリカ板を撤去する作業です。



家の南面、横幅いっぱいに設置したウッドデッキは長さが7.4mほどあります。古い部材の撤去だけで半日かかりました。1人で脚立に登ったり降りたりしながら、少しずつ解体していく作業はかなり骨が折れましたが、屋根を設置した時の作業に比べたら、バラしていく方がずいぶん簡単です。


本当はその日のうちに市のクリーンセンターに持ち込んで粗大ゴミとして引き取ってもらおうと思っていたのですが、持ち込みは事前予約制で、しかも平日しかやっていないということで、今回はとりあえず庭の片隅に積み上げておくことにします。


骨組みだけになったサンルームの屋根を見上げると、5月の快晴の空が眩しく輝いています。
この2〜3日、雨が降らない予報なので、安心して作業が進められます。


前回は中空ポリカを使いましたが、今回は、ポリカの波板を使おうと思います。
サンルームの屋根に波板を使うのは、何となく雰囲気が良くない気がしたのですが、作業性を考えると波板の方が施工はかなり楽です。波板の耐用年数も約10年と言われているので、また10年後には交換作業をしないといけませんが、その時も波板の方が解体も楽にできそうです。


少しでも寿命を伸ばすために、紫外線による劣化を防ぐコーティング剤を波板に塗っておくことにしました。

波板を屋根に設置してからペンキを塗るのは大変なので、波板を貼る前にあらかじめコーティング剤を塗布して乾かしておきます。

初めて使うものなので、どれくらい効果があるかは未知数ですが、これで少しでも寿命が伸びてくれると助かります。
7尺(210cm)の波板13枚で、1.6リットル入りのペイント半分くらい使いました。


残りは、また次回塗るために置いておくことにします。4〜5年ごとに上塗りすれば、波板の寿命がもっと伸びるかもしれませんね。


ちなみに、今回使った波板はポリカ波板のエンボス加工、ブロンズ色の7尺のもので、1枚2280円(税込)でした。
波板には「片面耐候」と「両面耐候」の2種類があるのですが、少しでも長持ちするように両面耐候のやつを選びました。
片面耐候は、文字通り紫外線をカットする加工が片面だけに施されていて、波板を張るときは耐候面の方を上にして張るようにします。ステッカーで「こちらを上にして施工してください」と書かれています。


両面耐候の方は、両面に紫外線カットの処理が施されているので、どちらを上にしても大丈夫です。


両面耐候の波板は少し高いのですが、耐久性を考えると、絶対に両面耐候タイプを選ぶ方がいいと思います。

桟木に波板を留めていく

解体が終わったので、次は波板を屋根の桟木に固定していく作業です。



2mmほどのドリルで波板に下穴を開けてから、波板専用のビスを使って波板を固定していきます。


ちなみに、波板をビス固定する場合は、波板の山の頂上に下穴を開けてビス固定します。あまり強くネジを閉めると波板の山がすぐにたわんで、波板がいびつな形に歪んでしまうので、締め付ける力加減に注意が必要です。

家の外壁の凸凹の部分は、波板を凸凹に合わせてカットしてやります。

最初はディスクグラインダーでカットしてたんですが、試しにハサミで切ってみると、何の苦労もなくハサミで切ることができました。


そうやって外壁の形に合わせて波板をカットし、屋根に乗せてビスで固定してから、外壁に接する部分にシリコンシーラントを使って、隙間を穴埋めしておきます。


シリコンシーラントもずいぶん値段が上がりましたね。少し前なら1本200〜300円で買えていたのが、今では1本500円を超えています。家の端から端までコーキングして、何とか3本で足りました。


今回の屋根張り替え工事にかかった費用は

*波板(両面耐候)7尺@2280×13枚=29640円

*波板固定ビス(約230本)3500円

*シリコンシーラント@520×3本=1560円

*波板用目地材5本800円

*追加木材(赤松桟木)4m×2本 1200円

*雨樋の補修部品1500円

*紫外線遮断ペイント1.6L 3300円

合計41500円



屋根の張り替えが終わったテラスで、その日の夜は家族でバーベキューの夕食をいただきました。冷えたビールの美味しかったこと!



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