ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

鳥たちが運んでくれたもの

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は久しぶりに、わが家の庭について書いてみたいと思います。


ようやくセミが鳴き始めて

連日35度を超える猛暑で、もうすっかり真夏だと思い込んでいましたが、実はまだ7月半ばに差し掛かったばかりで、本当の暑さはこれからが本番です。


でも、よく考えてみたら、今年の夏は何かが足りない。
そう思って庭の木を見ていると、今年はまだセミが鳴き始めていないことに気づきました。


そうなんです。セミの大合唱が夏にはつきものなんですが、今年は暑さだけ先にやってきて、セミたちはまだ土の中です。



そう思っていた矢先、今週、うちの庭でもようやくセミの初鳴きを聞きました。
「シュワシュワシュワシュワ……」とクマゼミが一番乗りで鳴くのが聞こえてきます。
やっぱり、夏はこれがないと始まりません。

クマゼミに続いて、これからニイニイゼミ、ミンミンゼミと、だんだんにぎやかになっていくでしょう。そして、少し遅れて、朝夕にツクツクボウシが鳴きはじめ、その頃には、少し気が早い秋の虫たちの声が聞こえるようになってきて、暑い夜にほんの少しだけ「涼」を感じさせてくれます。


虫たちの大合唱。風鈴の音。
蚊取り線香の匂い。高校野球の応援合戦。


ずっと変わらない夏の風物詩です。



日本には、春夏秋冬を更に6等分した「24節気」という暦があります。多少、時期のズレはありますが、24節気は季節の移り変わりを実によく表していると思います。
24節気の中で夏を表すのは「夏至」「小暑」「大暑」の3つで、大暑の次にはもう「立秋」がやってきます。


立秋は8月7日とまだ暑い時期ですが、たしかにお盆が近づいてくると、燃えさかる太陽の勢いにも、ほんの少しかげりが見え始めて、ところどころに秋の気配を感じられるようになってきます。



標高の高い高原では、この頃にはもう秋の花が咲き始めますから、そういう場所に涼を求めて車中泊に出かけるのもいいかもしれませんね。


鳥たちの鳴き声で1日が始まる

さて、わが家には、東の庭と南側の庭に古い大きなキンモクセイの木があります。
おそらくこの家が建てられたときに植えられたもので、樹齢は45年くらいになるのではないかと思います。
キンモクセイは常緑高木で樹高が6〜7mくらいになると言われていますが、うちのキンモクセイも家の屋根と同じくらいの高さがあるので、おそらく樹高はそれくらいに達していると思います。
常緑のキンモクセイは冬でも葉が繁っているので、鳥たちが木の中に巣を作ってそこで暮らしています。朝夕に鳥たちのさえずりが聞こえてきます。


夜明けとともに鳥たちがさえずりはじめるので、夏は朝5時頃にはにぎやかな鳴き声が聞こえてきて、窓を開けているととても賑やかすぎてゆっくり寝ていられません(笑)



チョッピー、チリーチョ、チーツク、チョッチョッ、スイッチョ…。


鳴き声に特徴があるこの鳥は、おそらくホオジロです。姿は少しスズメにも似ていますが、鳴き声がとても特徴的なので、すぐ分かります。


ホオジロは鳴き声のパターンが複雑なので、なかなか口でマネするのは難しく、昔から「聞きなし」といって、鳴き声が話し言葉に例えられています。たとえば、「一筆啓上たてまつり候」というのが有名ですね。最近の例えでは「ちょっとエクスキューズミー?」という聞きなしもあるそうです。
これなんか、イントネーションも含めて、なかなか上手い例えだと思います。

鳥たちが運んできたもの

うちの東側の庭、キンモクセイの木の根元に、ちょっとした水場が設けてあります。


水中ポンプを使って水を循環させ、岩肌にちょろちょろ水が流れるようにしてあるのですが、鳥たちにとってはこの水場が、格好の水浴びスペースになっていて、入れ替わり立ち替わり、鳥たちが羽を洗いにやってきます。


キンモクセイの繁った葉に覆われて外からは見えにくいので、鳥たちは天敵を気にせずのんびり水遊びをして、ついでに水場のまわりにフンを落としてから飛び立っていきます。


この、鳥たちのフンの中には、どこかでついばんだ木の実のタネが混じっているのでしょう。水場のまわりを観察してみると、見覚えのない様々な実生(みしょう:木の実のタネから発芽した草木)が、いつの間にか育っているのを見つけることがあります。

いつからかアケビがツルを伸ばして、キンモクセイの枝に絡んで花を咲かせていたり。


葉っぱが大きく切れ込んだヤツデが、艶のある葉っぱを広げていたり。

そのヤツデの葉っぱの下には、小さな小さな山椒の赤ちゃんが、ひょろっとした葉っぱをのぞかせていました。

指で葉っぱをつまんで匂いを嗅いでみると、小さいけれど確かに山椒の香りがします。この山椒もそのうち大きくなって、わが家の食卓に彩りを添えてくれるかもしれません。


こんな風にして、植物たちは仲間を増やすために、タネを遠くに運ぶ工夫をしているのですね。
あるいは、綿毛を広げて風に乗って遠くまで飛んでいったり、あるいは、引っ付き虫のように動物の体毛に引っ付いて遠くへ移動したり。
クルミや栃の実のように川の流れで下流へ運ばれていったり。


わが家の場合は、鳥たちがいろんな森の恵みを、ここへ運んできてくれます。
時にはハイエースの窓ガラスが、鳥の落とすフンで汚れることもありますが、まあ、それくらいは大目に見ないといけませんね。


もうすぐ8月です。
皆さん、暑さに気をつけて、どうぞ素敵な夏をお過ごしください。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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