ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース ルーフテントキャリア製作その2





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて今回はハイエースのルーフテント計画第2弾をお届けしたいと思います。

キャリアに足場を乗せて骨組みを作っていく

先日ソーラーパネルの移設と、キャリアを1セット追加設置するところまで済み、ハイエースの屋根にキャリアの足が全部で8本になりました。

今日はこのキャリアの上にアルミの角材を使って骨組みを作っていきます。

骨組みの基本的な構造は
1. キャリアのバーを土台にする
2. キャリアバーと直角に交差するように縦桟を固定する
3. 縦桟の上に横桟を等間隔で並べていく
4. 横桟の上にフラットな板を貼る

だいたいそんな感じになります。


ではさっそく縦桟の固定から取り掛かっていきましょう。
以前、うちの家の柵をやりかえた時に出た古いアルミバーがちょうどいい長さだったので、これを縦桟として流用することにしました。長さ2mが4本。断面は長方形で数字の9みたいな形をしています。

これをキャリアバーと直角に交差するように、キャリアバーの下から縦桟を固定していきます。つまりキャリアバーと屋根の間に縦桟が入る形です。

固定にはステンレスの平板金具とM6×60mmのボルト2本を使ってキャリアバーをまたぐように固定します。ボルトの長さは50mmでも足りそうでしたが、ワッシャーとスプリングワッシャーの余裕をみて60mmにしました。


ボルトが通る穴を縦桟のアルミバーに開ける必要があり、作業は屋根の上に上がって行いました。あらかじめ印をつけてから下で穴あけしてもいいんですが、こういう細かい作業はどうしても微妙なズレが出るので、現場合わせする方が無難です。

キャリアの上に足場板を置いて、道具や材料を上げてから、屋根に上がって1か所ずつ穴あけしていきます。
マキタの充電式インパクトドライバーを使って、まずは2.5mmの細いドリルで下穴を開けてから、4mm.6mm.8mmとだんだん穴を大きくしていきます。
穴あけ自体は相手が柔らかいアルミなので軽く貫通します。ただ、アルミの削りクズが出るので、それは丁寧に取り除いておきましょう。屋根の上にアルミのクズが残っていると、隙間に入り込んで傷の原因にもなります。


下穴が開いたらボルトで固定していくのですが、いきなりナットを締めてしまわずに仮固定しておいて、全部の位置が決まってから本締めしていきます。



と、ここで問題が発生しました。
実はハイエースの屋根は完全な平らではなくて中央付近は微妙に盛り上がっているんですね。中央あたりは屋根とバーとの隙間が50mmくらいしかなく、2本目の縦桟を入れてみると全く隙間がありません。無理矢理さしこめば屋根は傷つきますし、ボディと縦桟が常に密着していずれ錆が出てしまうことでしょう。

これは予想外でした。

うーん。


予定では縦桟4本のつもりだったのですが、急遽横桟に使う予定の25mmアルミ角材を1本縦桟に回すことにしました。
25mmの角材なら隙間は大丈夫です。残りの4本は左右に2本ずつ少しずらして配置することにします。
縦桟が合計5本の縦桟になりました。


これに伴って、縦桟を固定するためのステンレス平板金具とボルトナットが足りなくなってしまいました。


今から買い出しに行くにも、ハイエースの屋根の上はまさに作業中で車を出す訳にもいきません。

仕方ないので、金具やボルトが足りないところはとりあえずステンレスの16番くらいの針金で縦桟を結えておくことにします。あとでまた材料を買ってから、そこだけやることにしましょう。


位置を微調整してからボルトを本締めし、何とか縦桟が固定できました。
次は横桟に取りかかります。

朝から作業して、既に12時を回っています。今日は奥さんと子どもたちはひいおばあちゃんの家に電車に乗ってお出かけしてくれているので、1人でお昼ご飯を作って食べてから、また作業を続けます。

25mm角材で横桟を設置

さて、午後は横桟の設置作業です。


横桟は長さ4mのアルミ角材からサンダーで切り出していきます。キャリアバーの長さは1470mmなのですが、横桟の長さは現場合わせで実測する必要があります。そのために、まずキャリアバーのエンド部分に30mmのアルミチャンネルをはめて、横桟を受けるための枠を取り付けます。

言葉で伝えるのは難しいですね。写真で分かってもらえるでしょうか?アルミチャンネルというのは断面がコの字型をした棒のことです。これをキャリアのバーエンド外側からはめていきます。手で押し込むだけでは硬くてはまりませんが、ゴムハンマーで叩きながらはめていくと、エンドキャップを挟むようにしてしっかり固定されました。
このコの字型の内側に、25mmのアルミ角材がちょうどはまるんです。

アルミチャンネルは30mm角で、アルミの厚さが2.4mmあるので、コの字型の内寸は30mm-2.4mm-2.4mm=25.2mm
25mmの角材がほぼぴったり収まるんですね。

ルーフテントの設計を考えていて、この組み合わせが見つかった時は嬉しかったですよ。
強度的にもデザイン的にも一番大事な部分だったので、これで何となく上手くいく気がした瞬間でした。



さて、コの字型のアルミチャンネルを左右のバーエンドにはめて、左右の長さを測ってみると1498mmありました。
少しゆとりを見て、横桟の長さは1495mmでカットすることにします。


横桟は当初16本プラスキャリアの一番後ろ側に1本で17本の予定でしたが、縦桟を5本に増やしたことで横桟の本数を減らさないと材料が足りなくなります。そこで、横桟は14本プラス1本の15本に予定を変更しました。横桟の間隔は当初の7.5cmから8.75cmに少しだけ広がりますが、強度的には問題ない範囲でしょう。


横桟の間隔が等間隔になるように、木片を8.75cmにカットしてバカ棒を作りました。これがあるといちいち測らなくて済むんです。


位置が決まったら、ステンレスのドリルビスで固定していきます。


こうして横桟の固定まで完成しました。


次は天板を乗せていく工程ですが、結構いい時間になってきましたので、今日の作業はこの辺にして、不足の材料を買いにホームセンターへ行くことにしましょう。

近くのホームセンターでは材料が揃わないので、草津の方にある大きなホームセンターまで足を伸ばすことにします。


それでは続きはまた次回。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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