ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

秋深い信濃路〜白川郷 車中泊の旅 ①



ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は、諏訪湖から白川郷、そして白山を抜けて石川に抜けるルートで2泊3日の車中泊の旅に行ってきました。子どもたちのリクエストに応えた結果の苦肉のルート、果たしてどうなりましたやら。

初日は土曜の午後出発

11月は町内会のゴミ当番だということをすっかり忘れていました。
本当なら金曜日の夜発で、3泊4日にする計画だったのですが、うちの町内は土曜日は燃えるゴミの日なので、ゴミ当番はネットを出したり、ゴミ回収のあと片付けをしなくてはいけません。


やれやれ。
ゴミ回収車がくるのはだいたいお昼過ぎです。
丸々午前中は時間が空いてしまったので、仕方なく、庭の少し伸び過ぎたユーカリの木を剪定することにします。

今日のゴミ回収に一緒に出せればよかったのですが、切り始めてみると相当な量になりまして。切った枝を玉切りにしてから、大量に出た葉っぱをゴミ袋に詰める作業に予想以上に手間がかかり、ゴミ袋に詰めている途中でゴミ回収が来てしまいました。

完全に本末転倒です。
車中泊に出る前に木を切る奴なんて、世界中探しても私だけでしょう。。。



奥さんも手伝ってくれて、何とか枝の処理が終わり、結局家を出たのはすでに1時半を過ぎた頃でした。



お昼も食べずに出たので、近くのスーパーでおにぎりや何かを買い、車を走らせながらお昼を済ませます。

いつもならのんびり走る高速道路も、秋の落日は目に見えて早く、名神から中央道に入り、恵那山トンネルを抜ける頃には何となく薄暗くなってきて、ますます気が焦ります。

本当なら明るいうちに諏訪湖畔に到着して、D51蒸気機関車で子どもたちを遊ばせてやりたかったのですが、諏訪インターに着いたころにはすでにあたりは真っ暗でした。


夏の車中泊なら5時半といえばまだ昼間のように明るく暑い中ですが、11月の信州はもう秋から冬に差しかかる時期です。
計画では、諏訪湖畔で機関車で遊んでから更に移動して、松本のアルプス公園に停泊しようかと考えていたんですが、今晩は大人しく諏訪湖畔に停泊して、明日の朝に機関車で遊ぶことにしましょう。




お昼が軽かったので、お腹が空いた私たちは、インターから諏訪湖に向かう街道沿いにあるお蕎麦屋さんで晩ご飯をいただくことにしました。

「小木曽製麺所」という、製粉工場直営の半セルフ方式のお蕎麦屋さん。セルフの讃岐うどんのお蕎麦版という感じのお店です。


蕎麦の味は、信州上田あたりの香り高いお蕎麦と比べると多少見劣りしますが、十分美味しい二八蕎麦でした。こういうお店が関西にあったらきっと流行るだろうなと思います。


千人風呂で有名な片倉館へ

美味しいお蕎麦でお腹がふくれた私たちは、停泊場所の諏訪湖畔に行く前に、先にお風呂に入って行くことにしました。


これまで何度も諏訪に来たことはありましたが、実は片倉館に入るのは今回が初めてでした。何となくミーハーで敷居が高そうな感じがして敬遠していたんですね。

片倉家というのは、昔、製糸業で財をなした地元の名士だそうです。その片倉家が地元に財を還元する目的で入浴と保養のための施設を作ったのが始まりだとか。




大正ロマンを感じる建物の外観と、古代ローマっぽい調度品や内装で、映画テルマエロマエのロケ地にもなったそうです。




伊藤博文さんもコロナ禍でフェイスシールドをしておられました。
厄介なことです。



ふと、壁に貼られているポスターを見ると「諏訪湖エール花火」とあります。
日付は。。。今日じゃありませんか⁈


諏訪湖の花火を見逃してしまいました。
5時半といえばちょうど諏訪湖に到着する少し前です。あと少しだけ早かったら花火が見られたかもしれません。


もし、これから諏訪方面に行かれる方は、あと何回か花火が上がるらしいので、是非時間に遅れないように。
花火は7分間限定だそうです。
7分間だけど、7分間に500発上がるので、かなりの迫力だと思います。
諏訪湖の花火のダイナミックさは一見の価値ありですよ。



肝心の片倉館のお風呂ですが、湯船は千人風呂と言われる広い浴槽が一つだけです。
浴槽は深さが110センチあり、底には玉砂利が敷き詰められています。小さな子どもさん連れの場合は溺れないように注意が必要です。
うちも案の定、2人の子たちそれぞれ1回ずつお湯を飲みました(笑)


片倉館の入浴料は大人750円、3歳以上は450円、うちは家族4人で2400円かかりました。営業時間が20時までと早めなので、そこだけが注意です。

初日は諏訪湖畔に停泊

お風呂から上がった私たちは、諏訪湖畔にある無料の駐車場に停泊しました。
片倉館からはほんの眼と鼻の先、1分もかからない距離です。
他にも何台か車中泊の先客がいましたが、駐車場はまばらで、蒸気機関車に1番近い場所に停めることができました。
就寝のためのレイアウト変更をする間、子どもたちはD51を見に飛び出していきました。
「今日はみるだけだよ〜」と声をかけると、本当に言われた通り、周りから機関車を見るだけでじっと我慢している健気な子たちでした。


レイアウト変更ができたので、家族で車内に入ってしばし夜食タイムしてから寝ることにしました。
缶ビールのおつまみにと買っておいた「チーたら」が、子どもたちにほとんどやられてしまい、私は少し湿気た柿の種にします。


大人たちも子どもたちも、この、夜寝る前の夜食タイムが、おそらく車中泊ベスト3に入るくらい好きです。
夜食そのものというより、夜食をつまみながら家族で過ごす時間そのものが好きなんだと思います。
親たちは、もうあとは何もしなくていい開放感と、子どもたちはそんな2人の親に好きなだけ構ってもらえる嬉しさと。
だから子どもたちはなかなか眠りにつこうとしなくて、そして結局、最後はライトを消して強制終了となるのです。

うちの車中泊ブログに割とよく登場するここ諏訪湖畔の無料駐車場ですが、ここは車中泊の停泊場所としては本当におすすめの場所です。

24時間利用可能な駐車場はいつ訪れても比較的空いていますし、トイレ設備も整っています。周辺は諏訪湖畔に面して広々した遊歩道や広場が整備され、諏訪湖沿いの観光スポットへのアクセスも良好です。



さて、信濃路〜白川郷の車中泊旅 前編はこの辺で。
引き続き、後編をお届けします。




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