ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊ハイエースにリアラダーを取付



ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


先日、ハイエースのリアゲートにラダー(はしご)を取り付けましたので、今回はそのことについてご紹介したいと思います。

ルーフテントとセットで威力を発揮

去年の秋に、ハイエースの屋根にルーフテント用のキャリアを自作しました。
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ルーフテントをDIYした時に余ったアルミフレームではしごも自作して、今まではそれを使ってたんです。
はしごは屋根の上に積んでおいて、ハイエースに上がる時ははしごを屋根から下ろして使っていたんですが、はしごの積み下ろしがけっこう面倒なんですよね。

キャリアの高さが210センチほどあり、はしごを下ろすためにもう一つ別の脚立が必要です。
つまり、ハイエースに脚立を積んでおいて、まず脚立を出してその上に登ってはしごを下ろすという二度手間が毎回生じるわけです。


ハイエースの屋根に上がるためのひと手間が地味に面倒くさいことがネックになり、せっかくルーフテントキャリアをこしらえたのに、あまり屋根の上に上がることなく1年が過ぎてしまいました。


気軽に屋根に上がるためには、はしごが常設されているに越したことはありません。



リアラダーの存在は以前から気にはなっていたんですが、取付が大変そうなイメージがあり、今までは躊躇していました。
そこで、これを機に「ハイエース リアラダー」と検索して、色々調べてみました。


一口にリアラダーといってもさまざまなタイプがあり、リアゲートに向かって右端に取り付けるタイプと、中央に取り付けるタイプに大きく分かれます。そして、車種ごとにラダーの種類が違うので、うちの場合、ハイエース200型標準ボディ、標準ルーフ用というのを探さなくてはいけません。


ラダーの取付は、リアゲートに穴を開けたりビスどめしたりする必要はなく、車種別のステーを使って、リアゲートの外枠の部分に挟むようにして固定するタイプが多いようです。
取付自体は大した作業では無さそうですし、つけ外しも案外簡単みたいです。
まあ、一度取り付けてしまえば、基本的に外すことはないとは思いますが。


ネット情報によれば、ラダーをつけたままで車検も通るみたいです。



それにしてもリアラダー、中古でもけっこういい値段してますね。相場で30000円くらいはするみたいです。
しかも送料が別に6000円〜10000円くらいかかります。大型商品なんで送料も高いんでしょうね。



屋根に上がるためだけでなく、ラダーの部分を使って自転車をくくりつけたかったので、できればゲートの中央に取り付けるタイプのはしごがいいなと考えていました。


根気よく探していたところ、ヤフオクで「アイバワークス」製のステンレスラダーが手頃な価格で出ているのを見つけました。アイバワークスなら品質や丈夫さには定評があります。


最近メルカリばかり利用して、久しくヤフオクを使っていなかったので、少しドキドキしながら入札してみました。

メルカリの場合は、値下げ交渉で値段が下がることはあっても表示価格が吊り上がるということはありませんが、ヤフオクの場合は、他に入札者がいれば値段がどんどん吊りあがっていくのが怖いところです。

昔、ある商品がどうしても欲しくて、つい熱が入って高値で競り合ってしまった苦い経験があります。そうなると、新品を買うのと大して変わらなかったりします。
さらにヤフオクの場合は送料が購入者負担というのも気を付ける必要がありますよね。


さて、アイバワークス製のステンレスラダー。
他の誰かが最高入札額を更新しないことを祈りつつ落札が終わる時刻を待ちました。


すると、なんと幸運なことに、他に一人も入札者が現れず、開始価格のままで落札することができたではありませんか!
落札価格は7800円でした。
定価が45000円するステンレスラダーなので、これは思った以上に安く手に入れることができました。


送料が別に6000円かかるので、実際には合計13800円ということになりますが、それでも安いですよね。
出品元の岐阜県まで引き取りに行こうかとも考えたのですが、往復の交通費や所要時間のことを考えると、送料を6000円払う方がかえって安くつきそうなので、そのままおとなしく送ってもらうことにしました。


アイバワークス製は期待通りの頑丈さ

ヤフオクで落札してから1週間ほどが経ち、ようやくリアラダーが届きました。


オールステンレス製の丈夫そうな作りです。溶接もしっかりしていて、さすがはアイバワークスという感じです。目立った傷や凹みもなく、ステー類も歪んだりしてなくて、安心して使えそうです。持ってみると思ったより軽く感じました。


送られてきたのはラダー本体と、上部ステーが1つ、下部ステーが2つ。パーツはそれだけです。
固定用に12mmのボルトが4個ついていました。出品者の方が新品のボルトを付けてくれたのですが、ユニクロ(鉄製)のボルトなので、このままこれを使うと、あっという間に錆びてしまうことでしょう。


雨風や排気ガスにさらされる過酷や屋外使用ですので、ここはやはりステンレス製のボルトとナットに替えておくことにしましょう。

それにしても、リアラダーに使用するパーツはたったこれだけなんですね。人間が上り下りする体重を支えるはしごなので、もう少しパーツが多いのかと勝手に想像していたので、少し驚きました。


取り付け方は、可動式になっている上部ステーをハイエースのリアゲートの上端に引っかけるようにして、はしごをドアに垂らすようにしてから、下部ステーを使ってリアゲートの下端にボルトで固定していく形です。


要するに、人間が上り下りする際のはしごへの荷重は全て、上部ステーを引っかけるドアの上端の1か所にかかり、下部ステーはラダーが外れないためにはしごとドアを固定する目的となります。荷重はすべて上部ステーの1カ所にかかるようです。


強度的には80kgまで大丈夫ということです。
ラダーへの荷重は大丈夫そうですが、ハイエースのリアゲートの上部1カ所に荷重が集中するということが、素人目には少し心配な感じではあります。

まあ、トヨタの純正ラダーも同じ作りなので、そこはちゃんと荷重計算されているんでしょうね。


リアゲートに上部ステーをひっかけたところです。ステーがボディに当たる部分には、傷防止のためシートを貼って保護しておきます。



こちらははしごの下部ステーの部分。

ボルトを締め付ける前は1センチくらい隙間が空いた状態です。

そのままではボルトの長さが足りずナットがねじ山にかかりません。そこでミニ万力を使ってステーを少し締めあげてから、ナットを締めつけていくことにしました。


1センチほどあった隙間がぴったり締めあげられました。
このように完成した状態を想定して、ラダーの形状や寸法がデザインされ、ボルトを締めあげることで最良の強度が出るように設計されているんでしょうね。
日本の工業製品の品質と精度の高さ、そして流れるような美しいフォルムはさすがアイバワークス製だと思います。


取付が完了しました。

アイバワークスのラダーは、はしごの数が5本あるのが特徴です。ラダーによってははしごが4本のタイプもありますが、それだとはしごの一番上と下に隙間ができて、屋根に上がる最後の1本が屋根より少し低い位置になります。ほんのわずかな差なのですが、この最後の1段というのは上り下りにおいては結構大切なのです。もし皆さんがリアラダーを選ばれるときは、4本はしごではなく是非5本はしごを選びましょう。


リアゲートとラダーとの間にできる隙間、つまりリアゲートの壁面とはしごとの距離(出っ張るふくらみの部分)が、他社のラダーより少し広めに設計されているのもアイバワークスの特徴です。

はしごと壁との距離があまり近いと、上り下りする時に靴の先がリアゲートに当たってしまって、ヘタをすると靴を滑らせてステップを踏みはずす恐れがあります。


リアゲートを上げるとはしごとルーフキャリアの隙間が1センチないくらいでした。
もしはしごがキャリアに当たるようなら、キャリアを前にずらす必要があったのですが、ぎりぎり大丈夫なようです。


これでハイエースの屋根に上り下りするのがうんと楽になりました。
ルーフテントはもちろん、リアに自転車をくくりつけたり、屋根に荷物を固定したり、また車中泊用にゴミ箱を設置することも気軽にできそうです。


早速、真っ先にはしごを上がっていく下のチビ介くん。


これからどんどん活用していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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