ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

最終日は欲張り大移動の旅


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


いよいよ北海道旅も最終日となりました。
この日は釧路でカヌーをしたあと、東の釧路から西の小樽まで、北海道をダーッと横断して、夜遅くフェリーに乗る予定です。

釧路湿原でカヌー体験

朝の気温は26℃前後と昨夜もクーラーいらずの涼しい夜でした。

ただ、夜中に風が強く吹いてタープが倒れてしまい、それで起こされてしまったので若干寝不足ぎみの朝です。


朝ごはんを手早く済ませ、湖畔のカヌー受付でライフジャケットを着せてもらって、いよいよカヌーツアーの始まりです。

せっかくなので先頭には奥さんに座ってもらいました。

まずは達古武湖をカヌーで漕ぎ進んでいきます。


広い湖をゆっくり漕ぎながら湖の対岸まで進んだあと、そこから今度は釧路川につながる湿原の中の細い水路へと入っていきます。

パドルを持つ奥さんの後ろ姿が逞しいでしょ(笑)


徐々に水路は細くなっていき、右に左に蛇行しながら、まるで密林のようなジャングルの中を頭を屈めるようにして進んでいきます。このあたりに生えているのは主にヤナギの木だそうです。


細く曲がりくねった湿原の中を漕ぎ進むこと約30分。ジャングルを抜けるとサッと視界が開けました。
釧路川です。

ガイドさんによると、この日は長引く雨の影響で川の水位がかなり高くなっているそうです。
そのおかげでいつもより視界が1mくらい高いので、湿原の様子がよりはっきり見えて今日はラッキーだと言われました。
雨のおかげでいいこともあるもんです。


帰りはまた同じく湿原の細い水路を通って湖まで戻り、今度は湖の淵を漕いでキャンプ場まで戻りました。

湖畔から見る景色とはまた違った神秘的な湿原の中をカヌーでゆっくり進んでいくのはとてもいい経験になりました。


達古武湖からスタートするカヌーツアーは、往復1時間ちょっとのショートコースで1艇あたり7000円という料金でした。他のカヌー体験ツアーは1人8000円くらいするので、家族4人で7000円でガイドさんまでついてくれるのはなかなか良心的だと思います。

朝もやが残る朝一番のコースを予約するのがおすすめです。


海鮮土産と釧路ラーメン

カヌーツアーのあと、キャンプ場を後にした私たちは釧路市内に出て海鮮土産と釧路ラーメンのお店に寄っていくことにしました。
カヌーツアーのガイドさんが地元で人気のお店を教えてくれたのです。

釧之助(せんのすけ)

北海道ではかなり有名なお店らしく、釧路だけでなく遠くからわざわざ遠出してここにやってくる人も多いそうです。駐車場はものすごい混雑でした。

入口の巨大な水槽がひときわ目を引きます。

ガイドさんが絶対買って帰るべき!とおすすめしていたのがこのびん詰の鮭ほぐし。もちろん買って帰りました。
これは本当に美味しかったですよ!

それから、どこを探しても売っていなかった「乾燥帆立貝柱」をようやく見つけました。昔バイクで来た時に買った懐かしの味なんです。カチカチに乾燥した貝柱を口の中でゆっくり噛み締めているとジワッと帆立の旨みが滲み出てくるという、どちらかというと酒のつまみですね。
北海道でしか買えない味です。

釧路ラーメン夏堀(なつぼり)

買い物が終わる頃、ちょうどお昼になったので、釧路ラーメンを食べていくことにしました。
これまたガイドさんおすすめのお店「夏堀」という釧路ラーメン専門店でした。

釧路の中でもかなり人気のお店らしく、順番待ちの行列ができていましたが、運良く15分ほどで入ることができました。
ジャンルとしてはあっさり系の味になるんだと思います。私たちには少し塩味が効きすぎてやや塩辛く感じました。


各地を旅する中で、色々なご当地ラーメンを食べるのが私たち家族の楽しみになっています。
海沿いの町のラーメンとしては魚介スープが効いた尾道ラーメンが有名ですが、釧路もせっかく海の町なので、もっと魚介のだしを売り物にした特長のあるラーメンにすればいいのにと、勝手に思いました。


せっかく空が晴れたので

さて、釧路ラーメンを堪能したあと、本当はそのまま道央道で小樽まで真っしぐら、の予定だったんですけど、北海道最終日にしてこれ以上ないという真っ青な空を前に、このまま高速を走るだけというのはもったいない気がしてきました。
道央道のトマムあたりから少し北へ上がれば富良野まではそう遠くない距離です。


初日、雨のせいで富良野を断念していた奥さんのために、たとえほんの少しでも富良野の景色を楽しんでから帰るほうが、より思い出に残るはずです。
富良野を夕方までに出れば、小樽のフェリーには十分間に合うでしょう。


というわけで、私たちは予定を変更して道央道を途中で降り、富良野を目指すことにしたのでした。


地図によると釧路から小樽まで真っ直ぐいけば330kmほど、一方、富良野経由なら約430kmと100kmほどしか違いません。何しろ奥さん念願の富良野ですからね。ここはいっちょ頑張りましょう!


富良野

富良野という名前はアイヌ語のフラヌイ(匂いのあるところ)からきているそうです。十勝岳から硫黄を含む水が十勝川を流れてきたことから、そう呼ばれているんだとか。

富良野の東には十勝岳や富良野岳などの大雪山系の山々が神々しくそびえています。
一方、南西側には夕張山系があり、富良野はこの2つの山岳地帯にはさまれた盆地になっていて、周辺の丘陵地を含めた一体を富良野エリアと呼ぶそうです。地理的にはちょうど北海道の中心にあたります。

広々した平野部となだらかな起伏に富んだ丘陵地が織りなす美しい景色が富良野の魅力です。


富良野といえばラベンダー畑が有名ですが、ラベンダーの時期は6月〜7月なので、残念ながら私たちはラベンダー畑に出会うことはできませんでした。
その代わりにファーム富田のお花畑に立ち寄ってきました。ハーブ製品がたくさん売られています。ハーブの好きな人には堪らない場所でしょう。

定番のラベンダーソフトをいただきました。爽やかな味わいのソフトクリームでした。

〜北の国から〜

富良野と言えば、懐かしい「北の国から」のロケ地としてもお馴染みです。
ロケに使われた建物が今も残っていて、見学することができます。

しかも1カ所ではなくて、見学施設は3ヶ所に分かれています。結構な距離があるので、全部回ろうと思ったら車で移動しないと大変です。


北の国からのファンの方なら3ヶ所全部回ってもいいと思いますが、そうでなければ「吾郎の石の家」だけでもいいような気もします。

逆にいうと、吾郎の石の家は単にロケ地巡りというだけでなく、周辺の雰囲気も含めてなかなかいい感じの佇まいなので、ここは行って損はないと思います。


ロケが行われてから40年という時が流れ、その時間が、この石の家の様々な小道具たちにより一層の重みを与えているようです。



これも小道具?と思いきや、この家に棲みついているヘビが石の壁に身をひそめて体を冷やしているようでした。

あくまでフィクションの世界ではありますが、吾郎(田中邦衛さん)が一つ一つ石を積んでコツコツ手作りした石の家に触れ、その瞬間自分自身の人生と少しだけ重なりあったように感じた不思議な時間でした。


本日の走行距離 434.8km
釧路~富良野~小樽


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