ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

霧の摩周湖と乳しぼり体験


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


前日は好天に恵まれ、知床の大自然を堪能したあと羅臼にあるオートキャンプ場で車中泊キャンプした1日でした。羅臼オートキャンプ場は素晴らしいロケーションと設備、そして1泊1200円という破格の安さで、間違いなく北海道おすすめキャンプ場のベスト3に入ると思います。子どもたちが遊べる遊具などはないですが、シンプルにキャンプを楽しめるなかなかレベルの高いキャンプ場だと思います。


またも天候に泣かされた北海道7日目


羅臼オートキャンプ場で北海道7日目の朝を迎えた私たちはこの日、羅臼から弟子屈へ向かい、摩周湖や屈斜路湖などを回ってから釧路に向かう予定です。


朝のうちは日がさしていたのに、弟子屈へと標高が上がるにつれどんより曇っていきました。どうやら今日も天気が悪そうです。

摩周湖、神の子池、屈斜路湖、阿寒湖など、弟子屈周辺にはいくつかの美しい湖が点在していて、この日はそれらを順に訪れる予定だったのですが、「霧の摩周湖」と言われるようにこのあたりはとても天候が変わりやすく、深い霧が立ち込めると何も見えなくなってしまいます。



まず最初に神の子池を訪れました。アイヌの人々が神の池と呼んでいた摩周湖、その摩周湖と伏流水が地下で繋がっているという言い伝えから、神の池の子ども「神の子池」と名づけられているそうです。

透明度の高い透き通った水は美しいエメラルドブルーで、枯れた倒木が池の中に折り重なるように横たわる姿がとても神秘的でした。小さな池なので、子どもでも無理なく歩けます。

水の中をイワナに似た魚が何匹も泳いでいました。オショロコマ(カラフトイワナ)というそうです。


小雨が降る森の中、ヤッケを着て神秘的な池のほとりを家族4人で歩きました。気温は暑くもなく寒くもなく、少し秋を感じる静かな朝の散策でした。


神の子池がとても素敵だったので、神の池(摩周湖)も見れたらさぞ美しいことだろうと期待して行ってみたのですが、やはり案の定というか、摩周湖は深い霧の中でした。

昔バイクで来た時も深い霧で何も見えませんでしたが、今回もまた同じ結果となりました。やはり神の池と言われるだけあって、滅多なことでは姿を見せてくれないようです。
まあ、こればっかりは仕方ありません。



気を取り直して、その次に向かった屈斜路湖は比較的標高が低いせいか霧はかかっておらず、穏やかな湖の姿を見ることができました。

屈斜路湖といえば、クッシーという正体不明の物体が話題になったことがありました。1973年のことだそうですから、それからもう50年も経つんですね。既にクッシーのことを知らない人もたくさんいるかもしれません。
クッシーがブームになり町おこしにもつながった屈斜路湖は、摩周湖と比べると身近なイメージで、湖畔にはテントサイトがあったり、湖水浴を楽しむ家族連れや遊歩道を散歩する人たちで賑わっていました。

牧場で乳しぼり体験

さて、屈斜路湖のあと阿寒湖にも行きたかったのですが少し時間がおしていたのと、この日は子どもたちが楽しめるアトラクションがなく、天気もぐずついて子どもたちが持て余しぎみだったこともあって、急きょ予定を変更して弟子屈にある体験牧場で遊んでいくことにしました。


予約もせずフラッと立ち寄ったのですが、牛の乳しぼりや牛の餌やり体験、そしてトラクターの後ろに乗って牧場の中を走るなど、いくつかの体験がセットになったプランをその場で申し込んで体験させてもらいました。
子ども2人の体験でも大人の付き添い料金というのが必要らしく、何だかんだで10000円くらいかかりました(汗)
さすがにちょっと躊躇しましたが、旅の思い出にと思い切って体験することにしました。


あとから子どもたちに旅の思い出を聞いてみると、2人とも口を揃えて「牛の乳しぼりが一番楽しかった!」と言うので、子どもたちにとっては何よりの思い出になったみたいで良かったです。


牛のおっぱいを手のひら一杯に握ってぎゅーっと絞ると、ミルクがジュワーって出てきます。2人とも真剣な顔つきで、手のひらに優しく力をこめて何度も絞っていました。ちなみに、乳しぼりをさせてもらった牛さんは「ななみちゃん」という名前だそうです。


乳しぼりのあとは絞った牛乳の試飲をさせてもらいました。とても濃厚な味わいの牛乳でした。

それから牛舎へ移動して、今度は牛の餌やり体験です。

観光牧場とはいってもれっきとした酪農家なので、牛舎にはかなりの数の牛たちがいました。

うさぎの餌やりとは比べものにならない巨大な牛たちが長い舌を出してエサに口を近づけてきます。子どもたちはおっかなびっくりしながら餌をあげていました。


うちの奥さん、「この長い舌があの焼肉の牛タンのタンやで〜」と子どもたちに話しかけてましたが、このタイミングでそれはいかがなもんでしょう?





餌やり体験のあとは、大きなトラクターの後ろに乗って牧場の中を走る体験をしました。
「この牧草を全部刈り取るのに一体どれくらいかかるんだろう?」などと考えながら、大きく揺れるトラクターで果てしなく続く北の大地をゆっくりゆっくり走る。
しょせん観光客でしかない私たちですが、その瞬間少しだけ北海道の人々の暮らしに触れたような気がしました。



その他、牧場の中にはトランポリンが置かれていたり、バットやグローブなどの遊び道具があったりして、広々した牧草の中で自由に遊ぶことができます。
何だかんだで牧場に2時間くらいいたでしょうか?




牧草の味がするという「牧草ソフト」を食べてみました。
乾燥した牧草を粉末にしてソフトクリームの上にかけてあるそうです。
ほんのり草の香りがして意外に美味しかったです。肝心の牧草が少なめでちょっと物足りない感じがしたので、できればもっと思いきって「苦っ!」ていうくらい粉末をかけたほうが面白いと思うんですけど。


このあと私たちは弟子屈から釧路に移動して、達古武湖(たっこぶこ)にあるオートキャンプ場に停泊しました。そのお話しはまた次回。


本日の走行距離 288.5km
羅臼〜神の子池〜摩周湖〜屈斜路湖〜乳しぼり〜釧路



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