ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊GW郡上八幡〜白川郷の旅①

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


晴天に恵まれたゴールデンウィーク後半、私たちは水のまち郡上八幡と、残雪を望む白川郷の美しい景色を楽しんできました。

渋滞の定番ルートを避けて

関西から岐阜方面を目指す場合、普通は名神から名古屋の一宮JCTを経て東海北陸自動車道に入るのが定番ルートですが、ゴールデンウィークの大渋滞にはまると高速を使う意味がないほど時間がかかってしまうため、私たちは裏道を使って福井まわりで岐阜に入ることにしました。


京都と滋賀をつなぐ途中峠(とちゅうとうげ)を抜けて、国道303号で小浜方面を目指し、若狭上中ICから舞鶴若狭自動車道に乗ると、そのまま敦賀から北陸道につながります。そして、北陸道の福井北ICから中部縦貫自動車道に入って、九頭竜湖経由で白鳥を目指すというルートです。

中部縦貫自動車道は、福井から飛騨高山方面を結ぶ高速道路ですが、現在、全体の6割くらいまで完成していて、全線開通するまで途中区間は無料で通れるんですね。
現段階で福井から九頭竜湖の手前まで高速が伸びていて、無料でかなりの距離を稼ぐことができます。


今回このルートで白鳥の道の駅まで約4時間ほどで行くことができました。高速料金は2530円と名神経由の約半分の金額で済んだので、時間にもお金にも優しい裏道といえます。


実はこのルート、岐阜方面だけでなく信州を目指す場合にも、飛騨高山から安房峠を越えて松本に抜けられる隠れたおすすめコースなんです。途中ところどころ下道を通る区間があるので、一気に高速で現地を目指すより、寄り道しながらのんびり旅する感じがして、個人的にはすごく好きなルートです。


国道158号線が通る安房峠(あぼうとうげ)は、上高地の絶景を峠から垣間見ることができるので、昔オートバイで信州に行く時にはよくこの峠を越えて信州を目指したものでした。
というか、その頃はまだ中央道が開通していなかったので、関西から信州に行くには中津川から国道19号線を北上するか、岐阜から国道41号線を通って下呂、高山まわりで158号線を下るしかなかったのでした。
歳がバレてしまいますね。中央道の岡谷インターが開通したのが1986年、私が大学4年の時でした。
昔、関西から信州へ行くには、乗鞍や下呂あたりで1泊して、2日がかりで行くのが常でしたから、そう考えると中央道や長野道ができて本当に便利になったと思う半面、途中の寄り道というのはあまりしなくなった気がします。
ふらっと寄り道できるのが旅の醍醐味の一つだと思うのですが。

道の駅あゆパーク

今回私たちが停泊したのは「長良川あゆパーク」という道の駅でした。正式な名称は「道の駅 白山文化の里長滝」というそうです。


今回は奥さんが道の駅を調べて見つけてくれました。長良川に沿った広い公園内に釣り堀やあゆのつかみどりなど、子どもたちが楽しめるアクティビティがあるなかなかのロケーションです。近くに温泉もあるとのことで、なかなか奥さんナイスチョイスではないですか。

ゴールデンウィークということもあり、停泊場所が確保できるか心配だったので、私たちは早めに道の駅を目指したのですが、案の定、14時過ぎに到着した時点で既に駐車場は満杯でした。幸い、しばらくすると1台空きが出て停めることができましたが、地元でもかなり人気の高い道の駅のようです。

道の駅は長良川沿いを走る国道に面していて、道の駅からそのまま長良川の水辺へ降りて浅瀬で川遊びすることもできます。また、長良川沿いの堤防は遊歩道になっているので、のんびり散歩するのも良さそうです。



見ると、公園のあちこちにサンシェードやテントを張ってくつろいでいる家族の姿が見えます。なるほど、ここなら朝から1日いても飽きずに過ごせるかもしれませんね。


15時から開催されるあゆのつかみどりイベントに何とか間に合いました。


長良川から引き込まれたせせらぎは、まるで凍り水のような冷たさでした。ここから15kmほど先ひるがの高原に長良川の源流があり、何しろ標高900m近い山の水ですから、そりゃ冷たいはずです。
子どもたちは足の冷たさに耐えながら、泳ぎ回るあゆを必死で追いかけていました。


今回はGWイベントということで、つかみどり体験自体は無料でしたが、その代わりにつかまえたあゆたちは全て回収ということで、自分のとった鮎を焼いて食べられると思っていた子どもたちはちょっぴり残念そうでした。


鮎三昧の夕食と温泉でまったり

あゆのつかみどりでパワーを使ってすっかりお腹がすいた子どもたち。念のため車内ごはんの支度もしてきていたのですが、道の駅のレストランで鮎の定食が食べられるというので、今回はレストランで早めの夕食をいただくことにしました。

鮎の塩焼き、鮎の甘露煮、鮎の一夜干し、鮎の炊き込みご飯、鮎ぞうすい

まさに鮎づくしの夕食でした。
子どもたち曰く、「鮎よりニジマスの方が好きかも」とのこと。たしかに、子どもには鮎は少しほろ苦かったかもしれません。


ちなみに夕食代は全部で7000円ほどかかってしまい、親にとってもほろ苦い夕食となりました(笑)


ごはんの後は近くの温泉へ。
湯の平温泉という山あいの温泉は、アルカリ性のぬるぬるした泉質で、かすかに塩分を含んでいるようでした。源泉が27℃ほどしかないため、かけ流しではなく加温と循環が施されています。
あまり入浴客は多くなくて、のんびり湯に浸かることができました。ちなみに料金は大人700円、小学生350円。


お風呂から上がって再び道の駅に戻ると、駐車場はガラガラになっていて、車中泊の車やキャンピングカーがちらほらと散らばって停まっていました。

うちのハイエースのそばにはフルサイズのバンコンが停泊しています。
こうして並んでみると、ナローボディの小ささが際立ちますね。


かなり暑くなるという予報だったので、一応ポータブルエアコンを積んできていたのですが、夜は寒いくらい気温が下がり、クーラーどころかヒーターがほしいほどの長良川の夜でした。

新緑のあゆパークを堪能

翌朝の朝食は、昨日地元のパン屋さんで買ってきた美味しいパンをいただきました。値段はそれなりに高かったですが、小麦の風味がしてなかなか美味しいパンでした。こうして地元の美味しい食材を買って食べるのも車中泊の魅力の一つですよね。


食後、私たちは、道の駅にある釣り堀へ釣りをしにいきました。
あゆパークというだけあってあゆが釣れるのか?と少し期待したのですが、釣り堀の方はあゆではなくてニジマスでした。


釣り体験1人500円。釣った魚は1匹600円で買い取り。「炭火焼き無料」と書いてあるので、てっきり自分たちの釣った魚を塩焼きにして食べられると期待していたのですが、釣った魚は施設の人に渡して、すでに焼いてある別の焼き魚をパックに入れ1匹600円で渡されるというシステムでした。おそらく、自分たちが釣った魚は翌日、同じように別の家族釣れに回されるんでしょうね。

ということは、渡されたニジマスの塩焼きは昨日釣られた魚ということ?
うーん、なんだかこのシステムはあまりよくない気がします。ちょっと騙されたような気になりました。


気を取り直して、私たちは長良川の浅瀬へ降りて遊ぶことにしました。長良川の流れは刺すように冷たい水でしたが、浅瀬の水は太陽を浴びて少し水温が上がり、気持ちよく足を浸すことができました。

古代洞窟をはしご探検

さて、なんだかんだで結局お昼くらいまで道の駅でのんびり過ごし、そのまま道の駅でお昼を済ませた私たちは、郡上方面を目指すことにしました。


白鳥から郡上八幡に向かう途中に「大滝鍾乳洞」という東海地方最大の洞窟があります。全長2kmあるそうですから結構な長さの鍾乳洞です。大滝鍾乳洞のすぐ近くにはもう一つ「縄文鍾乳洞」とよばれる、縄文人がかつて暮らしていた(と言われている)洞窟があり、その2か所を見学していくことにしました。

一つ目の「大滝鍾乳洞」は、洞窟の入り口まで木製の登山鉄道に揺られて上がっていくようになっていました。洞窟内はライトアップされていて、見学するには歩きやすかったですが、いわゆるよくある鍾乳洞でした。


一方の「縄文鍾乳洞」の方は、洞窟内に一切照明がなく、受付で懐中電灯を1人1本ずつ渡されて、それで洞窟内を見て歩くという、かなりマニアックな鍾乳洞で、こちらの方がスリルがあって面白かったです。


懐中電灯を消してみると、本当に真っ暗闇で、本当に探検しているような気分になりました。個人的には、「縄文鍾乳洞」の方が面白かった気がします。



さて、本日はこの辺で。
翌日は郡上八幡散策と白川郷をめぐる1日です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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