ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
滋賀県のパワースポットをご紹介するシリーズ。今回は多賀にある「河内風穴」をご紹介したいと思います。
秋芳洞に並ぶ壮大な洞窟
多賀というと名神高速の多賀SAでご存じの方も多いと思います。たいていは高速でちょっとSAに寄るくらいで、ほとんどの人は素通りしてしまうかもしれませんが、実はこの多賀地方、いろいろと面白い場所があり、じっくり足を運んでみる価値があるおすすめ場所の一つです。今回ご紹介する河内風穴もその一つ。河内風穴と書いて「かわちのかざあな」と読むのだそうです。
ナビでこの場所を探すときは「かわちふうけつ」ではヒットしません。「かわちのかざあな」と入れればヒットするはずです。
河内風穴は滋賀県の湖東エリア、多賀の山の中にある古い洞窟です。多賀神社から芹川沿いに15分くらい山の中に入った場所にあります。
うちの奥さんは洞窟好き(?)で、各地にほら穴があると聞けば、とりあえず行って入ってみたくなるという変わった性癖があるのですが、ここ河内風穴も前々から一度行ってみたかったそうで、たまたま別の用事で多賀の方まで来たついでに、「ちょっと行ってみますか」ということで、先日家族で行ってきました。
正直いうと、行く前はあまり期待していなかったんです。どうせ地方によくあるような、観光地のお土産物屋さんの裏山にあいた小さな洞穴程度のものだろうと高をくくっていたのです。ところが、これが行ってみてびっくりの超パワースポットでした。滋賀県にこんな神秘的な場所があるとは。
まだまだ滋賀は奥が深いなぁと実感しました。
洞窟は、芹川沿いから山道を10分ほど登っていった先にあります。
近くに無料の駐車場はないので民間の駐車場に停めるしかなさそうです。駐車場は1回400円でした。
洞窟を目指し いざ山の中へ
芹川にかかる橋を渡ったところに小さな神社と洞窟の料金所があり、ここで洞窟への入場券を買います。入場料は大人500円、5歳から小学生は300円でした。この手の洞窟の入場料としては良心的な金額ではないでしょうか?
料金所の小屋に洞窟に関する看板が掲げてありました。
看板によると河内風穴は関西最大級の洞窟で、総延長は7000m以上もあり、日本最大級の山口県の秋芳洞に並ぶほど大きな洞窟だということです。古い伝説では、この洞窟は遠く伊勢まで繋がっていて、洞窟に迷い込んだ犬が伊勢で見つかったという言い伝えがあるのだとか。
ここから洞窟を目指して山の中に入って行きます。歩いて10分ほどの距離だそうです。
芹川の清らかな流れに沿って森の奥へ進んでいきます。森の中ですが、歩道がコンクリートで固められているのでそれほど歩きにくいことはありません。小さな子どもでも一緒に行くことができます。
芹川は琵琶湖に注ぎこむ川の一つで、このあたりが源流のようです。
大きな岩がいくつも川の中に転がっていたり、山肌にはあちこち倒木が見られます。
大雨や台風がくるとかなり荒れる川なんだと思います。
斜面にはまだ残雪が残っています。
やがて、森の様子が次第にゴツゴツしたがれ場に変わり、急な登坂には鉄階段が設けられていました。
がれ場の石段を登ることもできるのですが、安全をとって私たちは鉄階段を上ることにしました。
さらに苔むした石段を上がった先に、ようやく洞窟への入り口が見えてきました。
いよいよ神秘の洞窟探検
鉄のゲートのような門をくぐった先に洞窟の入り口があります。
このゲートは天井にネットが張られています。雪よけなのか落石よけなのか?
たしかに落石は多そうな雰囲気です。
入り口は子どもの背丈と比較してこれくらいの狭さです。大人だと少しかがまなければ入れません。
ところが狭いのは入り口だけで、中に入るとそこには想像をはるかに超えた巨大空間が広がっていました。
これはちょっとびっくりのスケールです。
夏場でも気温12℃ほどと通年を通してひんやりした洞窟内は、時おり天井からしずくがポタポタと垂れ、足元は濡れていて少し滑りやすくなっています。
洞窟の中を小さな川が流れ、せせらぎの音が洞窟内に響いています。
空間が広いせいで、洞窟にありがちな閉塞感は全く感じません。むしろ広々して澄んだ空気に思わず深呼吸したくなるような清らかさを感じます。
ずっと奥まで広々した空間が続いています。
鍾乳洞というより、地下帝国とでも言うんでしょうか?本当に巨大な空間です。あの狭い入り口をくぐった山の中にこんな空間があるとはとても想像できません。
山口県の秋芳洞にも何年か前に家族で行きましたが、洞窟の素朴さと内部空間のスケールの大きさでは、ここ河内風穴の方がはるかに圧倒される感じがします。想像と実際のギャップというのか、いい意味で想像を裏切られる感じがより感動を生んでいるのかもしれません。
内部はいくつかのゾーンに分かれていて、洞窟の奥へ進んでいくと、鉄の梯子を上がってもう一段上の層へと繋がっています。
鉄のはしごは5mほどの高さがあって、足場が濡れてとても滑りやすく、大人でもちょっと怖いほどです。
梯子を登ってさらに奥へと進んでいった先は、洞窟に金網が張られていてそこから先は入ることができなくなっていました。
説明書きによると、この先にもまだまだいろいろ不思議なゾーンがあるようですが、通常はここまでしか行くことができないようでした。
年に何回か、奥の方まで行くことができる体験ツアーが開催されているそうです。
行き止まりになっている場所の近くに、ハートの形をした穴があいているのを子どもたちが見つけて教えてくれました。
これはなかなかご利益がありそうですね~。
皆さんも是非探してみてください。
今回、軽い気持ちで訪れた鍾乳洞でしたが、その神秘さと想像以上の壮大なスケールにびっくりしました。
皆さんもだまされたと思って、ぜひ一度訪れてみてください。
多賀周辺には、このほかにも見どころがたくさんありますから、車中泊で1泊2日かけてゆっくり見て回られることをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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