ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

北海道車中泊 道の駅事情


※写真は滋賀県守山にある琵琶湖地球市民の森


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

現在、夏の北海道に向けて粛々と準備を進めているわが家です。
今回は、北海道キャラバン準備編 として、北海道車中泊の停泊地選びに関する考察です。

道の駅もいいけれど

フェリー代だけで往復20万円、それに高速代や燃料費、食事、入浴、その他アクティビティ、お土産などを含めると、最低でも40万円くらいはかかりそうな感じの今回の北海道キャラバンです。。。
しかもこれは宿泊費を除いた金額で、もし全泊ホテル利用した場合、仮に家族で1泊3万円と見積もっても、7泊するとしたら21万円が追加になります。旅費総額60万円超え!
こうなるとある意味、海外旅行の方が安いくらいかもしれません。


車中泊しながら北海道を家族でキャラバンするメリットの一つに、「宿代にお金をかけずに済む」ことが挙げられます。ハイエースで家族4人で寝泊まりしながら移動すれば、ホテル代はかからず、その分食事やアクティビティにお金をかけることができるというのが大きな魅力です。飛行機での往復とレンタカー利用という手もありますが、乗り慣れたマイカーに車中泊の装備を積んで家からそのままいけるというメリットは計り知れません。


昨年九州を回ったときは全体の2/3が道の駅を利用しての車中泊でしたが、今回、北海道を回るにあたっては、「道の駅を極力利用しないこと」を基本方針の一つに掲げようと考えています。

上の図はグーグルマップ上に北海道の道の駅をプロットしてみたものです。緑のマーカーが道の駅、そして赤のマーカーが各地に点在するキャンプ場(主にオートキャンプ場)です。
こうやってみると北海道の至るところに道の駅が点在していて、そうした無料の道の駅を利用できれば旅費節約の大きなメリットになるのですが、下調べしていく中で、何となく北海道の道の駅に泊まることへの抵抗を感じるようになってきたのでした。


その理由をうまく伝えられるか?あまり自信はありませんが、今回は私が感じることを少し文字にしてみたいと思います。

観光<地元コミュニティ

私たちがイメージする北海道は「観光地」のイメージが強いですが、北海道のうち「観光地」に該当する場所はごく限られたエリアで、それ以外の大部分は山と森林と農場や牧場、つまりそこに暮らす北海道民の生活のための場所が多数を占めています。
上の地図でも分かるように、道の駅は北海道のいたるところにあり、それはつまり「観光地以外の場所」にある道の駅が一定の割合を占めていることを意味しています。
こうした道の駅を利用するのは、「日常的にそこを通るルートセールスや地元の業者関係」「地元の農家はじめその地域の人々」「道内在住の旅行者」そして「私たちのような道外からのツーリスト」という感じでしょうか?書いた順番がそのまま利用割合の大小を示していると思います。
短い夏のシーズンだけ北海道の外から押し寄せてきて、わがもの顔で道の駅で車中泊していく私たちのような旅行者は、地元民からは煙たがられる存在以外の何物でもないことが予想されます。現に「車中泊お断り」とはっきり明示している道の駅が北海道には割と多いようです。

つまり、北海道の道の駅は私たちが思う以上に地元の人々のコミュニティの場という要素が強い場所のような気がします。
そんなアウェイのようなところに何の気兼ねなく平気な顔で泊まっていける根性が私にはないというのがまず1つ目の理由です。

満車時の代替手段の少なさ

地図で見ると意外とあちこちに道の駅があるように見えますが、北海道全土を本州の上に置いてみると、ほぼ東北から関東がすっぽり収まるほどの面積があり、沢山あるように見える道の駅も、一つ一つの道の駅間の距離は100km単位で離れていることも少なくありません。北海道は本州とは縮尺が違うんです。
仮に車中泊OKの道の駅があったとしても、人気の車中泊スポットには多くの旅行者が訪れますから、そこに無事停泊できるかどうか?は実際に行ってみないと分かりません。もし、訪れてみて満車だった場合にどうするか?次の道の駅まで100kmあるとしたら、それだけで2時間以上はかかります。
しかも、予定している周遊ルート上に道の駅があるとは限らないため、ルートから逸れた道の駅を探すとなると、その日の追加100kmは、翌日もまた100km追加になるわけです。
ただでさえ1日の走行距離が長くなる北海道キャラバンで、長い距離を走ってきた1日の終わりにさらに追加100kmというのは、精神的にもかなりこたえると思います。

北海道の魅力は雄大なロケーション

北海道に求める魅力の一つにその雄大なロケーションがあります。
少し乱暴な言い方になりますが、「わざわざ北海道まで来て、どこにでもあるような道の駅巡りをするのは少しもったいない」というのがもう一つの理由です。
いわゆる典型的な道の駅は、広い土地をアスファルトで固めて駐車場を作り、道の駅の中心になる建物とトイレ、あとは地元の物産を売るショップやレストラン、その土地の特徴を生かした名物のようなものがあったり、時には温泉施設が隣接していたり、という感じでしょうか。まあ、どこもだいたいそんな感じです。


停泊場所で過ごす時間は、旅行のうちの半分以上を占めます。だってそこで一晩を過ごし、翌朝も出発までそこにとどまるわけですから。
仮に夕方18時に到着して、翌朝9時に出発するとしたら実に15時間もそこにいることになります。
そんな旅の大部分を過ごす場所だからこそ、できれば北海道の魅力である雄大な自然の中に身を置いて、どっぷり北海道に包まれる方が来た甲斐があったと思えるんじゃないか?と思うわけです。

キャンプ場が安くて眺望抜群

もう一つの理由が北海道のキャンプ場の安さとクオリティの高さ。

オートキャンプ場でも家族4人で1泊1500~2000円くらいで利用できるところもありますし、オートキャンプ場じゃない通常のキャンプ場、いわゆる「フリーサイト」といわれるところでも、実質的に車乗り入れ可能だったり、サイトのそばに横付けが可能なところもあります。そういうキャンプ場が家族4人で1泊1000円ほどで泊まれるとしたら、下手なRVパークよりよほどいいと思うんです。


北海道のキャンプ場は土地の広さを存分に生かしたレイアウトで、かつロケーションに恵まれたところが数多くあります。
中には国定公園の中にあるキャンプ場もあるので、そういう雄大な自然の中に泊まれるということは、それだけでも貴重な経験だと思うのです。


風景写真を撮る写真家は、シャッターを押すのは夜明けか早朝、あるいは日没直前などが多く、太陽が真上に上がった時間にシャッターを押すことあまりないといいます。朝と夕方の時間帯は光が横からさすため、光と影が絶妙で景色がより鮮明に輝いて見えるからだそうです。そういう点でも、自分たちが訪れたい場所は昼間に観光で訪れるよりも、そこに泊まってその場に身を置いてみる方が、よりその場所の魅力を肌で感じることができるような気がします。


キャンプ場に泊まるといっても、テントやタープを張って本格的にキャンプをするわけではなく、あくまでキャンプ場に車中泊するつもりです。
カーサイドで最小限の調理と食事、景色を見ながらくつろいだり火を焚いたりはすると思いますが、あくまで寝るのは車の中、要するに車中泊キャンプのスタイルです。その方が設営も撤収も簡単に済ませられ、準備が済めばすぐ出発することができます。
最近わが家ではこの車中泊キャンプスタイルが定番になってきました。


女性の視点からすると、道の駅などの公共の場所に泊まるよりもキャンプ場の方が安心できるようです。キャンプ場は元々が「泊まるための場所」なので、周りに気兼ねせず安心して泊まれるということみたいです。
かつてはどこでも野宿しながら自由にバックパッキングできていましたが、今の世の中、野営や野宿といってもどこでもいいというわけにはいかなくなってきたように思います。


また子どもたちにとっても、北海道のような長距離旅では子どもたちが飽きない工夫というのが大事なポイントになってきます。キャンプ場に泊まるというのはそれ自体が旅の楽しみになるので、そういう点でも道の駅を選ぶよりキャンプ場を利用する方が賢明だと思います。



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