ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★ハイエース サイドグリップDIY

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

 

今回はハイエースのスライドドアのすぐ横に自作の手すり(サイドグリップ)を取り付けたのでご紹介したいと思います。

 

ハイエースの後席からスライドドアを開けて乗り降りする時に、子どもたちがつかまる手すりがほしいなあと以前から考えていたのですが、ホームセンターでパイプブラケット(いわゆるゲンコ)というやつを使えば自作できるんじゃないか?と思いつき、実際に作ってみると案外うまくできました。

 

階段手すりのゲンコを使うのがポイント  

ゲンコというのは階段などの手すりを支える金具のことです。

今回はスライドドアの横に手すりを取り付けると同時に、スライドドアの上部にもハンガーレールを取り付けたかったので、どちらもゲンコを使って自作することにしました。ゲンコにもいくつか種類がありますが今回は口径19mm用を使いました。

 

これを、スライドドアの手すり用に2つと、両サイドのパイプラック用に6つ、合計8つ購入します。ホームセンターで1個200円くらいです。それから板付ナットを8枚。

この板付ナットの4つの穴の寸法が、パイプブラケットのネジ穴とピッタリ同じということに気づいたのが、今回のDIYのポイントです。ホームセンターであれこれパーツ探しをしている時に偶然サイズが同じということに気づきました。

 

それからターンナットも購入します。

 

車のボディにブラケットなどを取り付ける際に、ボルト穴の無い場所にボルトどめするためのパーツです。使う時はボディに下穴を空けて、このターンナットを下穴の中に差し込み、中のパーツを90度回転させるとボルトが固定できる仕組みです。今回は、もともとハイエースについていたボルト穴も使うため、ターンナットは6つ購入しました。

 

あとは、農業用ハウスで使う19ミリの鋼製パイプ。4mで500円くらいと格安で手に入ります。

イメージとしてはテントの支柱みたいなパイプですね。基本的に雨のかからない車内なので、こういうパイプで十分です。ピカピカのステンレス パイプである必要はなく、こちらの方が見た目もナチュラルテイストです。

 

サイドグリップには以前工作に使った樫の木の丸棒の端材があるので、今回はそれを使うことにします。材料費は全部で4000円くらいになりました。

 

 

今回の作業では、ねじ切りタップという工具を使います。あまり馴染みがない方もおられるかもしれませんが、ボルトをとめるためのネジ穴を刻むための工具です。

 

これは、かなり便利な工具ですので、DIYで材料費が浮いた分で購入しておかれても損はないと思います。ねじの径に合わせてサイズが何種類かありますが、よく使うネジに合わせてM3、M4、M5くらいあれば十分だと思います。

 

さて、今回のサイドハンガーとサイドグリップのDIY。車用品専用のブラケットやステンレス パイプを使った自作をされている方もおられ、その方法も考えたのですが、ブラケットが案外高く、材料費がまあまあかかります。

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ゲンコを使ってのDIYの結果、構造的にも強度的にもこの方法で十分いけることが分かりましたので、参考にしていただければ幸いです。


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ボディへの取り付け方法は2段階

取り付け方法は、まずボディに下穴を開けてターンナットを入れ、角座金(板付きナット)の真ん中の穴を通してボルト1本でターンナットに固定します。そして次に、板付きナットの4つの穴に、ブラケット(ゲンコ)を4本のボルトで取り付けていくという流れです。

ブラケットが直接ボディにつくのではなくて、板付きナットを先にボディに固定してから、そこにゲンコを固定するという2段階にしたところが今回のミソでしょうか。

 

板付きナットには真ん中のナットの回りに4つ穴があいているのですが、この穴にはネジが切ってありませんから、あらかじめネジ切りタップでネジ穴を加工しておきましょう。ねじ切りのコツは、一気にネジを刻まず、半回転くらいずつ回しては元に戻して、また少し回してを繰り返しながら少しずつネジ穴を刻んでいくことです。タップを戻すときに刻んだネジの金属クズが出てきますので、一気にネジをあけると、金属クズがねじ山に絡まって綺麗なネジ山になりません。下穴のあけかたにもよると思いますが、ネジ山が汚いとボルトを締めた時に引っかかりや滑りが生じる可能性があり、最悪はネジがなめてしまいます。

 

全部のねじ山が刻めたら、板付きナットをボディに取り付けるための下穴をボディにあけていきます。下穴のサイズはターンナットの説明書きに指定があるはずですので、それに合わせましょう。インパクトドライバーに穴あけドリルビットをつけて下穴をあけます。

 

初めて車のボディに穴をあけた時はかなりおっかなビックリでしたが、今では躊躇せずどんどんあけていきます。ボディの鋼板は案外薄く、少し力を入れると簡単に穴があきます。逆に力を加減しないと、外の鋼板まで貫通してしまいそうです。

 

下穴があいたら板付きナットをボディに取り付けます。取り付けは真ん中の穴を使いますが、この穴は単にボルトが通るだけです。穴はM10のボルト穴ですが、ボディへの固定に使うのはM6のボルトにしました。ターンナットもM6を使っています。このあたりはM8やM10にしても良かったかもしれませんが、M6のボルトで十分強度はいけています。

ボルト固定ができたら、4隅のネジ穴にブラケットをボルトで固定すれば取り付け完了です。

四隅のボルト穴の方はM4を使っています。



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一方、サイドグリップも基本的な取付方法は同じです。ただ、取付場所になるサイドピラーの部分が樹脂カバーでおおわれているので、カバーをいったん外す必要があります。

下部の取り付け場所は、ハイエースの荷台を仕切るバーを固定するブラケットの部分を使いました。

 

デメリットとして、ここにサイドグリップをつけることによって、助手席シートを後ろに倒すことができなくなります。前方向にはフラットにたためますし、エンジンルームの開け閉めには支障ありません。車検もこのままで通りました。

 


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