ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今日は焚き火台の自作についてです。
作ったのはもうかれこれ数年前になります。車にいつも積んであって、焚き火ができそうな時はサッと取り出してすぐ使えるようにしています。
シンプルな焚火台が欲しかった
焚き火台にはいくつかのスタイルがありますが、うちはなるべくシンプルが信条なので、構造が簡単、設置が簡単、収納がコンパクトという方向性で考えた結果、この形になりました。
まずはじめに、自作のための全体像のイメージをさらっておきましょう。
構造としてはパイプ4本がパイプの中心部分を支点にして四方に開き、これが脚となります。この開いた脚に金網の四隅に取り付けたボルトが挿さるようになっています。
脚を開き、金網のボルトを四隅に挿しこめば焚き火台の完成です。
収納するときは逆に金網を取り外して灰をはたき、たたんだパイプに金網を巻きつけて袋に収納します。
木を燃やしたあとの灰というのは、バーベキューのあとのように脂を含んでいないので、金網はサラサラで、汚れはほとんど手にもつかないくらいです。なので、特に水洗いも必要なく、灰をはたけばそのまま袋に収納しても何の問題もありません。
使いこんでいくと、ステンレスの金網は黒っぽく変色してきます。炎の熱で灼けるためです。
オートバイのマフラーのような感じですね。
さて、それでは自作に使用する材料を紹介しておきます。
1.ステンレスの金網 60センチ四方くらい
2.ステンレスのボルト、ナット M5長さ40ミリくらいのもの4組
3.ステンレスパイプ 8mm径60センチ×4本
4.L型の金具
金網は細かすぎないこと
まず、ステンレスの金網ですが、金網にはメッシュの単位がいろいろあります。メッシュというのは1インチ四方の中にマス目が何個あるかで表される単位のことですが、20〜40メッシュくらいのものを選べばいいと思います。
うちは80メッシュを選びましたが、長い時間焚き火をしているとだんだんとメッシュの中に灰が目詰まりしてきて通気性が悪くなり、火の燃焼効率が落ちてきます。
あまり細かすぎもよくないみたいです。
金網を買うときは仕上がりが50センチ四方の大きさになるように60センチくらいの大きさのものを買いましょう。もっと大きなサイズを買ってカットする方法もありますが、カットした端の処理が面倒で、下手をすると針金が刺さって指を傷つけてしまいます。ステンレス メッシュの先は突き刺さるとめっちゃ痛いんですよ。
金網は四辺を折り返して切り目が出ないように処理してやる必要があります。使っていると指に針金が刺さることがあり、そのたびに血を流すはめになりますので、なるべく丁寧に折り目をつけて2回折り返して切り端が出ないように処理しておきましょう。
次に金網の四隅にボルトを取り付けます。
ボルトはステンレス パイプに挿しこんで使うので、パイプの内径に合わせてM6くらいのものを選びましょう。
金網の四隅に下穴を開けて、ワッシャーをかませてナットで固定します。
これで金網側の工程は終了です。
次にステンレス パイプの加工です。
ステンレス パイプはホームセンターで買ってもいいですが、100均でステンレスポールを使用してある家庭用品を買ってきてポールだけ流用すると安く作れます。
これを60センチにカットします。うちは120センチのポールを2本用意してそれぞれ半分に切断しました。そして、この4本を端から25センチの部分で束ねます。
L字の金具を4つ使って四角を作り、4つの辺に4本のポールをタッピングビスで固定します。
金具の真ん中には穴があいていないので、ドリルで下穴をあけ、ポールにも同じように下穴をあけてから、タッピングビスで止めていく形ですね。
これを広げると4本のポールがスパイラル状に開いてベースになります。
このベースに、金網の4つのボルトをそれぞれ挿しこんでいきます。
完成しました。
うちにあったポールエンドキャップをポールの足元にかぶせてやるとほとんど既製品と変わらないできばえです。
いやただの自画自賛ですが。
収納するときは、ポール4本に金網を巻きつけて袋に入れます。軽量コンパクトで、床下の一番隅っこに差し込んで置いてあります。
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