ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエースベッドキット4センチ高さアップ

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

先日お話ししたわが家のハイエース車中泊仕様のマイナーチェンジ計画、少しずつ実現に向けて行動を起こしていこうと思っています。
まだ細部まで詰められていないため、多少見切り発車になりますが、やっているうちにだんだん見えてくるでしょう。
人生とは大抵そんなもんなのです。

久々にすべての荷物を車から下す

作業を進めるにあたって、まずは車に積んでいる装備をすべて下すことにしました。
ベッドキット自体の高さを上げるため、結構大掛かりな作業になりそうだったのと、この機会に装備やレイアウトも一から見直すつもりなので、とりあえずハイエースを何もない状態にすることにしました。

床下においてある収納ボックス類、テントやポール、電源ケーブルや工具類、ベッド上に置いてあるベッドマット、敷きマットレス、掛け布団、枕や毛布、簡易ギャレー、車載冷蔵庫、ポータブル電源、それから壁面に取り付けてあるポータブルテレビとチューナーもいったん取り外し、ついでに壁面収納の棚や板壁も全部はがすことにしました。

ベッド上の壁面収納を全部取り外すと久しぶりに下地が現れました。
もしかすると、壁面収納の下地の様子を写真に撮るのは初めてかもしれません。

窓枠に合わせて下地の木枠をボルトで固定してあります。取付金具は家にあったスチールラック用のL字ステーを流用しています。ボルト穴はハイエースに元からあいている穴、たしかM6のボルトを使っています。

木枠の材木も古い角材の余りを使っているので、見た目は汚いですね。どうせ下地なので外からは見えませんからあまり気にしません。
ハイエースの窓枠は微妙に台形状になっているので、単なる長方形の木枠をこしらえたのでは形が合いません。
こういう場合は、寸法をきちんと測って作るより、現場合わせで適当に作った方がうまくいくような気がします。
窓と木枠の間には10mm厚のラバーマットをはさんで断熱と遮光性を高めています。


この木枠に板材をビスでとめていけば、ウッド壁面は割と簡単に作れてしまいます。
木枠に使っている角材はたしか27mm×40mmくらいだったと思います。27mmだとちょうど窓枠の中に下地が収まるので、板壁がほぼ車体とぴったりに貼れて壁がスッキリ収まり、圧迫感がありません。

ベッドの高さを30→34センチに

さて、全ての荷物を下ろし、板壁や棚も外してベッドキットだけの状態になりました。

ベッドキットそのものは下ろさずに、このままの状態で床の高さを変更したいと思います。

床下はこのように鋼製束で支えられています。

鋼製束は上下2ヶ所のボルトをゆるめて、真ん中の棒ナットを回していくと高さが変えられる仕組みになっています。



ちなみにスパナは19mmを使います。


ベッドキットの中央部分は鋼製束ではなく木材の柱を使って支えているので、四方の鋼製束を順に高さを上げていくと、中央の角材が持ち上がって隙間があいてきます。
差し金で高さを測りながら、四方の鋼製束の高さを調整して全体の収まり具合を見ていきます。
四方の脚に高さのズレがあると、走行中にベッドキットがギシギシきしむので、ベッドキットを揺すりながら微妙に調整して収まり具合をみていきます。


中央の持ち上がった角材の隙間には、カットした木片を継ぎ足すことにしました。
こんな細い脚で支えられるの?と心配になるかもしれませんが、ベッドキットは前後左右ともボディの寸法にほぼぴったり収まっているので、斜めに筋交いを入れたりしなくてもベッドがぐらつくようなことはありませんし、垂直に重さがかかるだけなら細い支柱でも全然問題ありません。


たった 4センチの差で世界が広がる

無事、ベッドキットの高さが30センチから34センチにアップしました。
床下のクリアランスは26センチから30センチに。
たった4センチの差ですが、実際やってみて、この4センチの差が意外に大きいことが分かりました。

予定通り、大型のポータブル電源が床下に収まりました。それから、車載冷蔵庫も床下にすっぽり入ります。
収納ボックスに関しては、今までは薄型のボックスしか使えませんでしたが、30センチのクリアランスがあれば一般的な高さのボックスはたいてい収まります。

一方、ベッド上の空間についてですが、ベッドキットの上に座ってみた感じは4センチの差はほとんど感じません。
目線が4センチ高くなったはずなのですが、天井と頭上との間も、言われなければおそらく違いはわからないでしょう。
つまり、これくらいの差なら、初めからベッドの高さはこの寸法で作っておけばよかった!ということになります。


今さらなんですけどね。
今まで、ベッド上の空間確保のために、床下空間を削ってベッドの高さをギリギリ低く設計していた訳ですが、床下収納とベッド上空間のバランスでいうなら、標準ルーフの場合、ベッドキットの高さは34センチがベストと言えるかもしれません。

ちなみに、Revoシートのシート高さが床から34センチなので、シートをフルフラットにすればベッドキットとRevoシートが同じ高さになり、前から後ろまで一列に繋がるのです。


鋼製束を活用した自作ベッドの良い点は、このように割と簡単にベッドの高さを微調整できることにあります。
市販のベッドキットも高さは変えられますが、5センチ刻みとかなので、案外思い通りの高さにはなりにくいかもしれないですね。
費用的にも、ベッドキットは断然自作されることをお勧めします。



さて、ベッドキットの高さ調整ができました。
ここから、新たな車中泊仕様に向けて、車内のレイアウトをいろいろ考えていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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