ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース 車中泊ベッド 助手席〜後席フラット化

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は、ハイエースの助手席から後部シートをフルフラットにして、就寝スペースを確保する方法についてご紹介します。


これまでにも何回かご紹介しましたが、うちではハイエースナローボディで家族4人がゆったり寝られるように、車中泊時はハイエースの前半分と後ろ半分に4人が分かれて就寝しています。

後ろ半分については、自作ベッドキットの上にニトリのウレタンマットを使って昼間はソファ、夜はベッドスペースへと展開しています。


ハイエース 車中泊 自作 跳ね上げベッドの記事はこちら
sleepysheep-zzz.hatenablog.com


ハイエース 車中泊 簡易ソファの記事はこちら
sleepysheep-zzz.hatenablog.com



今回は、ハイエースの車中泊で、前半分を完全フラットにする方法についてご紹介したいと思います。



まずは助手席をフラットに

うちはハイエースのDXのため、前席シートはヘッドレスト一体型となっています。しかも、前列3人がけのベンチシートのため、助手席シートは前後に可動しません。
この状態で、助手席シートを前に倒すと、助手席前のグローブボックスにヘッドレストが当たりますが、そのままやんわりシートを押しこむと、グローブボックスを越えてシートがフラットにたためます。
DXのシートでできるので、SGLなら余裕でできるはずです。

これがまず第一段階です。


次に、フラット化に使用するパーツを見てみましょう。


角材2本を丁盤で繋いだものが3セットと、60センチ×12センチくらいの板2枚です。
2枚の板は、角材の断面に合わせたくぼみが刻んであります。



2枚の板を、真ん中のくぼみが重なるようにして、エンジンカバーの上に置きます。
そして、角材をL字型に広げ、くぼみにはめ込んでいきます。


今回の助手席〜後席フラット化では、このエンジンカバーの存在が不可欠になります。

エンジンカバーDIYの記事はこちら

sleepysheep-zzz.hatenablog.com



エンジンカバーの天板を生かして段差を埋める

L字型の角材は、一方はくぼみにはまり、もう一方は床に立ち上がり、上の辺が水平になるように角材の寸法を調節してあります。
このあたりは、エンジンカバーの高さと、エンジンカバーの上に置く板のサイズによって微妙に変わってくるので、現場合わせで調整していきましょう。
ちなみに、後席シートより角材の方が高くなっていますが、後席シートの背もたれを前に倒すとちょうど同じ高さになるようにしてあります。

角材のL字の部分はこのような形です。
縦になる角材の上に、横になる角材が乗っかるような形で丁盤を固定するのがポイントでしょうか。
横棒の長さは、前席シートの後端から後席シートの前端ぴったりにした方が、寝ている時に角材がずれずに安定すると思います。

角材がセットできたら上に合板を乗せます。
柱3本で支えているので、合板は4ミリでも強度的には十分ですが、心配なら5.5ミリとか適当に厚くしてください。大きさが100×65センチくらいになるので、あまり厚いと重くて取り回しが大変かもしれません。


合板の下はこんな感じ。
ここにも十分荷物が置けます。
ただし、ここに置いた荷物は、スライドドアを開けない限り、基本的に翌朝まで取り出すのは不可能ですので、夜間使わない荷物だけにしましょう。
それと、エンジンカバーの下に入れている紙おむつなどは、フラット化する前に必要な分を取り出しておかないと、あとで出すのが面倒です。


フラット化したらマットレスを広げればご覧の通りです。
このマットレスは横幅100センチなので、ほぼ100センチ、長さ180センチのスペースができます。

フラット化に必要なパーツは、後席シート下の収納ボックスに傘などと一緒に普段しまってあります。

このシート下ボックスは、スライドドア側からも引き出せますし、ドアを閉めたまま、後席足元からも取り出すことができますので、雨の日や寒い日は、室内で全ての展開、収納が可能です。


いかがでしょう?

ハイエースの助手席〜後席をフラット化することで、前後合わせて4メートル近いフラット空間が生まれ、就寝時だけでなく、食事の時もくつろぐときも、4人が思い思いに過ごすことができ、人口の過密を分散することができます。

いくら仲良し家族でも、あまりに密集した状態が続くとやはりストレスがたまってきます。

助手席〜後席フラット化は、それぞれのプライベート空間を多少なりとも確保できるというメリットもありますので、ぜひお試しください。


2021/3/19追記
最近、フルフラット化を改良して、使い勝手が更に向上しましたので、その記事をアップしました。よろしければそちらもご覧ください。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com




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