ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース車中泊自作網戸リニューアル


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

これまで数々の車中泊で活躍してくれたうちのハイエースのスライドドア網戸を、4シーズンぶりにリニューアルすることにしました。今回はそんな車中泊網戸に関するDIYのお話しです。

ハイエースは左右の窓でサイズが微妙に違う?

これは案外知られていないことかもしれませんが、ハイエースのスライドドアの窓は、左右で微妙にサイズが異なっています。
おそらく、網戸DIYでもしない限り、そんな微妙な窓のサイズなんて誰も気にしないことでしょう。でも、網戸を自作する場合にはこの微妙な寸法の違いはとても大切なポイントとなります。
1回目に網戸を自作した際に、この左右のサイズが違うことに気づかず、製作に一度失敗して痛い目にあった私でした。
もし、ご自分で網戸を自作される場合には、「窓のサイズは左右で違う」ということだけ頭の片隅に置いておいてください。実際の寸法は作る時に図ればいいですが、間違っても片方だけ図って左右同じ寸法で2つ作ってしまわないことです。かならず、後でがっかりすることになります。


ちなみに、今回のうちの網戸制作の場合、向かって左側の窓が「横355mm×縦400mm」

そして、向かって右側の窓の寸法が「横375mm×縦435mm」となります。

実際に網戸を製作する際はこれに多少のプラスαの寸法が加わりますから、さらに注意が必要です。


さて、いままで使っていた自作網戸は、ハイエースの車内からマジックテープで窓枠に貼り付ける方式を取っていました。
普段は網戸を外しておいて、網戸が必要な時はまず窓を開けてから網戸をマジックテープで留めるという形です。

網戸を取り付けた状態を外から見るとこんな感じになります。
網戸のつけ外しはそれほど面倒なことはありませんが、網戸を外している間、どこかに網戸をしまっておかなくてはいけないのが多少の難点でした。


これに対して、今回新たにリニューアルしようと思う網戸は、車の外側から網戸を取り付けるやり方で、その都度つけ外しするのではなく、基本的にはつけっぱなしにしておくやり方です。この方法だと、網戸は窓ガラスの外側にあるので窓の開け閉めが自由にできるというのが最大のメリットになります。
以前の網戸は全開にするか窓を閉めるかのどちらかしかできませんでしたが、今回の方法だと窓を開ける量は自由に調節できます。
窓の外には常に網戸があるので、窓を開けて手や顔を出すことはできなくなりますが、基本的に窓から手や顔を出すことはありませんから、それほど問題にはならないと思います。

*リニューアル網戸の構造
新たにリニューアルする網戸の構造を簡単に模式図にしてみました。

窓ガラスがはまっている窓枠の回りにはゴム製のモールがあって、窓ガラスがぐらつかないように押さえの役割をしているのですが、そのモールの溝(スリットのようになっているところ)に、網戸を留めるためのベースとなる枠を差しこむように取り付けて、そこに網戸本体をマジックテープで固定する、というのが全体的なイメージになります。
市販されているハイエース網戸の多くがこの方式を採用しているようなので、今回はそれにならう形で自作に挑戦してみることにしました。
網戸の上下はマジックテープで固定し、網戸の左右は窓枠に差しこむようにはめこむだけですが、網戸の上下左右の4方向がすべて窓枠に収まることで、思った以上にしっかりと窓枠に固定され、高速走行などでも外れることはありません。

網戸枠のベースになる素材

網戸に使うメッシュそのものは、以前の網戸に使っていたステンレスのメッシュをそのまま流用することにしました。ただし、枠の大きさが今度の網戸の方が一回り大きくなるので、ベースとなる枠は新たに作り直す必要があります。
ある程度の硬さがあり、かつ、しなやかさと耐候性もある素材ということで、ポリプロピレンの厚手シートがいいかな?ということで100均を物色していると、ちょうどポリプロピレン製のセミハードケースが目に留まったので、それを買ってきて、素材をばらしてシートだけ使うことにしてみました。



接着には、これまた100均Madeのポリプロピレン対応接着剤。

こちらの接着剤を3本お買い上げ。
材料費はポリプロピレンのシート2枚と接着剤3つで合計550円(税込)。
ステンレスのメッシュは前回使ったのを流用しましたが、もし購入するとすれば20メッシュくらいのステンレス金網がおすすめです。
普通の網戸でもできなくはないでしょうけれど、車に取り付けて長期間使うことを考えるとステンレス製の方が耐候性が断然強いと思います。



窓の寸法にあわせて枠を切り出し、ステンレスメッシュを接着剤で貼り付けたのがこちら。こういう感じの網戸を2枚作ります。(もちろん左右で寸法が異なるので、要注意です)


網戸の裏側はこんな感じになっています。素人なので接着剤がはみ出て少し汚いですが、まあ裏側なので誰にも見えません(笑)


それから次に、同じ素材を使って網戸を窓枠に固定するベース部分を作ります。

ベース部分にマジックテープを接着剤で貼り付けて乾かします。

窓枠への取り付け方法

さて、接着剤が十分乾いたら、いよいよ窓枠に取り付ける工程です。

こちらがハイエースの窓枠の拡大写真になります。

窓の上下、ゴムのモール部分をよく見ると2重構造のスリット状になっていて、ポリプロピレンのような薄い素材ならこのスリットに差し込めるようになっています。このスリットに先ほどの細長いベースを差し込んで固定していきます。差し込める深さは1.5センチくらいでしょうか。固定するといっても、ただ差し込むだけなのですが、網戸を固定すれば上下に突っ張る感じになるのと、モールの後ろから窓ガラスで押し返されるので、走行中にスリットから抜けてしまうようなことはありません。

上下のスリットにベースが固定されました。


あとは、このベースに網戸をマジックテープで貼り付けて、網戸の左右を窓枠の内側へ差し込んでやれば完成です。

左右1.5センチほど窓枠より大きめに作っておき

窓枠の中に網戸の縁を差し込むようにして収めます。


左右とも無事収まりました。
今回の網戸の方が、網戸をつけたまま窓の開け閉めができることや、基本的に網戸は付けっぱなしで良いことなど、


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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