ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

コーヒー豆 自家焙煎

初めて自分でコーヒーをいれて飲んだのは20代の頃だったと思います。それまではインスタントコーヒーしか知らず、インスタントのブラックはただ苦いだけでおいしいと感じたことがなかったのですが、ちゃんとコーヒー豆をドリップして飲んだ時の香りと深い味わいに、コーヒーの虜になりました。この頃はまだコーヒー豆の種類も産地もよく分からず、いわゆるブレンド豆をお店で挽いてもらって飲んでいたと思います。

焙煎したてのコーヒーの美味しさと出会う

それから随分たちました。京都にいた頃は、出町輸入食品というお店でコーヒーを豆のまま買って、自分でミルで挽いて飲んでいました。挽き豆は時間が経つと酸化していきますが、豆で買えば好きな時に挽いて飲むことができます。冷凍しておけば美味しさも長持ちしますしね。この頃、色んな種類のコーヒーを飲み比べて、味の違いを知るようになっていきました。

京都には美味しい喫茶店も沢山あり、美味しいコーヒーを求めて喫茶店めぐりをした時期もありました。
喫茶店でコーヒーを飲むなんて、貧しかった青年時代にはとてもできなかったですが、いつからか喫茶店でコーヒーを楽しむことに罪悪感を感じずにいられるようになりました。

滋賀に移住してからは、自分たちの暮らしをもっとちゃんと楽しもうと思い、コーヒー豆を自分で煎るようになりました。

好みの生豆を自分で焙煎する楽しさ

コーヒーの味には苦味、酸味、コクなどがありますが、自分は酸味の強いコーヒーはあまり好きではなく、軽い苦味と深いコクが好みです。
生豆を自分で焙煎するまで分からなかったのですが、豆の種類による味の違いだけでなく、焙煎具合によっても酸味や苦味が変化していきます。

コーヒー豆は、コーヒーの木に成る実、つまり果実なわけですから、煎りが浅いと果実の酸味が強く出ます。そして、焙煎が進んでいくとだんだん酸味がやわらぎ、苦味が勝ってきて、さらに強く焙煎すると炭のような苦味が強くなってきます。
同じ種類の豆でも、煎りが変わればかなり味に差が出ますし、また同じ産地でも収穫する年によって、味に違いがあるようです。

いろいろな豆を試した結果、ここ何年かはインドネシアの豆を好んで使っています。インドネシアといえばマンデリンが有名ですが、インドネシアのアチェ山という高地で栽培されているガヨマウンテンという豆が、大変ふくよかな飲みごたえのある味と、フルーティな香りが楽しめます。ガヨの豆はあまり扱っているお店が多くなく、喫茶店でもガヨマウンテンを知らないお店が結構あるようなので、ある意味幻のコーヒー豆といえるかもしれません。

あとは、オーソドックスですがコロンビアのコーヒーが好きです。コロンビアの豆は、ブレンドのベースとして使われることが多いですね。それだけ味にクセが少なく、また収穫が安定していて値段も手頃ということなのでしょう。たしかにコロンビアの豆は、安い種類の生豆なら1キロ800円くらいで手に入ります。もう少しランクを上げてキロ1300円くらい出せば、とても美味しい豆が手に入ります。
きっとコロンビアという国はコーヒーを作るのにとても適した気候なのでしょう。生豆のひと粒ひと粒の大きさが、マンデリンと比べると倍くらい違います。
マンデリンの生豆はとても貧弱で、色もどす黒く見た目が悪い豆なんですが、焙煎していくとふっくらしてくるのです。

生豆の値段は、先ほど書いたとおり、キロ800円から1500円くらいです。さすがにハワイのコナコーヒーとかは、生豆でもバカ高いですが、それでもお店でロースト豆を買う4分の1くらいです。
ちなみに、うちがいつも利用しているのは、「生豆ダイレクト」というお店です。コーヒー焙煎に興味のある方は、ぜひ一度お試しください。

生豆は水分を含んでいるので、焙煎すると1〜2割目減りします。うちでは、気に入った種類の豆をまとめて25キロくらい1度に購入して、自分たちが飲むペースに合わせて焙煎しています。うちの場合、夫婦で毎朝1杯ずつ、25キロが10ヶ月から1年弱でなくなります。平均キロ1000円として年間25000円の計算ですね。

焙煎は以前はフライパンを使っていましたが、今はデロンギのオーブンで焙煎しています。デロンギの方が均一にムラなく焙煎でき、煎りの深さも調整がしやすいのです。焙煎の頻度は月に1〜2回、休みの日に40分ほど。これくらいなら、無理なく続けられるペースです。


家の中がロースト豆の香りに満たされて、その日1日、喫茶店にいるようです。



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