ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今回はハイエースの屋根にソーラーパネルを設置する場合の車高問題について考えてみたいと思います。
また暑い季節がやってきました。車中泊やバンライフにおける車載冷蔵庫のありがたさをつくづく実感しているこの頃です。
車載冷蔵庫をご検討中の方は、この機会に是非とも導入されることをおすすめします。冷蔵庫があると、車中泊が劇的に快適になります。
車載冷蔵庫の魅力や導入にあたってのポイントについては過去に記事を書きましたので、そちらもご覧ください。この記事の1番下にリンクを貼ってあります。
さて、車載冷蔵庫をストレスなく運用するにはあわせてソーラーパネルの設置が必要かと思いますが、ハイエースの屋根にソーラーパネルを固定する場合、パネルの固定方法によっては車高が高くなってしまい、立体駐車場の高さ制限にひっかかる可能性があります。
今回はできるだけ車高を抑えたソーラーパネル の取付について考えてみたいと思います。
ソーラーパネルの直置きは避けた方がよい
もっとも車高を抑えた取付方法として、ソーラーパネルをハイエースの屋根にじかに置く方法が考えられます。
薄型のフレキシブルソーラーパネルなら、パネル自体の厚みは1センチ未満なので、ほぼノーマル車高のままでいけます。
ただこの方法の難点は、屋根とパネルの固定です。
強力マグネット、強力両面テープなどの方法がネットで紹介されたりしていますが、時速100キロを超える高速走行や雨天のことなどを考えると固定に不安が残ります。
それと、フレキシブルパネルそのものの構造的な強度に対する不安もあります。
常時車外にさらされる過酷な環境ですので、できるだけ高耐久のものを選びたいものです。
うちの場合、ルーフキャリアにフレキシブルではない通常のソーラーパネルを固定していますが、キャリアとパネルの固定に少しコツがあります。
この方法だと最終的な車高は207センチほどとなり、一般的な立体駐車場はほとんどがそのまま通れます。さすがに210センチの立体駐車場は心理的にちょっとギリギリすぎて怖いのでまだ通ったことはないですが、理論上は210センチも通れます。220センチの立体駐車場は余裕でOKです。
キャリアを使って最低限に車高を抑える方法
さて、では実際の取付方法です。
考え方として、キャリアバーの上にパネルを置くのではなく、キャリアバーの下に、バーとクロスするように別のバーで井形を作り、この井形になった縦のバーにパネルを固定するやり方です。
さらに、井形を作る際に、元のキャリアバーと縦のバーとの間に1センチほどの厚みのブロックをスペーサーとしてかませることで、井形の下になるバーが相対的に1センチ低くなります。
こうするとソーラーパネルは完全にキャリアの高さより低くなり、キャリアバーに隠れて空気抵抗も軽減され、走行中の風切音もほとんどしません。
さて、井形を作るためのバーですが、スチール製の純正キャリアバーである必要はなく、アルミのフレームで十分です。35×25くらいのアルミフレームが1番手頃だと思います。
これをキャリアの前後の間隔より5センチほど長めの寸法でカットします。
これをステンレスのU型ボルトを使って元のキャリアバーにクロスさせて固定するわけですが、先に井形を組んでしまうのではなく、先にアルミフレームとソーラーパネルをタッピングビスで固定して、おみこしの土台のような形を作ります。そうしてからこのおみこしをキャリアの下に通して、Uボルトで固定します。
先に井形を組んでしまうと、井形のアルミフレームとソーラーパネルをねじ止めする際、ねじ回しが入らないからです。
うちは最初これに気づかず、井形を先に組んでしまい、もう一度やり直す羽目になりました。
できてしまえば何ということもないやり方なのですが、キャリアのバーの下に別のバーをクロスさせるというアイデアになかなか行きつかず、どうやって車高を抑えるか最初はずいぶん悩みました。
この方法なら、いざというときはキャリアの上に荷物を積むこともできるので、キャリアの機能性を失わず一石二鳥です。
見た目もソーラーパネルを載せているようには見えず、スッキリした外観になりおすすめです。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com
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