ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今回は滋賀県米原市にある醒井(さめがい)の梅花藻をご紹介したいと思います。
可憐に咲く水中花 梅花藻
皆さんは梅花藻(ばいかも)という花をご存知でしょうか?
梅花藻はキンポウゲ科に属する水草の一種です。水温が14℃前後の清流にしか生息しない貴重な植物で、毎年6月〜8月頃にかけて白い可憐な花を咲かせます。
生育する環境が限られているため、見られる場所は全国でもそう多くありません。梅花藻が生息する場所は名水としても有名な場所であることが多いようです。
ここ醒井(さめがい)の地蔵川もそんな名水が湧く場所として古くから人々に親しまれてきました。平成の名水百選にも選ばれています。
醒井の歴史はとても古く、古事記の中にも記載されているほどです。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊吹山の荒神を退治しに行ったとき、荒神が降らせた氷雨によって熱病にかかってしまった日本武尊が、ここ地蔵川の湧水によって病を鎮めたと記載されています。その湧水というのが「居醒の清水(いさめのしみず)」と呼ばれ、今も地蔵川の加茂神社のほとりからこんこんと湧き出しています。
地蔵川のほとりに少し窪んだ淵があり、そこから湧水が川に湧き出しています。そばにはひしゃくが置いてあって、誰でも自由に水をすくってその水を飲むことができます。
川に注ぎ込むのではなく、川の中に湧き出ているので、まさに川の水をすくって飲む形になります。初めは少しだけ躊躇してしまいますが、飲んでみるととてもまろやかな美味しい水ですので、皆さんも是非試してみてください。
清水のそばには水槽が置いてあって、水槽の中にはこの辺りに生息する「ハリヨ」という魚がおよいでいます。
このハリヨという魚も数が激減して今では絶滅危惧種だそうです。
物流の中継地 中山道醒井宿
ここ醒井は、江戸時代には中山道の宿場町として栄えていました。
宿場町にはそれぞれ色々な特色や役割があって、旅籠などの宿泊場所もあれば、食事処、そして荷物運搬のための人馬を中継するための問屋などがありました。
問屋といえば商いのイメージがありますが、この頃の問屋というのは、人々が長い距離を行き来するための交通手段や、荷物や書状などを運搬するための人馬を管理、中継する事務所のような役割だったそうです。
ここ醒井宿は特に問屋の数が多かったそうで、昔の問屋の建物が資料館として残されており、中を見学することができます。
醒井には地蔵川に沿ってこの他に加茂神社や、ヴォーリズ建築の古い郵便局の建物、美術館など、こじんまりした通りに面して様々なおすすめスポットが点在しています。古いお醤油やさんなんかもあってソフトクリームや甘酒をいただくこともできます。
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醒井での車中泊は駅前駐車場がおすすめ
醒井のいいところは、こうしたいくつかの見どころスポットが地蔵川に沿ってコンパクトにまとまっていることです。
醒ケ井の駅前駐車場に車を停めれば、そこから地蔵川までは歩いて5分かからない距離ですし、地蔵川に沿った小道をのんびり歩いていけば、きれいなせせらぎと梅花藻、そして色々なおすすめスポットを回ることができます。
駅前駐車場は24時間停めても600円なので、ここに停めれば車中泊も可能です。24時間使える公衆トイレもありました。
入浴に関しては、すぐそばというわけにはいきませんが、車で15分ほどの場所に「極楽湯」という入浴施設があります。
琵琶湖周辺には道の駅もいくつかありますから、そちらに泊まる方法もありますが、個人的にはここ醒井に停泊して、是非のんびりした時間を過ごすことをおすすめします。
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