ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース車中泊に電子レンジを導入




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

大容量ポータブル電源EFDELTAの導入に伴い、新たにハイエースに電子レンジを設置してみましたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

車中泊に電子レンジがある暮らし

うちが車中泊に電子レンジを導入したかった目的は大きく2つありました。一つは食品の温めや調理、そしてもう一つは朝食のパンやトーストを焼くことでした。


朝食に焼き立てのパンが食べられるというのは、それだけで車中泊の1日の始まりがワクワクすると思いませんか?

うちのハイエースは、以前から車載冷蔵庫は導入していたので、冷たい飲み物やヨーグルト、ハム、チーズ、サラダなどの車中泊メニューに加えて、ここに焼き立てのパンが加わることで、ほとんどホテルの朝食と変わらない贅沢な朝を迎えることができるようになります。
同時にティファールの電気ケトルも導入しましたので、サッとお湯を沸かして熱いスープやコーヒーも淹れることができます。


車中泊のご飯のうち、実は朝ごはんが一番大切なのではないかと私は思っています。
朝をしっかり迎えることは、午前中から旅を積極的に楽しむ原動力につながると思うのです。

逆に朝食をぼんやりと適当に済ましてしまうと、朝の出発自体は早くなるかもしれませんが、10時くらいになるともうお腹が空いてきてしまったります。
午前中からしっかり活動するためにも、車中泊の朝ごはんはとても大事なプロセスだと思います。


まあそんなことで、うちはトースト機能のあるオーブンレンジを導入することにしました。


インバーター制御フラットオーブンレンジという選択肢

今さらですが、ここで少しだけ電子レンジについておさらいしておきたいと思います。

電子レンジには、温めだけに特化した「単機能電子レンジ」と、それに加えてオーブンやグリル機能がプラスされた「複合型オーブンレンジ」があります。複合型のオーブンレンジは庫内の上部とプレート下にヒーターが内蔵されていて、庫内が200度以上の高温になることでオーブンや焼き魚などの料理が作れるようになっています。


電子レンジのワット数は、よく「500W」とか「600W」とか言われますが、あれは電子レンジが食品を温める時に照射するマイクロウェーブの出力のことで、実際の消費電力はこれとは別のものになります。マイクロウェーブを照射するための装置が作動する電力や、ターンテーブルを動かす電力、その他もろもろを合わせると、電子レンジの消費電力は実際には1200Wくらいになります。


ところで、電子レンジには丸いターンテーブルがつきものですが、あのターンテーブルというのは、マイクロウェーブが一方向からしか照射できないため、食品に均一にマイクロウェーブを当てるために食品の方をくるくる回すというやり方になっているのです。

これに対してターンテーブルのない電子レンジもあります。こちらはマイクロウェーブを多方向に拡散させて照射する仕組みになっていて、食品をくるくる回す必要がないのです。ターンテーブルがない分、庫内がフラットで広く使えるのと、レンジ自体がコンパクトになるというメリットがあります。


さらに、少し専門的な話になりますが、電子レンジの出力方法にはインバーター式と高圧トランス式という2種類があります。
通常の電子レンジの大半はトランス方式で、マイクロウエーブをトランスによって断続的に当てたり消したりを繰り返す方式です。
これに対してインバーター制御の方は、マイクロウェーブの照射を電子制御で連続可変させることができるのが特徴で、インバーター方式の方が、マイクロウェーブの消費電力を効率よくコントロールできてより省エネになるのと、インバーターの方が製品自体のコンパクト化にも繋がります。


そんなこんなで、うちが選んだのは「インバーター式」で「庫内がフラットタイプ」の複合型オーブンレンジにしました。重さは10kgちょっとと、レンジにしては軽い方だと思います。マイクロウェーブの出力は700W、消費電力は1050W。インバーターのおかげで省エネなので、ポータブル電源への負担が少ないのが助かります。


実際にEFDELTAに繋いで電子レンジを使ってみたところ、およそ1分の使用につきポータブル電源が1%減るくらいの感じでした。

車中泊での使用場面を考えると、1回2〜3分の使用が1日数回、それに電気ケトルの使用を合わせると1日に15%くらい消費することになるでしょうか?

日中のソーラー充電で600〜700W程度は回復が見込めるので、冷蔵庫の使用と合わせても十分持続運用が可能だと思います。


今までうちではスアオキG500を2台所有して冷蔵庫の電気を賄ってきましたが、実売価格で1台5万円くらいするスアオキを2台買うよりも、1000Whクラスのポータブル電源を10〜12万円出して1台買う方が絶対におすすめです。


電子レンジや電気ケトルは電気を大量に食うと思われがちですが、1日の消費電力が一番多いのは実は冷蔵庫なのです。
24時間あたりの消費電力で比較すると、車載冷蔵庫は24時間で450〜500Wほど消費しますが、電子レンジやケトルは、24時間あたりで考えると200W程度しか消費しません。なぜなら、レンジやケトルは消費電力は大きいですが使用する時間は1日に10分ほどだからです。


ソーラーパネルで発電した電力を最大限効率よく貯めておくには、電気を貯められる入れ物はより大きい方がいいのです。

500Whのポータブル電源には最大でも500Whしか貯められませんが、1000Whの大容量ポータブル電源なら1000Whまで貯められます。大容量ポータブル電源の方が使える電力のキャパが大きく、かつ蓄えておける電力も大きいというわけです。
500Wほどのポータブル電源だと午前中だけで充電が完了してしまって、それ以降、午後にどれだけ太陽が降り注いでも、もはや充電はされません。充放電の効率でいうと少しもったいないのです。


EFDELTAなら、1日たっぷり冷蔵庫と電子レンジを使っても残量はまだ45%くらい残ります。これで1日あたりの消費電力は700Whくらいでしょうか?
100Wソーラー2枚で、晴れ~曇りくらいの天気なら7〜8時間でちょうど満タンになるくらいです。
これからポータブル電源とソーラパネルを検討されるなら、ぜひ大容量ポータブル電源をお勧めします。


うちのようにスアオキを2台買ってから、あとで大容量を買い直すハメにならないよう、くれぐれもご注意ください。

車中泊におすすめのラック

さて、電子レンジを車内に設置するためのラックですが、おすすめを一つご紹介しましょう。

ご紹介するのはドッペルギャンガーのラック製作用のフレームです。

このフレームは、好きなサイズの棚板にビスどめして使います。フレームには直径25mmの市販のスチールラック用のポールがジャストフィットする様に作られているので、家にスチールラックがあるなら、そのポールをそのまま使うことも可能です。

つまり、このフレームを使えば、スチールラックの銀色の棚の部分を木の板に変えることができ、しかも木の板のサイズは自由にアレンジできるので、自分の思ったサイズでラックを作ることができるというわけです。


フレームのサイズは46センチですから、タテかヨコのどちらかは46センチに規定されますが、反対側は自分の好きな長さに板をカットすればカスタマイズ可能で、棚板の高さは、スチールラックのポールの溝が2.5センチ刻みなので、自由に変えることができます。

フレームは2本で1セットになっていて、ポールは別売です。
必要な棚の数に合わせてフレームを購入してください。


このドッペルギャンガーのフレームは、車中泊の車内用としてはもちろん、さまざまなDIYにも活用できるのではないかと思います。





最後まで読んでいただきありがとうございます。

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