ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

予算別 車中泊DIYプランニング


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

本日は、車中泊DIYのプランニングを考える上で必要な予算との兼ね合いについて少し考えてみたいと思います。
車中泊の装備や車中泊DIYをしようと思う場合に、お金がどれくらいかかるのか?というのは結構大切な問題です。
今回は、お金がかかっても是非やっておいた方がいいDIYや、余裕があればおすすめしますというDIYなど、予算と優先度の視点でDIYプランニングを考えてみたいと思います。

DIY別概算費用と難易度、おすすめ度


予算 難易度 優先度
おすすめ度
車内カーテン 4000円 必需品
サイドウインドウ網戸 3000円 必需品
ベッドキット 15000円 是非おすすめ
簡易ギャレー 4000円 是非おすすめ
壁面ウッドパネル化 10000円 是非おすすめ
車内電源&ソーラー
(1000Whクラス)
165000円 予算が許せば
是非おすすめ
エンジンカバー 3000円 おすすめ
サイドステップ収納 1500円 おすすめ
リアゲート網戸 2500円 中~高 市販でもよい
スライドドア網戸 2500円 中~高 市販でもよい
車内TV&フルセグチューナー 15000円
~30000円
おすすめ
後席REVOシート換装 1台あたり
600000円
業者委託 よく考えて


まずは、私がこれまで手掛けた車中泊DIYについて、主なものを表にまとめてみました。それぞれについて概算の費用とDIY作業の難易度、それからDIYのおすすめ度を整理してみましたので参考にしてみてください。DIYの項目名をクリックしていただくと、それぞれの記事にリンクしています。
この中で、カーテンとサイドウインドウの網戸の2つは車中泊の「必需品」といえます。そして、その次に優先度が高いのがベッドキット、簡易ギャレー、壁面ウッドパネル。この3つは「是非おすすめ」したい車中泊DIYです。

優先度と予算から考えたDIYプランニング

このように、車中泊をする上での優先度を考慮すると、
1.車内カーテン(必須)
2.サイドウインドウ網戸(必須)
3.ベッドキット(ぜひおすすめ)
4.簡易ギャレー(ぜひおすすめ)
5.壁面ウッドパネル化(ぜひおすすめ)
この5項目がまず挙げられます。

この5つをDIYした場合の概算予算は、全部合計しても36000円ほどです。
それほど高い材料のものはありませんし、DIYの難易度も低~中くらいとそれほど難しいものではありませんから、まずは手始めにこの5つを順番にDIYしてみられてはいかがでしょうか?

4番目の簡易ギャレーと5番目のウッドパネル化については、初期の車中泊DIYとしては導入を少し迷われるかもしれませんが、私がやってみた感じでは、DIYにかける手間と予算に対して、得られるメリットがとても大きい装備ですので、是非トライしてみてほしいと思います。

車内の電力供給にかける費用対効果

さて、次に車中泊の電力供給に関する部分について考えてみましょう。
先ほどの表では、電気関係の予算が165000円となっていますが、これは1000Whクラスの大容量ポータブル電源1台とソーラーパネル100W×2枚、設置のためのキャリアや接続ケーブルなどを合計した費用です。


車内電力にどれくらいお金をかけるか?ということは、車中泊やバンライフをどのように自分たちの生活の中に位置づけて活用していくか?ということとつながっていくと思います。
車中泊で電気を使いたいと考える人のたどる道すじとして、まずはじめはシガーソケット電源を考え、次にACインバーターの導入を考え、そしてモバイルバッテリーを使ってみたりしますが、それでもやはり電力が足りなくて、次に400~500Whクラスのポータブル電源を導入、もしくは「サブバッテリーシステム」といわれるディープサイクルバッテリーと走行充電器などを組み合わせたシステムを組むか?という方向に進んでいく人が多いと思います。


人間というのは悲しいかな一度身についた便利さや快適さから逃れることができない動物ゆえ、車中泊の照明に携帯の充電に、パソコンやタブレットやポータブルDVDや、そして車載冷蔵庫と、いろいろと電気機器が欲しくなってくるのです。特にエンジンをとめた車内で冷蔵庫が使える便利さを一度知ってしまったら、ますます車内の電力供給確保に拍車がかかります。


もちろん、いきなり15~16万円も予算をかけて、ソーラーパネルを含めた大掛かりな導入となると、さすがにためらわれるかもしれません。
うちもまさにそうでした。(結局、最終的にはそこへ行きつくのですが。。。)
最初は、もう少し小さなシステムでもやれないことはないのです。



予算 できること 課題
不満点
シガーソケット 0円~500円 スマホの充電程度 エンジン停止中
は使えない
ACインバーター 矩形波2~3000円
正弦波1万円
走行中100W程度
の電気は使える
バッテリーへの負担
停車中使えない
モバイルバッテリー 3~5000円程度 スマホ充電
車内照明など
用途限定すれば
活用できる
サブバッテリーシステム バッテリー
走行充電器
電圧計その他
計10万円くらい
台数を増やせば
大電力も可能
管理とメンテが
やや難しい
2~3年で寿命
500Whクラス
ポータブル電源
ソーラーパネルなし
4~50000円 スマホ、照明
車載冷蔵庫
PC、TVなど
1泊程度が限界
毎回充電必要
500Whクラス
ポータブル電源
+ソーラーパネル
100W1枚
電源4~5万円
ソーラー+ケーブル1.5万円
キャリア1.5万円
計8万円
ソーラーによる持続運用
晴れが続けば
連泊可能
実運用上
3泊程度が限界
500Whクラス
ポータブル電源
+ソーラーパネル2枚
合計10万円ほど 持続運用可能 レンジやケトルは使用不可
1000Whクラス
ポータブル電源
ソーラーパネルなし
12~13万円ほど レンジ、ケトル
TV、冷蔵庫
充電なしで2泊
くらいはOK
1000Whクラス
ポータブル電源
+ソーラーパネル
16~20万円ほど 持続運用可能
レンジ、ケトル
TV、冷蔵庫
ほぼなし


うちがたどった道を振り返ると、500Wクラスのポータブル電源にソーラーパネルを1枚導入した時点ですでに8万円、車載冷蔵庫を合わせると10万オーバーしていましたから、今から思えば、車載冷蔵庫を買うことを決めた時点で、最初から大容量ポータブル電源にしておくべきだったと思います。

もしこれが、スマホの充電とちょっとした照明程度しか使わないのであれば、モバイルバッテリーまたは小型のポータブル電源が1つあれば十分事足りると思います。
車内電力供給の分かれ道は、どうやらそのあたりにありそうですね。
車中泊はあくまで「仮眠」の延長ととらえ、車内照明とスマホ等の充電くらいに限定した使い方とするか、あるいは、せっかくの旅を快適に楽しめるように多少お金をかけてもある程度の電力を確保したいと思うか。


うちの場合は色々と回り道をしたのち、結局大容量電源に行き着いたわけですが、冷蔵庫があるのとないのとでは車中泊の快適さがぜんぜん違いますし、大容量電源なら電子レンジやオーブントースターも使えますので、経験から言うと、やはり大容量ポータブル電源とソーラーパネルを導入することをおすすめします。


ソーラーパネルの設置というところが一番躊躇される部分ではないかと思います。これについては、大容量ポータブル電源1台のみ導入して、ソーラーパネルは無しという選択肢も考えられると思います。
EFDELTAの大容量電源は、急速充電機能がついていて1時間あれば80%まで充電回復しますので、万一の際は旅先でも短時間での充電が可能です。(有料のACコンセントを確保しての話しですが)
ソーラーパネル無しなら電源のみの金額でいいので、12~13万円ほどあれば大電力が確保できます。その他のDIYと合わせても合計15~16万あれば、とりあえず必要なDIY装備はほとんど揃えられるのではないでしょうか?


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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