ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

今年の中央道はリニューアル工事で渋滞必至!迂回情報

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は、2022年シーズンの中央自動車道のリニューアル工事に伴う渋滞情報と迂回ルートについてお届けしたいと思います。
先日の車中泊旅で私たちも実際に大渋滞に遭遇してしまったので、これからのシーズン信州方面に行かれる方は是非参考にしていただきたいと思います。

昼夜連続の通行規制

冒頭のポスターに書かれている通り、中央自動車道の多治見IC~土岐IC、中津川IC~園原ICの2つの区間で、12月10日(土)までの間、朝6時から夜12時まで上下線とも車線規制や対面通行が行われます。工事は土日祝日も関係なく行われるようですから、帰省ラッシュや行楽シーズンなどと重なるとかなりの大渋滞が発生することが予想されます。


ぼやけた写真で申し訳ありませんが、信州旅からの帰り道、恵那山トンネルで約3時間の大渋滞に巻き込まれたときの様子です。

上りも下りも、断続的に2車線が1車線に規制されたり、ある区間では車が中央分離帯を越えて対向車線側へ誘導され、対面通行になったりします。規制されている区間そのものは時速50km程度で車が流れているのですが、工事区間より手前側で車が溜まることで渋滞が起こりはじめ、交通量が多い時間帯になると、その列はずっと後ろまで続いていきます。なのでポスターに書かれている工事区間と、実際に渋滞が発生しやすい区間は必ずしも一致せず、どちらかというと工事区間より手前のエリアで渋滞が起こりやすいと考えておいた方がよいと思います。

問題は恵那山トンネル

中央自動車道の中津川(岐阜県)と飯田(長野県)との間には恵那山トンネルがあります。トンネルの長さは約8.5kmあり、建設された当時では日本で一番長いトンネル(世界でも2番目に長いトンネル)なんだそうです。関西から中央道で信州を目指す際には必ず通るトンネルなので、知らない人はいないと思いますが、「なぜこの場所にこんなに長いトンネルがあるのか?」についてはあまり疑問を持つことなく、ただ毎回「長いなあ~」と思いながら通り抜けているのではないかと思います。

恵那山トンネルをあらためて地図で見てみるとあることに気づきます。本来なら中央道は名古屋から長野県に向けて北上しているはずなのに、恵那山トンネルは中津川からいったん南下するように折れ曲がり、トンネルを抜けたあと再び北に向かって折れ曲がっているのです。

地図に示したように、中央道は中津川の先で恵那山の中に入り、トンネルを抜けると中央アルプスの右側へ出てきます。そして、国道153号線に沿うように中央アルプスの東麓を諏訪へ向かって上がっていきます。
一方、中津川からは国道19号線がまっすぐ塩尻に向かって伸びており、中央道を使わず下道で信州を目指す場合には、この国道19号線がメインルートになります。こちらは中央アルプスの西麓を走ることになり、中央道と国道19号は中央アルプスという高い稜線を隔てて異なる2本のルートに分かれることになるのです。

実はこのことが、恵那山トンネル前後のリニューアル工事に伴う渋滞に大きく影響してきます。
それはつまり、「渋滞を迂回する下道が存在しない」ということです。

恵那山トンネルの渋滞を避けるために、例えば中津川や飯田で高速を降りたとして、そこから下道を少し走って再び高速に戻る、というちょうどいいルートがないのです。
上りの場合、中津川で降りると国道19号線を塩尻まで行かないと高速に合流できませんし、下りの場合は、飯田で降りて国道153号に入ると、そのまま国道は豊田市の方角へ向かってしまうのです。

恵那山トンネルの渋滞を避ける選択肢

今回、私たちは諏訪インターから高速に乗ってしばらく走った時点で、「飯田~中津川間で約120分の渋滞が発生している」という情報はつかんでいました。そこで、何とか手前で降りて渋滞を迂回できないかと考えたわけですが、うまい迂回ルートが見つからず、そうこうしているうちにどんどん車は進んでいき、そこに長い渋滞が待っていると分かっていながら、何もなすすべがないまま渋滞に飲み込まれてしまったわけです。
諏訪インターに入ったのが16時15分、そして恵那山トンネルを抜けて車が流れ出したのが20時15分でした。諏訪からトンネルを抜けるまでに4時間もかかったことになります。その間にも渋滞の最後尾はどんどん後ろへ伸びていましたから、スタートが遅くなればなるほど渋滞の列はもっと後ろへ伸びていくはずです。


今シーズン、この渋滞は必ず発生します。
では、何とか渋滞を避けるいい方法はないものでしょうか?

時間帯をずらす

工事そのものは昼夜連続となっていますが、時間帯ごとの交通量を考えると、「午前中の早いうちに規制区間を抜ける」ようにすれば、比較的渋滞はましです。関西方面から信州を目指す場合は、早朝に出発して恵那山トンネルを10時までに抜けるよう計画するか、前日の夜に出発して途中で前泊すれば、渋滞を避けることができると思います。
一方、旅からの帰りに関しては、午前中に恵那山トンネルを抜けようと思うと最終日がほとんど行楽できないことになってしまいますから、帰りに関してはこの方法はあまりおすすめできません。

飛騨高山~東海自動車道を使う

もし、旅の最終日に松本周辺が絡むのであれば、中央道を使わずに松本から国道158号で飛騨高山へ抜け、東海北陸自動車道を使うルートがお勧めです。松本から飛騨高山を抜けて東海自動車道で一宮JCTまで3時間半~4時間弱ですから、恵那山トンネルの大渋滞に巻き込まれるより、断然こちらの方が早く帰れます。

塩尻から国道19号線で中津川へ

私たちは諏訪ICから高速に乗るまで渋滞情報を知らず、高速に乗ってから「あちゃ~」となってしまったわけですが、もし事前に渋滞情報を知っていたら、塩尻から国道19号で中津川まで南下するルートを選んでいたと思います。
旅の最終日が諏訪周辺や塩尻あたりなら、間違いなくこのルートがお勧めです。
塩尻~中津川まで下道で2時間半ほどです。高速で渋滞なしでも中津川まで1時間半はかかりますから、追加の所要時間はプラス1時間。渋滞の程度にもよりますが、明らかに2~3時間以上の渋滞が見込まれる場合は、迷わず国道19号を選ぶ方が早いし楽です。

高速に乗ってから渋滞に気づいた場合

私たちのように高速に乗ってから渋滞に気づいてしまった場合は、とりあえず飯田で降りましょう。もし飯田まで渋滞が続いているようなら更に手前で降りてください。
私たちは焦って飯田から中津川へのルートを探そうとしたために失敗してしまったのですが、中津川ではなくもう一つ先の瑞浪を目指せばよかったのです。
飯田から国道153号線を通り、平谷村というところで国道418号線に折れて、そこから瑞浪方面を目指せば、飯田から1時間50分で瑞浪ICにたどり着くことができます。飯田から瑞浪まで高速だと1時間5分ですから、下道による追加時間は50分足らずです。どう考えても渋滞の列でストレスをためるより、飯田で降りて下道を使う方が賢明でしょう。


今回、高速の先に大渋滞が口を開けて待っていると分かっていながら、何もなすすべがなく渋滞に飲まれてしまったのですが、漫然と渋滞に突入するのではなく、迷った場合はいったん冷静になるために最寄りのPAに立ち寄って、落ち着いて考えるべきです。
特に今回のリニューアル工事は期間が長く、渋滞が起こることは確実に分かっていますから、これから旅行を計画される方は是非とも前もって渋滞回避の作戦を立てておかれた方がよいです。
この記事が、少しでも皆様の旅のお役に立てば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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