ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊 休日滋賀の渋滞事情


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は滋賀県内の渋滞事情について少し考えてみたいと思います。

渋滞とスイスイが混在する湖西バイパス

琵琶湖の西岸には湖西バイパスという自動車道が走っています。

湖西バイパスはかつては有料道路でしたが、現在は無料の自動車専用道路となっています。国道1号線、ちょうど名神東インターの先からバイパスが分岐して、琵琶湖の西側、山沿いを抜けて湖北の方までバイパスは続いており、そのまま国道を行けば、やがて敦賀までつながっていきます。


湖西バイパスは自動車専用道路で、制限速度は時速60kmですが、実際には高速道路と同じような感覚で結構スピードを出して走る車もよくみかけます。


この湖西バイパス、道が空いている時間帯と、ものすごく渋滞する時間帯が極端に分かれているのが特徴です。
空いている時なら本当にスイスイと快適に走れ、滋賀から京都や福井方面へかなりの時間短縮になるのですが、いったん渋滞に巻き込まれてしまうと、2〜3時間の渋滞は覚悟しなければなりません。
特に3連休以上ともなれば長蛇の列は夜遅くまで続きます。

湖西バイパスが渋滞する理由

さて、湖西バイパスの渋滞は実は休日に限ったことではなく、平日でも朝夕の通勤時間帯や交通量が増す時間帯は毎日のように渋滞が発生しているのです。


なぜこんなに渋滞が起こるのか?といえば、それは湖西道路の「高低差」に原因があります。

湖西バイパスは湖西の山沿いをぬって作られており、琵琶湖沿岸と比良山系との間のかなり狭いゾーンに、なるべくカーブを少なく直線的に道を作ろうとした結果、横方向のカーブは少ない反面、上下方向の高低差が生まれる結果になったのです。

長い直線でスピードの出る下り坂があり、その先に上り坂があるため、ドライバーは下り坂から上り坂に変わったことに気づかず、アクセスを踏むのが遅れ、そこで速度が落ちます。この状態で車の台数が増えてくるとどうしても自然渋滞が発生してしまうのです。


湖西バイパスの中で最もよく渋滞が発生するのは「雄琴インター」と「坂本北インター」の間にある坂道です。
京都から滋賀に向かうと坂本の長い直線高架の先に、雄琴インターに向かう上り坂があり、そこで渋滞が発生します。
同じ区間で、逆に滋賀から京都に向かう場合も、雄琴を越えて坂本の直線に出るまでの区間が毎日のように渋滞します。

不思議なことに、京都から滋賀への渋滞は午前中がピークで、逆に滋賀から京都に向かう渋滞は15時以降夕方にかけてがピークとなります。
朝夕で車の流れが逆になり、交通量が変化することによるものと思われます。
午前中は滋賀へ向かう人が多く、夕方は滋賀から京都や大阪へ帰る車が増えるから、ということなんでしょう。
その日の交通量の多さによって渋滞の列がどこまで続くか、渋滞の長さが変わるということになります。



もう1か所、湖西バイパスの近江舞子のある小松付近から、白髭神社にかけての区間も渋滞の多発地点となっています。
このあたりはバイパスがいったん一般道に変わり、幅の狭い街道をくねくね抜ける区間となるため、ここで渋滞が発生するわけです。

ここも同じように午前と午後で渋滞の向きが逆になるのが特徴です。


連休などで車の量が増えてくると、これらの渋滞区間を起点にして連鎖的に他の場所でも渋滞が起こり、もはやどこが起点なのか分からないほど、湖西バイパス全体が大渋滞となってしまい、夜遅くまで渋滞は続きます。


渋滞を抜ける裏道

このように渋滞多発の湖西バイパスですから、地元の人は、「午後から京都に向かう時は湖西バイパスには乗らない」というように気をつけています。


湖西沿いは湖岸と山々が迫っているため、バイパスが混んでいるからといって、ちょうどいい抜け道があるわけではないのですが、まったく方法がないというわけではなく、渋滞状況によっては裏道を使うなどして対処しています。


一つの方法は湖西沿いではなく比良山系の反対側、朽木方面を走るルートです。
朽木ルートというのは、京都大原から途中峠を通り朽木を経て小浜方面につながる国道367号線のことです。
367号線は朽木の先で303号線に突き当たるのですが、そこから今津へ下っていくと琵琶湖沿いで湖西バイパスとつながります。

距離は湖西バイパスより少し回り道にはなりますが、湖西バイパスの渋滞に巻き込まれることと比べたら、朽木回りで行く方が断然早いしスムーズです。

朽木ルートは以前は道が狭くて走りにくい道でしたが、今は綺麗に整備されて快適に走ることができるようになりました。


この朽木ルート、特に有効なのは滋賀から西へ帰る夕方の渋滞です。新旭や今津あたりで渋滞を見つけたら、迷わずバイパスを降りて朽木を目指した方が賢明です。

そのまま途中峠を越えていくと京都市の北の方に抜けるので、そこから京都市内に入ってもいいのですが、大阪まで帰る方は、それだとかえって遠回りなので、途中トンネルの手前から真野に降りて行き、「伊香立」の信号を右へ折れて、バイパスの北側を走る山沿いの抜け道を進むルートがおすすめです。

この山沿いの抜け道は、「こんな場所にこんないい道が?」と思うような綺麗な道路で、交通量もほとんどなく、あっという間におごと温泉まで抜けることができます。


湖西バイパスの渋滞はおごとインターの上り坂を越えるとウソのように渋滞が消えますから、おごと温泉でまたバイパスに戻ってもいいですし、さらに抜け道を進むと山の中のつづら折れを経て坂本まで抜けることができますから、もしおごと付近がまだ渋滞しているようなら、坂本まで抜け道を使ってもいいかもしれません。


伊香立から抜け道に入ってしばらくは古い集落を抜けて行きますので、くれぐれも飛ばしすぎないよう安全運転でお願いしますね。



さて、ここまで、滋賀から京都方面への渋滞抜け道情報をお伝えしましたが、逆に京都から滋賀を目指す場合の渋滞対策としては、湖西バイパスの滋賀里〜唐崎あたりでいったんバイパスから降りることです。
唐崎から坂本北ICにかけての区間は、バイパスの高架の下を一般道が並行して通っていますから、バイパスを降りて高架下の一般道を走り、坂本北ICからもう一度バイパスに入るのです。
たったこれだけのことですが、高架下の一般道はそれほど交通量が多くないので、1時間から1時間半は時間短縮になります。

もし、大型連休で坂本の先もずっと渋滞していることが予想されるなら、いっそのこと、近江神宮ICでバイパスを降りて、山中峠から比叡山を越えて京都市内に入り、白川通りを10分ほど北上して、花園橋から大原を抜けて朽木ルートで行く方が結果的にかなり早いと思います。



今回は地元滋賀の渋滞事情と抜け道情報をお伝えしました。
なるべく渋滞を避けて、滋賀でのバンライフを楽しんでいただけると幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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