ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

富士を望む標高1300mの高原で車中泊キャンプ

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

先日、八ヶ岳にある標高1300mのキャンプ場で車中泊キャンプを楽しんできました。今日はそのことについて書いてみたいと思います。

遠く富士を望む抜群のロケーション

そのキャンプ場は八ヶ岳の東麓、清里エリアにあります。
「新栄清里キャンプ場」という名前で調べると出てくると思います。

このキャンプ場のウリは、何といってもそのロケーションの素晴らしさにあります。

写真だと少し分かりにくいですが、中央にうっすら雲がかかっているのが富士山です。広々した緩やかな牧場をそのまま生かしたキャンプ場になっていて、牧草の中にそのまま車で乗り入れることができるようになっています。
キャンプ場内は一応区画が引かれて整理されていますが、平日なら区画に関係なく好きな場所を使えるため、どこでも自由に自分の好きなところに車を停めてテントやタープを張ることができます。


キャンプ場のあるあたりは標高が1300mほどあり、八ヶ岳の森を抜けてくる風はひんやり涼しく、まさに天然のクーラーのようです。
標高が高いといっても、夏の太陽が照りつける日なたはそれなりに暑いのですが、吹いてくる風が涼しいのと、全体的に湿度が低くカラッとしているので、とてもすごしやすく感じます。

私たちは草原の一番奥の、森と牧場の境のあたりに車を停めることにしました。


キャンプ場の周囲には八ヶ岳の深い森が広がっていて、森の奥には清里から野辺山へ抜けるJR小海線の線路が通っています。キャンプをしていると、時折、森の奥からかすかに線路を走る列車の音が聞こえてきます。
夕方が近づいてくると、ひぐらしの鳴き声が聞こえ、遠くに響く列車の音。


何だか、まるでスタンドバイミーの世界に紛れ込んだようなそんな気持ちがしてきます。
遊び場やアクティビティがあるわけではない自然のフィールドなのですが、その大自然こそがこのキャンプ場の魅力と言えるでしょう。


私たちが利用したのは7月末の金曜日でしたが、広いキャンプ場にテントを張っていたのはわずか4グループだけでした。
まるでプライベートキャンプ場のような状態です。



今回はテントは張らずタープだけ張って、夜は車の中で寝る予定です。
キャンプ場でテントを張らないなんて、とびっくりされるかもしれませんが、テントで寝るより断然車で寝る方が快適なのです。
それに、テントの設営と片付けの手間もかかりません。

木陰があるのでタープも要らないかな?と思いましたが、翌朝、朝日が反対方向から差し込むときっと暑くなると予想して、タープだけは張っておくことにしました。タープを張っておくと、テーブルやチェアなどが朝露に濡れるのを防ぐこともできますしね。


朝が早かった私たちは、夕方まだ早い時間から夕食メニューにカレーを作り、ミニかまどでご飯を炊き、車載冷蔵庫でキンキンに冷やしたビール(ノンアルコール)とジュースで乾杯して、美味しく晩ごはんをいただきました。


今日はカーペンターズにしました。BOSEのポータブルスピーカーは落ち着いた低音と抜けの良い高音が気持ちよく、小さな音量で鳴らしてもちゃんと空気感が伝わってきます。ちょっと高いけど、こいつはなかなかおすすめのスピーカーなんです。


それから、私たちは近くの温泉に行ってさっぱりと汗を流して帰ってきてから、缶ビール片手に焚火をしたり、子どもたちと花火をしたり、スイカを食べたりして、高原の夜を満喫したのでした。

夜は半そででは寒いくらい、おそらく20℃を切っていたのではないかと思います。

近くには日帰り入浴施設が点在

キャンプ場の周辺には入浴施設がいくつか点在しています。
一番近いのは「アクアリゾート清里 天女の湯」です。また、クルマで10分足らずの場所に「甲斐大泉温泉パノラマの湯」という日帰り入浴施設があります。
料金は、天女の湯の方が大人790円、3歳以上子ども420円。
一方、パノラマの湯の方は大人830円、小学生以上420円となっています。
家族4人で考えるなら幼児無料のパノラマの湯の方が少しだけ安いですね。今回はパノラマの湯の方に入りました。

パノラマの湯というだけあって、露天風呂からは遠くに富士山を望む眺望が広がっています。それほど大きなお風呂ではないですが、お風呂上りにくつろげる屋外テラス席もあり、夕風が気持ちよかったです。

残念ながらキャンプ料金は高め

さて、今回利用した新栄清里キャンプ場。昔はとても安くて家族で1500円くらいで利用できるキャンプ場だったのです。
オーナーが変わって料金が高くなってしまってからはしばらく足が遠のいていたのですが、今年の夏のこの酷暑で、真夏に車中泊するには標高の高い場所に行くしかない、ということで久しぶりに家族で利用してみることにしたのでした。

新栄清里キャンプ場はテント単位ではなく、利用者1人ずつの料金設定となっています。4歳以上から料金がかかるので、うちのように4人家族なら×4の代金となります。
平日利用の場合で1人1泊1430円。土曜や祝前日になると1人1泊2255円。そして、お盆などハイシーズンは1人1泊3025円と料金が上がります。

4人家族で利用した場合、平日利用で1泊5720円、ミドルシーズンだと9020円、ハイシーズンだと12100円もかかることになります。眺望や周辺環境に関してはとても気持ちいいキャンプ場なのですが、さすがに1泊10000円近いのはちょっと高いですよね。。。
逆に、ソロキャンパーなら平日1泊1430円で利用できるので、バイクツーリングやソロで利用されるキャンパーの方には安い料金設定だと思います。

いずれにせよ、利用するなら、比較的料金も安く区画も自由に使える平日がおすすめです。

高原リゾートの夏を楽しめるおすすめエリア

清里はバブルのころは異様ともいえる賑わいを見せていましたが、今はすっかり落ち着いて、キャピキャピした雰囲気はどこにもありません。
八ヶ岳を望む景色と澄んだ空気、緑の草原は今も昔も変わらず、改めて落ち着いた高原リゾートをゆっくり楽しむことができる場所になっています。

甲州エリアと呼ばれる小淵沢から甲斐大泉、清里、野辺山という八ヶ岳東麓は、信州と比べると関西人にはあまりなじみが少ない場所かもしれませんが、信州の夏とはまた違ったさわやかさを味わうことができるおすすめの場所です。
松本や安曇野まで行くのと距離的にも時間的にもあまり変わらないので、信州へ行かれたついでに是非一度足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
桃や巨峰などの美味しいフルーツが手ごろに買えるのもこの土地の魅力です。


とにもかくにも、夏の車中泊は耐え難い暑さとの闘いですから、決して無理をせず、行き先をよく考えてなるべく標高の高い場所を選ぶようにしましょう。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com

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