ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

夏でも涼しい車中泊おすすめスポット





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は真夏でも涼しく車中泊できるおすすめスポットをご紹介したいと思います。

とにかく標高の高い場所をめざす

長かった梅雨が明けたとたんの茹だるような猛暑。本当にヤバい暑さです。この暑さの中で車中泊するのはさすがにやめておいた方がいいと思います。


それでもやっぱり車中泊したい!という方のために、夏の車中泊を少しでも快適に過ごすためのポイントを以前ご紹介しました。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com


ですが、結局のところ、どんな対策も「標高の高い場所に泊まる」ことに勝るものはありません。
よく言われるように、標高が100m上がるごとに気温は0.6℃ずつ下がります。標高1000mなら平地との気温差は6℃ということです。

夜中の気温が25℃以上を熱帯夜と言いますが、それより6℃下がれば19℃、まさにクーラーをかけて寝ているような気温です。

今回は、そんな夏でも涼しく過ごせる車中泊スポットをいくつかご紹介していきます。

夏の車中泊定番〜信州エリア〜

長野県は県全体がそもそも内陸にあり、県内の平地でさえすでに標高が高いので、どこに泊まっても基本的に夜は涼しいです。
そんな中でもやはり標高の高い場所を選べば更に気温は下がり、涼しく過ごすことができます。場所によっては「涼しい」を通り越して「寒い」ほど。

1.道の駅 美ヶ原高原美術館

地図上の住所は長野県上田市になりますが、松本から上田、茅野や諏訪にまたがる標高1900mを超える高原地帯の中にある美ヶ原高原美術館。その駐車場が道の駅として開放されています。
駐車台数は何と1000台!
バブルの頃はこの駐車場が満車になるほどの人気だったそうですが、今は静かな高原の夜を過ごすことができます。
道の駅なので利用は無料で、綺麗に整備されたトイレも24時間開放されています。
駐車場の外灯が明るいため、夜の星空はあまり見えませんが、涼しさはピカイチです。夏でも長袖のヤッケは積んでおきましょう。

2.高ボッチ高原駐車場

長野県塩尻市にある高ボッチ高原。第一駐車場と第二駐車場がありますが、トイレ設備があるのは第一駐車場の方です。
岡谷から松本へ抜ける国道20号線(塩尻峠)から高ボッチ高原に上がっていくルートがあり、高原にはサフォーク種の羊の放牧が行われているので、ひつじのショーンに出会えるかもしれません。
北アルプスや八ヶ岳などを望むパノラマの景色がとても美しい場所でおすすめです。


ちなみに国道20号線をもう少し走ると、道の駅「小坂田公園」があり、こちらも車中泊可能です。

3.RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木

長野県諏訪郡原村にある樅木荘という宿泊施設の駐車場をRVパークとして利用できます。
原村は八ヶ岳の裾野に広がる平野ですが、原村自体が標高1200mほどあるので、基本的にどこでも涼しくです。ただ、原村はリゾート地として有名なため、無料で停泊できる場所はなく、そんな中で唯一車中泊に利用できるのが、このRVパークなのです。
RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木 TEL 0266-74-2311 

八ヶ岳東麓〜山梨エリア〜

原村と八ヶ岳連峰を隔てて反対側にあるのが清里や小淵沢あたりのエリアです。関東方面からなら信州を目指すよりさらに近く2時間ほどとアクセスしやすい場所かもしれません。

1.道の駅 こぶちさわ

山梨県小淵沢市にある道の駅で、中央道の小淵沢ICから1kmほどの場所にあり、平地でも標高が約996mと高いので夏でも涼しい車中泊スポットです。
この道の駅は「延命の湯」という温泉施設が併設されているので、車を停めて温泉に浸かり、そのまま車中泊できるのがありがたいです。
ただ、温泉施設の駐車場と道の駅の駐車場は地続きですが別々の施設なので、車を停める場合は道の駅側の奥の方の駐車場を利用するように気をつけましょう。
リゾート地らしいお洒落な雰囲気の道の駅なので、いかにも車中泊してます感が滲み出る格好だとちょっと浮いてしまうかもしれません。

2.道の駅 信州蔦木宿

長野県諏訪郡富士見町にある道の駅です。国道20号線沿い、八ヶ岳の一番南にある編笠岳の麓あたりに位置し、平地でも標高800mほどありますから、夏でも涼しい場所です。
先ほどの道の駅こぶちざわとは5〜6kmしか離れていないので、どちらか空いている方を選べばいいと思います。
こちらの道の駅にも温泉施設「つたの湯」が併設されています。むしろ温泉施設に道の駅がくっついているという感じでしょうか。地元の人の利用も多い入浴施設なので、車中泊で利用する場合はお風呂から少し離れた駐車場を利用する方が人の動きは少ないと思います。
道の駅こぶちざわと比べるとこちらの道の駅は和風で落ち着いた雰囲気の佇まいです。

3.道の駅 南きよさと(RVパーク)

山梨県北杜市坂根町にある道の駅で、中央道の須玉ICから清里方面に12kmほどの場所にあります。標高は800mくらいです。
ここは道の駅ですが、車中泊利用者のためにRVパークが設けられています。
つまりここで車中泊するにはあらかじめ電話予約して、現地でお金を払う必要があります。
1泊(停泊から24時間以内)2000円で、電気利用などは別途料金が必要です。スペースは最大5台までなので、必ず電話予約するようにしましょう。
TEL 0551-20-7224

4.RVパークサクラリゾート

山梨県甲斐市に位置するRVパークで標高は約1052mあります。場所的には甲府盆地の北側に位置し、八ヶ岳東麓エリアと富士山エリアのちょうど中間くらいにあります。
料金は1泊3000円とやや高めですが、リゾート感満載で八ヶ岳と富士山、甲斐駒ヶ岳や北岳などのパノラマが広がるとても気持ちいい場所です。
TEL 055-260-3100 


富士山周辺〜静岡.山梨エリア

富士山を望む静岡や山梨あたりにも標高が高く夏でも涼しい車中泊スポットがあります。
富士山を望む絶景ロケーションでのオートキャンプ場なども魅力的ですが、ホテルに泊まるのと変わらないくらい料金がかかる場合もあります。
このあたりで標高の高い道の駅としては次の2つくらいが挙げられます。

1.道の駅 朝霧高原

富士山の静岡県側にある道の駅で、標高は約896m。駐車場は3つのエリアに分かれており、電光掲示板のあるトイレに近い10台ほどの駐車スペースがフラットな作りになっていて、それ以外の場所は多少の傾斜があります。
トイレに近い駐車場はほとんど常時満車状態ですから、そこを停泊場所にしたい場合には早めに現地入りして、空きが出るのをひたすら待つしかありません。
建物の裏側に回ると富士山が望めます。

車で15分ほどいくと「朝霧温泉 風の湯」があります。料金は900円とやや高めです。

2.道の駅 富士吉田

山梨県にある道の駅で標高は約899m。
駐車場は場所によって多少傾斜があるので、比較的フラットなアリーナ近くがおすすめです。

道の駅富士吉田には地元の美味しい富士山の水をくめる場所があり、水を汲む人々がペットボトルやタンク持参で訪れます。
また富士山ビールのブルワリーのあるレストランがあり、富士山ビールを買うことができるのもここの特色です。

入浴施設に関しては、車で5分ほどの場所に「紅富士の湯」があります。料金は800円。


ゆったり温泉に浸かり、涼しい高原で富士山ビールで乾杯。


ちなみに、富士山周辺の道の駅は全体的にゴミ箱が設置されている場合が多いのが特徴です。世界遺産に登録されたことによって、違法なゴミ捨てによる環境破壊を守るためにしっかりと地域で取り組まれているのかもしれません。


とはいえ、私たちのマナーとしてはやはり自分たちのゴミはきちんと持ち帰るように心がけましょう。


飛騨高山のおすすめ車中泊スポット

さて、信州エリア、八ヶ岳東麓エリア、富士山周辺と標高の高い車中泊スポットをご紹介してきましたが、次は飛騨高山のご紹介です。

道の駅「モンデウス飛騨位山」

岐阜県高山市にある「モンデウス飛騨位山スノーパーク」というスキー場の駐車場が道の駅として利用できるようになっています。標高は898m。

スキー場を望む広大な草原の麓に駐車場があり、広々した緑を眺めながらの車中泊はキャンプ場の中にいるような気持ちよさがあります。

国道沿いの道の駅ではなく、国道からスキー場までつづら折れを少し登っていく必要があり、そのせいかあまり混雑しないのが逆に車中泊に適しているといえるかもしれません。

ただし、食堂や買い物のできるお店などはありませんから、買い出しは必ず済ませてくるようにしましょう。

お風呂に関しては車で10分ほどの場所に「自家源泉 臥龍の郷」というところがあります。宿泊施設ですが日帰り入浴もできます。料金は大人700円。小学生350円。小学生未満は無料と良心的です。


今回は夏でも涼しい標高の高い車中泊スポットをご紹介してきました。
ただ、標高の高い場所を目指そうと思うと、必然的に住んでいる場所からは遠い場所になり、出かけるのに時間がかかり、高速代や燃料代の費用がかさみますし、日数も必要です。


標高1000mクラスの停泊場所を選べば文句なく極上の涼しさを享受できますが、そこまでじゃなくても標高600〜700mくらいの場所なら体感的にはかなり涼しく過ごすことができると思います。


皆さんの住む場所の近くにも、山頂の駐車場など意外な車中泊スポットがあるかもしれません。

そういう場所を探して家族で避暑車中泊をしてみるのも面白いかもしれませんね。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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