ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊おすすめスポット岡山編②~標高700mの避暑地に泊まる




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、前回に引き続き車中泊おすすめスポット~津山編②をお届けしたいと思います。

津山のおすすめ停泊場所「のとろ原キャンプ場」

津山周辺には何か所か道の駅があります。道の駅「久米の里」、道の駅「彩菜茶屋」など。もちろんこうした道の駅を停泊場所として選ぶのも一つですが、今年のような猛暑の中での車中泊はさすがにちょっと厳しいものがあります。

私たち家族が今回選んだ停泊場所は、津山市内から車で30分ほど走ったところにある「のとろ原キャンプ場」です。
高速でいうと中国道の院庄ICで降りるのが一番近いですが、院庄周辺はお店が少ないので、途中で買い出しをしてから向かうなら津山ICで降りて津山市内で買い出しをしていくのがおすすめです。

1.標高が高く夏でも涼しい

のとろ原キャンプ場は岡山県の県北部に位置する標高700mほどの山の中にあります。下界が猛暑でもここは気温25℃ほど。木陰に入ればスーッと涼しい風が通り抜けていきます。夜は半そで1枚では寒いくらいなので、もちろんクーラー要らずです。

2.駐車場とテントサイトが近い

のとろ原キャンプ場はオートキャンプ場ではなく、いわゆる従来からあるキャンプ場で駐車場とテントサイトが別々になっています。ただ、テントサイトのすぐ横に車を乗り入れて荷物を積み下ろしすることができるので、荷物をリヤカーなどを借りて移動する手間はありません。
また駐車場はテントエリアごとに何か所かに分けて設けられていて、各テントサイトから駐車場まで歩いても30秒~1分ほどの近さですから、何か忘れ物をしてもすぐに取りに行くことができます。トイレも同じようにテントエリアごとに点在していますから便利です。


3.遊ぶものがいろいろあって飽きない

子どもが遊べるアスレチック施設がいくつかあり無料で利用できます。
また魚のつかみ取り、釣り池などがあり、遊んだ後は魚を焼いて食べることができます。
基本的な利用時間はチェックインが14時~、チェックアウトは12時までとなっていますが、テントサイトが空いていれば早めに到着してもそのまま利用させてもらえる場合がありますから、まずは管理棟を訪ねてみましょう。
テントサイトは直火は禁止ですが焚火台を使えば焚火OKでした。テントサイトでの花火もOKです。

周辺は広葉樹の森と針葉樹の森が混じりあっていて、広葉樹の森ではカブトムシやクワガタムシを採ることができます。運がよければですが。。。というのも、夜になると懐中電灯を手にかなりの数のキャンパーや子どもたちが虫取りに出かけていて、まあ、正直あれだけの人数が夏の間、毎晩のように血眼で虫取りをするわけですから、この森のカブトムシたちはさぞかし大変だろうと思います。夜におちおち樹液を吸いに出たらひとたまりもありません。


4.料金が安い

入場料大人1人660円、小学生以上330円。料金はそれだけです。幼児は無料なので、うちは家族4人で1泊1320円でした。利用人数によってテントサイトの大きさや場所は管理棟の職員さんが当日指定してくれます。管理棟横にゴミステーションがあり、ゴミも分別してすべて捨てていくことができます。
ちなみに予約受付は電話のみですが、公式ホームページにテントサイトのキャンセル情報などが随時掲載されますので、それを見て空き状況が確認できます。
(キャンプ場TEL : 0867-57-2102)

5.すぐ隣に天然温泉がある

キャンプ場に隣接する(キャンプ場から歩いて行ける)場所に「のとろ原温泉 天空の湯」があります。
料金は大人700円 4歳以上320円。
露天風呂の眺めがとてもよく、とてもやわらかいいいお湯が楽しめます。

営業時間が10時から20時(4月から11月の間)、11時から17時(12月から3月の間)と短めなのでそこだけ注意が必要です。

露天風呂に入ると、谷あいを隔てて遠くの山々が見渡せ、斜面をたくさんの赤とんぼたちが飛び交っていました。
赤とんぼは秋の虫のように思えますが、実は夏には成虫になり、真夏の間は暑さを避けるために山の高い場所で過ごしているのです。このころの赤とんぼはまだ体は赤くなくて薄いオレンジ色をしています。夏の盛りを過ぎると次第に平地に降りてくるのです。

キャンプ場で車中泊という選択肢

私たちは今回は車中泊ではなくキャンプ目的でテントやタープなどを持参して行ったのですが、ここはキャンプしなくても車中泊の停泊場所として利用するのも悪くないなと感じました。というのも、これだけ駐車場とテントサイトが近ければ、例えばテントサイトを借りてタープだけ張って焚火をしたりアウトドア気分を楽しんで、寝るのは車の中という使い方も十分できると思います。天然温泉も楽しめるし、魚のつかみ取りや釣りも楽しめて、さらにごみまで処分してもらえるなら、そこらのRVパークよりよほど快適かもしれません。

各テントサイト同士は少しずつ距離が離れているので、それほどお隣を気にする必要もありませんし、夜10時に一斉放送で就寝のチャイムが流れますから、他のキャンプ場と比べると夜は比較的静かに過ごせると思います。

うちの子どもたちは釣り池でのあまご釣り(この地方ではあまごのことを「ひらめ」と呼ぶそうです)にすっかりはまり、キャンプの2日間連続で釣りをして遊びました。釣ったあまごはリリース禁止で1匹300円で買い取り、小さな小川沿いに設けられたBBQ台で自分たちで塩焼きにして食べることができます。釣りの竿代やえさ代は無料で、釣った魚の下処理や串刺しもすべてやってくれて、塩も袋に分けてもらえます。
魚を焼くのは自分たちで、管理棟で薪を1束買ってきて小川沿いのBBQスペースで火をおこして、魚を塩焼きにしてみんなで食べました。

自分で釣った魚がバケツの中で次第に弱って死んでいく姿に「かわいそう」と言いながらも、魚を手でつかんで感触を感じたり、塩焼きにした魚を串を手に持って背中からかぶりつき「美味しい!」と言いながらペロリと平らげた子どもたちでした。


関西周辺のキャンプ場と比べると、いろんな意味でアットホームで良心的、キャンプ場としてだけでなく、車中泊の停泊地としてもかなりおすすめできる「のとろ原キャンプ場」でした。



温泉ランキング西の横綱「湯原温泉」

のとろ原キャンプ場から車で30分ほど山道を下っていったところに「湯原温泉郷」があります。

湯原温泉は河原に湧き出す温泉が有名な天然の露天風呂で、日本の温泉ランキングでは西の横綱と言われている温泉です。

川沿いに設けられた「砂湯」と呼ばれる混浴の露天風呂が特に有名で、24時間開放されていて、誰でも無料で入ることができます。

砂湯は「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」の3つの露天風呂が川沿いに並んでいて、それぞれ少しずつ温度が違います。
露天風呂に浸かって川のせせらぎを眺めるのはとても気持ちがいいものですが、昼間は観光客も多く、公衆の面前で真っ裸になってお湯に浸かるのは男性でも少し勇気がいります。
まして、女性がここのお風呂に浸かるのはかなりの勇気と覚悟が必要だと思います。湯原温泉の観光センターなどに行くと女性用の浴衣をレンタルしてもらえるそうですが、レンタル浴衣を着たからといって気軽に入れるというものではありません。
うちの奥さんも現地を見るまではかなり入る気でいたのですが、実際の砂湯の様子を見るととても入れたものではなく、結局私と子どもたち3人だけで入ることになりました。

湯原温泉は川沿いに温泉旅館やホテルが並んでおり、無料の砂湯の他に公衆浴場もあります。

引用:湯本温泉館 真庭市公式ホームページより

湯本温泉館は大人600円、小学生300円となっており、家族で利用できる家族風呂(1時間3000円)などもありますから、砂湯に入る勇気がない場合は、こうした公共の浴場を利用するのも一つです。


また、湯原温泉のある旭川は、川沿いに無料の駐車場があり、特に時間制限などはありません。ここに車を停めて温泉街をぶらぶら歩いたり、河原に降りて川に足を浸して遊んだりすることもできます。
川のあちらこちらに温泉のお湯が注ぎ込んでいるので、川の水は部分的に温かかったり冷たかったりします。そのせいか、オイカワやカワムツなどの川魚がものすごく沢山泳いでいます。小さな子どもでも簡単に網ですくえるほどです。
私たちもここでしばらく川遊びをして遊びました。


川沿いの駐車場には「長時間の駐車や、キャンプ、車内泊などは禁止です」と看板が出ていましたから、ここで車中泊をすることは難しそうですが、すぐ近くにある「ゆばら湯っ足り広場」にRVパークが併設されているので、そこを利用すれば湯原温泉での車中泊が可能です。
ゆばら湯っ足り広場は1泊1000円で利用可能台数は3台までとなっていますので、利用する場合は必ず事前に予約するようにしましょう。
RVパーク チェックイン:13時00分-17時00分  チェックアウト:翌日11時00分  年中無休
予約受付は電話のみだそうです。(電話 0867-62-2011)

引用:真庭氏公式ホームページより


湯原温泉の周辺には道の駅など車中泊ができそうな場所は他にありませんでした。
また、湯原温泉街には小さな食堂が2~3軒ありますが、残念ながらおすすめできるお店とはいい難く、口コミの評判もあまりよくありません。(私たちは知らずに入り、残念な思い出になりました)ので、もし湯原温泉に車中泊をされる場合は、食事は事前に用意していかれることをおすすめいたします。



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