ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
前回、岡山県にあるのとろ原キャンプ場のおすすめポイントについてご紹介しました。今回は更に、のとろ原周辺のおすすめスポットをご紹介していきたいと思います。
のとろ原周辺おすすめスポット
のとろ原キャンプ場は、岡山県津山市の北部にあり、高速のインターでいうと中国道の院庄インターが最寄りとなります。
のとろ原のある岡山県北部地域はいわゆる「美作三湯」として有名な美作(みまさか)エリアにあたります。
美作三湯というのは、西の温泉横綱といわれる「湯原温泉」、美人の湯といわれる秘境「奥津温泉」、そしてレトロ感たっぷりの美肌の湯「湯郷温泉」の3つの温泉を指しますが、のとろ原キャンプ場はそのいずれにも比較的アクセスしやすい場所にあるので、のとろ原に行かれたついでに、是非これらの温泉に立ち寄ってみてほしいと思います。
このあたりには道の駅も点在しているので、必ずしもキャンプじゃなくても車中泊しながら温泉巡りしてみるのもいいと思います。
湯原温泉
湯原温泉は川沿いにある「川湯」といわれる混浴露天風呂が有名ですね。川湯は公共の露天風呂で、入浴料金は無料です。川沿いに小さな脱衣場があり、24時間いつでも入ることができます。
女性が昼間から混浴露天風呂に入るのはちょっと勇気がいると思いますが、浴衣のレンタルもあるようですからチャレンジしてみてはいかがでしょう?
さすがにそんな勇気がない場合は日帰りの入浴施設もあります。
温泉のそばを流れる川は、温泉の温かいお湯が流れ込んでいるので足をつけると冷たい場所と温かい場所が混じり合っています。
とてものどかな、癒される場所です。
奥津ダム
のとろ原キャンプ場の近くには、水力発電のために川をせき止めて作られた奥津ダムがあります。
この奥津ダムのさらに奥へいくと美作三湯の一つである奥津温泉郷に行きます。
ここはダムの内部を無料で見学できるようになっていて、ここがけっこうおすすめなのです。
時間が許せばぜひ立ち寄ってみてほしいポイントの一つです。
ダムの中に入ると、エレベーターでダムの地下へと降りていくようになっています。コンクリートの壁面がまるでコップの表面のように結露して、びっしり水滴で濡れています。地下に降りたコンクリート壁の向こうは深いダム湖の圧倒的な水量が、壁1枚隔てて迫っているのを感じます。
ダムの地下へ降りることができるというのは、なかなか体験できないと思いますが、壁1枚隔てた向こうにダム湖があると思うだけで、なんとも言えない気持ち(プレッシャー?)に襲われるから不思議です。
ダム湖の真ん中を通り抜ける奥津大橋という橋がかかっていて、圧倒的な大きさのダム湖の上を走ることができ、これもなかなか迫力があります。
1羽のトビが静かにダム湖を見下ろしていました。
湯郷温泉
湯郷温泉はひと昔、いやふた昔前の「昭和」にタイムスリップしたかのようなレトロが感じられる温泉街です。
美肌の湯と言われるだけあって、100%かけ流しの温泉が楽しめます。
鷺の湯会館という日帰り温泉が、雰囲気も良くて料金も手ごろでおススメです。
すぐ近くに無料の足湯もあり、ぶらっと立ち寄ることもできますが、せっかくなので、是非、独特のサラッとしたお湯に浸かってみてほしいと思います。
山田養蜂場
最近では全国の観光地で見かけるようになった山田養蜂場ですが、ここ岡山が山田養蜂場の本拠地らしく、のとろ原の近くに観光農園があります。
日帰り観光ツアーのルートになっているようで、私たちが訪れたときは大型バスが何台もきていました。
ミツバチの巣箱の断面を見られる観察用の巣箱が置いてあって、実際に蜂たちが出入りしている様子が見られます。蜂たちは人間にはあまり関心がないらしく、集めてきた花の蜜をせっせと巣箱に運んでいました。
子どもたちはミツバチよりもウサギのエサやり体験に夢中になっていました。
そして「ウサギ飼いたい!」とさっそく感化されてしまったようです。
確かにウサギは可愛いのですが、もし家で飼うとしたら、庭も畑も食い荒らされてえらいことになってしまいそうですね。
売店コーナーでは、「巣蜜の計り売り」をやっていて、スタッフの人が巣蜜をナイフで切り分けて容器に入れてくれます。
「1g15円」と書かれています。イマイチピンと来ませんが、小さな丸いプラ容器に5センチ四方くらいの巣の塊りを切り分けてくれて、それが1000円でした。
初めて食べる巣蜜は独特の食感と濃厚なハチミツの味わいでとても美味しかったです。
巣から染み出してくるハチミツが口の中に広がり、蜜を味わっていると次第に蜜蝋成分だけが口の中に残っていきます。
蜜蝋ごと全部食べられるのかと思っていましたが、どうしても最後の蝋だけはボソボソして飲み込むことができず口の中に残ってしまいます。
考えてみれば、これがいわゆるビーズワックス(蜜蝋ワックス)の元なわけですね。
産直の美味しい桃を買う
さて、岡山といえば桃が有名ですが、一言で桃のシーズンといっても、6月から8月の3か月ほどの間に、いくつもの桃の品種が少しずつ時期を変えて市場に出回ってきます。
岡山でもっとも有名で美味しい桃といえば、「清水白鳳」という桃が有名ですが、この清水白鳳は7月下旬から8月上旬くらいが旬で、6月末から7月上旬にかけての時期は「日川白鳳」という早生品種が中心となります。
桃の値段の高い安いは、旬を過ぎたから安くなるというものではなく、純粋に1つ1つの個体の商品価値によって決まります。
桃の実はとてもデリケートなので、人の手で少し押したりするだけでも跡がついたりしてとても傷みやすく、そうした難あり品は商品価値が下がって値段は安くなります。ただ、こうした安い桃は出荷コストがかかるため地方にはほとんど出荷されないそうです。そうした難ありの桃は「たべりょう」(つまり食べる用)といわれ、いわゆる「自家消費用」として、ほとんど地元で消費されてしまうのです。
桃の季節に岡山に行くと、産直の市場などにこうした安い桃が並びます。
ただ、こうした難ありの桃は地元でも人気があって、たいていは朝の早い時間で売り切れてしまうので、もし、難ありの桃を買いたいならなるべく午前の早い時間を狙いましょう。
今回私たちが立ち寄ったのは、奥さんがたまたまネットで見つけてくれた「木村もも園」という小さな無人販売所でした。
田んぼや畑が広がる田舎道の中にぽつんと立つプレハブの無人販売所です。
小ぶりですが桃3つ200円という安さ。
箱で買うと1200円
他にもキュウリやズッキーニなども安いお値段で並んでいました。
料金箱にお金を入れて自分たちで勝手に持ち出すという、究極の信用取引です。
一つだけ気をつけることがあるとすれば、木村もも園は無人販売所なので、立ち寄るときは必ずお金をくずして用意しておくということでしょうか。
私たちが立ち寄った時はまさに財布に小銭が一銭もなく、1万円札しか持ち合わせていなかったために、いったん販売所を出て、車で10分ほど田舎道を走ってローソンまで行ってまた戻ってきました。
そうならないように皆さんは気をつけましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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