ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ニジマス釣りと湖畔キャンプ


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

先日、子どもたちとテレビを観ていたら釣りの場面が出てきて、そのあと一緒にお風呂に入りながら「久しぶりに釣りがしたい!」という話しになり、「それじゃあ、今度の休みは釣りとキャンプに行こうか!」ということになりました。

今日はそんなお話しです。

なかなか計画通りにはいかないもので

わが家から車で少し山道を走れば滋賀と京都の県境に「江本養魚場」というマス釣り場があるんです。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com

ここで子どもたちと釣りをして、そのあと滋賀の葛川にある「梅の木キャンプ場」でキャンプしようと計画を立てていたのです。梅の木キャンプ場は予約のいらないキャンプ場なので、気軽に利用できるためちょいちょい利用させてもらっています。

sleepysheep-zzz.hatenablog.com

それからの1週間、子どもたちは毎日毎日、釣りとキャンプの週末をまだかまだかとかなり楽しみに期待していた様子です。


ところが。。。


土曜日当日、江本養魚場へ行ってみるとまさかの冬期休業。。。営業は4月~10月末までだったようです。
「が~ん。。。orz」
子どもたちの落ち込みはかなりのものでした。
何もしゃべらず、深くシートに身をうずめ、うなだれて言葉もありません。


「よし!気を取り直して、キャンプ場で美味しいカレーを作ろう!」とカラ元気を振り絞って次の目的地である梅の木キャンプ場を目指したのですが、何と、こともあろうに梅の木キャンプ場も入口にチェーンが張られているではありませんか?!
梅の木キャンプ場は年中無休のはずなんですが、どうやらコロナ対策で当分の間自粛休業するということのようです。


なんということでしょう。
この1週間、待ちに待った釣りもキャンプも両方ともなくなってしまって、子どもたちの落ち込みようはそれはもう半端ありませんでした。

高島の山の中に釣り堀を発見!

落ち込む様子の子どもたちを見ていると、「これは、何としても釣りとキャンプをさせてやらねば」という気持ちが沸々と湧いてきて、急きょネットで釣りのできそうな場所を探すことにしました。
すると、高島市にあるガリバー旅行村の近くに11月いっぱいやっているらしい釣り池を発見したのです。


「近江あまごの里」という山の中の釣り池です。そういえば、かなり前に一度そこでニジマスを釣った記憶があります。

「よし!とりあえずそこへ行って釣りをしようではないか。」
今回は失敗を繰り返さないために、事前に予約を入れておくことにしました。近江あまごの里は当日でもネットでの事前予約が可能になっています。


私たちはとりあえず近江あまごの里を目指すことにしました。


近江あまごの里は、入場料が小学生以上1人300円、貸竿100円、エサ100円、釣り上げたニジマスは1kgあたり3600円で買い取りとなります。今回、私たちは竿2本とエサ、大き目のニジマスを4尾釣り上げて全部で2800円ほどかかりました。
江本養魚場と比べると料金設定は若干高めですが、4月から11月一杯まで営業しているのがありがたいところです。

釣池のほとりには天然の川から引いた水場が用意されていて、釣った魚は自分でさばくことができます。有料でスタッフの人にさばいてもらうこともできますが、包丁やまな板などは無料で貸してもらえますから私たちは自分でさばくことにしました。ぴちぴち跳ねる生きた魚をさばくのはなかなかできない経験ですし、子どもたちも真剣な眼差しでさばく様子を見ていました。はらわたを出した魚は袋に氷を入れて持たせてくれます。


子どもたちはもっと沢山釣りたそうな様子でしたが、4人でそんなにたくさんは食べられないので、今回はこれで終了。子どもたちの「釣りがしたい!」という欲求をとりあえず叶えてあげることができて、一つ目のミッションは何とかクリアできました。

次はキャンプです。

予約のいらない湖畔の有料キャンプエリア

琵琶湖畔には各地に有料キャンプ場が点在していますが、どれも基本的には事前予約がいります。土日や祝日はずっと先まで予約が埋まっているので、当日フラッとやってきて予約なしで泊まれるようなキャンプ場はまあ絶対にないだろうとあきらめていたのですが、今回、たまたま高島の国道から湖畔沿いに少し入った場所に、予約なしで入れるキャンプ場を見つけました。



そこは萩の浜から白浜へとつながる琵琶湖の遊泳エリアにある松林のテントサイトで、おそらく夏場のシーズン中なら予約なしではとても利用できないだろうと思いますが、シーズンのピークを過ぎた11月ということもあり、キャンプ場入口には「予約なし当日利用可」の看板が出ていました。


先日と同様、琵琶湖畔の鴨川勝野園地で車中泊キャンプすることも考えたのですが、有料サイトなら心置きなくたき火もできますし、車のすぐそばで設営できそうな感じでしたので、今回は思い切って有料のテントサイトを利用してみることにしました。

ビワコマリンスポーツオートキャンプ場

私たちが利用したのは「ビワコマリンスポーツオートキャンプ場」という、白浜エリアでは一番北の端に位置するキャンプ場でした。このエリアには他に「白浜荘オートキャンプ場」「ニュー白浜オートキャンプ場」と全部で3つのキャンプ場が地続きに並んでいて、いずれも松林の中に車を停めて浜辺にテントを張るというスタイルです。
「駐車料金1日1000円」と入口に書かれていたのですが、入ってみると3ナンバー車やミニバンは大型車扱いで1日2000円取られるということらしく、1泊2日だと駐車場代だけで4000円かかるということです。

「これはちょっとやられたかな~。。。」と思いましたが、キャンプ料金を聞くと、駐車場代の他には入場料が小学生以上1人300円、小学生未満150円、ゴミ処理費用が80円ということで、うちはテントやタープは張らずに車の中で寝るので、「それなら駐車場代と入場料だけでいいよ~」ということで、1泊2日で合計5130円でした。まあ、それくらいなら何とか許容範囲内かな、ということで、とりあえず私たちは5130円を支払って、ここで車中泊キャンプすることに決めました。
何事も経験のため、そして皆さんに少しでも役立つ情報を発信していくためです。


テントやタープを張る場合は、上記以外にテント1張り2500円~、タープ1500円~がかかるそうですから、フルコースだと1泊10000円くらいかかる計算ですね。ツールームテントとスクリーンタープの持ち込みだとテント3500円+タープ2500円で6000円、駐車場代と入場料を含めると11000円を超えることになります。


テント泊に1泊10000円はちょっとビックリしてしまいます。先月泊まった金沢のホテルは1泊朝食付きで家族4人で15000円でしたから、食事代を差し引くとホテル泊と変わらない料金です。それでも、これだけたくさんの人がテントを張っているのを見ると、改めて最近のキャンプ人気の凄さを感じます。



私たちが案内された場所は、テントが密集した松林のサイトから少し離れた北のはずれにある、琵琶湖に面したオープンサイトでした。
特に区画されているわけではなく、「だいたいあの木のあたりまで適当に使ってください」とのこと。

スペースの広さとしてはざっくり横10m×奥行き15mくらいの感じでしょうか。
周辺には松林と薮の生えた緩衝帯があるので、それも含めるとまあまあの広さがあり、他のキャンパーたちとも距離が離れているので騒がしさもあまり届かず、プライベートビーチのようななかなかいい感じの場所でした。


私たちは早速リアゲートを開けてテーブルや椅子を出しました。テントもタープも張らないので、設営はあっという間です。
この手軽さが車中泊キャンプの最大のメリットと言えます。



子どもたちはさっそく浜辺で何やら楽しそうに遊んでいます。
私たちはさっき池で釣ってきたニジマスを串に刺して薪火で焼き、その間に奥さんはミニ羽釜でご飯を炊いたり、鍋でカレーを作ります。


到着したのが15時を過ぎていたので、すでに陽は西へ傾き、少しずつオレンジ色の割合が増えて浜辺を照らしています。


先日、勝野園地に停泊したときは朝日の美しさが際立っていましたが、今回は美しい夕日の琵琶湖畔です。
この時期は太陽の位置が真夏のそれと違って南寄りに傾くので、同じ水平線に朝日と夕日の両方が楽しめるんですね。


秋の落日はつるべ落としのごとく。

今ではつるべ落としという言葉を知らない人が大半かもしれません。井戸の水を汲むためのロープと桶がつながったのをつるべというんですが、井戸の淵からつるべを落とすと勢いよく井戸の底へストンと落ちる、その様子を秋の日の短さに例えていたんですね。そのくらい秋の日は急に落ちて、あたりはあっという間に暗くなってしまいます。

16時前から晩ご飯づくりにとりかかって、日没にちょうどいい感じで準備ができました。さすがに子どもたちも自分の手元が見えないほど暗くなったのと、寒さと空腹に耐えきれなくなって戻ってきました。

べたなメニューですが、今夜はカレーライスと野菜サラダ、それから前菜にニジマスの串焼きです。
ニジマスは先日自作したミニロストルで薪を使って焼いたので、少し煙に燻されてスモークの風味が食欲をさらにかき立ててくれました。


今回初めて使った自作のミニロストルは、周囲を囲っていなかったために風で火が踊ってしまって熱源が安定しにくいという課題が残りましたが、初めて使ってみた感じでは、囲いの部分さえ改良すれば十分使えそうな気がします。

小さめの薪や小枝が現地調達できるようなシチュエーションなら、ガスコンロを使わずにこれ一つでご飯もおかずも作れそうです。


食後はハイエースの屋根にあがって星空を眺めたり、持ってきたミニギターをぽろぽろ弾いたり、子どもたちはおでこにヘッドランプをつけて林の中で小枝を拾ってきては焚火にくべたりと、湖畔の車中泊キャンプをめいめいが楽しみました。


こうして自然の中で過ごすバンライフは、テントやタープを張らなくても車のすぐそばにキャンプ道具を展開するだけで気軽にアウトドアを満喫できるだけでなく、夜はそのまま車の中で車中泊できるので、まさにキャンプと車中泊の両方の良さを合わせた一石二鳥の楽しみ方だと思います。「車中泊」「キャンプ」というそれぞれの固定概念にとらわれず、テントやタープを張らずにキャンプ場で車中泊するというスタイルはこれからもっと広がっていくのではないかという気がします。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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