ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

バンライフ@梅の木キャンプ場〜滋賀県葛川~




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

先日、滋賀県にある梅の木キャンプ場で友人夫妻とバンライフを楽しんできましたので、今日はその様子をお届けしたいと思います。

梅の木キャンプ場の概要

梅の木キャンプ場は滋賀県の安曇川沿いにあるキャンプ場です。京都市内からも比較的近く気軽にアクセスできるおすすめスポットの一つです。


キャンプ場があるのは大津市葛川(かつらがわ)という場所ですが、近くを流れているのは葛川ではなく安曇川(あどがわ)という川です。少し変な感じですが、葛川というのはどうやらこのあたりの地名のようです。


安曇川は高島市で琵琶湖に注ぎこむ河川ですが、元は京都に源流があります。京都側では百井川(ももいがわ)と呼ばれていて、滋賀に入ると安曇川と名前を変えるのです。
他にも京都には大きな河川の源流がいくつかありますね。日本海に注ぐ由良川もその一つです。


さて、梅の木キャンプ場へは京都から大原を過ぎて途中峠を越え、そのまま朽木方面へ続く途中峠のトンネルから約10分ほど走ると左側にキャンプ場があります。

国道からキャンプ場へ左に進入する小道に小さく看板が出ています。わりとスピードの出る道なので、見落として通り過ぎないよう気をつけて走りましょう。


梅の木キャンプ場のここがマル


1.料金設定

梅の木キャンプ場は日帰りも泊まりも同じ値段で、車1台1000円、テント1張りにつき1000円と書かれています。以前は日帰りと泊まりが分かれていてそれぞれ500円だったのですが、2021年度から料金体系が変わったようですね。
朝9時から翌朝9時までの24時間が1日の利用時間で、日帰りで帰ってもそのまま翌朝までキャンプしても料金は同じという、他のキャンプ場と少し違う部分です。


ここは京都から近いこともあってか、案外日帰り利用が多い場所なのかもしれませんね。夕方まで日帰り客に場所を占領されて500円だと、1泊するキャンパーは17時以降しか入れないことになってしまいます。

日帰りでも泊まりでも1日1000円にしたというのは、日帰り客にとっては実質値上げですが、泊まりのキャンパーにとっては以前と同じ料金です。

日帰りで車1台+タープ利用で2000円というのは高い感じがしますが、1泊しても同じく2000円なら、まあまあ安い方といえるのではないでしょうか。

2.全面フリー車乗り入れOK

川沿いのキャンプ場は全面フリー区間で、早い者順に好きな場所に陣取るスタイルです。川沿いといってもいわゆる河川敷のキャンプ場ではなく、河原から1段高くなったスペースがキャンプサイトになっています。

川に沿って細長く作られたキャンプ場は大きく分けると川に面したキャンプスペースと、中央通路を隔てた広場型のキャンプスペースがあります。

私たちが利用したのは8月の日曜の11時くらいで、川を見おろすテントサイトは既にいっぱいで、道を挟んだ広場型のスペースに車を乗り入れることにしました。
広場からは川の流れを見ることはできませんが、広場は桜の木が点在しているので場所を選べば木陰をうまく利用することができます。

3.川遊びができる

キャンプ場から10mほど斜面を下るとすぐに川の流れがあります。
このあたりの安曇川は大小さまざまな岩が点在し、流れはやや蛇行しながら浅瀬や淵を形作っていて、場所を選べば30mほどある対岸まで歩いて渡ることができます。
ライフジャケットや浮き輪をつけた子どもたちが、50mほどの距離をプカプカ川の流れに身を任せて楽しそうに遊んでいました。

川の深さは大人の腰から胸くらいありそうです。
うちの5歳と3歳の子どもたちにはちょっと難しそうな流れだったので、今回は川に入るのはやめておきました。
流水プールのようなとても楽しそうな流れですが、一歩間違えると流されたり沈んだりして溺れる危険性があります。
遊ぶとすれば必ず複数人の大人が散らばって監視しておかないと、何が起こるか分かりません。

梅の木キャンプ場のここがバツ

1.トイレが遠い

梅の木キャンプ場には一応、管理事務所というか受付の小屋がありますが、トイレはそこにはなくて、トイレは国道をはさんだ道の向こう側、しかもキャンプ場から少し離れていて、トイレに行くには国道沿いを少し歩かなければなりません。
テントサイトの場所にもよりますが、片道200〜300mほど歩かなければいけないのが、ここの難点の一つです。
間違っても子どもだけでトイレに行くのは危険です。
特に夜間は国道を走る車に十分気をつけましょう。

2.水場は1カ所のみ

管理事務所の前あたりに1カ所、水場が設けられています。
奥の方のサイトに停めた場合、水場まで結構距離がありますから、高規格のオートキャンプ場に比べると少し不便を感じると思います。

ここのキャンプ場を利用する場合、水はあらかじめタンクなどで持参する方が良さそうです。

夏の1日をバンライフ

さて今回、私たちは仲の良い友人夫妻と梅の木キャンプ場で日帰りバンライフに行ってきました。
当初はバーベキューをするだけの予定だったのですが、うちの子どもたちはバーベキューだけだとあまり食が進まないので、バーベキュー、プラス流しそうめんという組み合わせで食材を準備していきました。



バンライフを過ごすための基本的な道具は、普段からある程度ハイエースに積んであるのですが、バーベキューや流しそうめんに必要な機材や食材の準備に意外と時間がかかってしまい、出発時間が少し遅くなってしまいました。


準備をしながらふと、キャンプ道具も含めて一から全部準備していた頃の事を思い出しました。

キャンプはとても楽しいアウトドアレジャーですが、道具の準備やあと片付けがかなり面倒です。こまごました道具など、忘れ物がないように用意したつもりでも、現地に着いてみると、あれがないこれがない、ということに陥りやすいものです。


常時積んでおけるものは常備しておいて、毎回積み下ろしするアイテム数を減らすことで、準備と後片付けの負担がずいぶん軽減されますし、そうすれば、より気軽にバンライフに出かけようと思えるので、結果的に出かける回数も増えると思います。
あまり道具に凝りすぎず、お手軽にキャンプやバンライフを楽しめる方が長続きすると思うんです。
そう考えると、うちはどちらかというと、おしゃれ志向よりお手軽志向に近いかもしれません。
今の時代はキャンプやバンライフに関してどちらかというと「重厚装備の方がおしゃれ」という雰囲気ですが、いずれ、装備の簡略化やシンプル化の方向に必ず変化していくと思います。


さて、キャンプ場に到着し、まずタープを張ってから、バーベキューや流しそうめんの支度をしているとパラパラと雨が降り出しました。そして、あっという間にザーッと激しく本降りの雨に。

タープ設営があと5分遅かったら全員ずぶ濡れになるところでした。


おそらく通り雨だと思われますが、しばらく降りそうな気配なので、そのまま雨の中でバーベキュー続行します。


うちのタープは3m×3mのスクエアタープで、ハイエースのリアゲートを開けた状態にすると、ちょうどスライドドアの上からリアゲートの端までカバーできます。
普段、家族4人だけならこの3m四方のタープでちょうどいいサイズなのですが、さすがに大人4人と子ども2人になると、テーブルやチェアを展開してバーベキューコンロもタープの下に設置するとかなり手狭になってしまいます。
雨が降るとタープの端の方は雨水が垂れるのでなおさら狭いのです。


そこで、予備のタープを横に張ってスクリーンとして雨よけにすることにしました。

雨の中、追加でタープを張る男2人はびしょ濡れです。

これくらいの人数だと、もう少し大きめのヘキサゴン(六角形)タープがあるといいかもしれません。


改めて考えてみると、タープテントというのはなかなか奥が深いですね。
サイズ、形、ポールの使い方、張り方・・・1枚のタープでも何通りものアレンジができ、様々な用途に使える点ではまさに風呂敷のような感じです。なるべく汎用性の高いタープを1枚選ぶとすれば、風呂敷と同じように正方形のスクエアタープが一番アレンジしやすいですが、案外グロメット(ハトメ)の数が四隅と真ん中にしかついていないことが多く、そうするとアレンジの幅は限られてしまいます。


最近、またヘキサゴンタープの面白さに少し興味が出てきました。
またいろいろと張り方を研究してみたいと思っています。


さて、お腹が満たされた子どもたちは、友人夫妻が持ってきてくれた「電動シャボン玉マシン」のすっかり虜になり、雨が上がった芝生の広場でシャボン玉を作りまくって遊びました。

広い芝生と青空に無数に舞うシャボン玉がとても綺麗でした。

それから、ハイエースの屋根(ルーフテント)に上がって、みんなでUFOを呼びました(笑)
何を隠そう、友人夫妻はあの「矢追純一のUFO研究会」のワークショップに参加するほどのUFO好きなんです。
ハイエースの屋根の上から、青い空に向かって「ゆんゆんゆんゆん・・・」と、UFOを呼び寄せるメッセージの大合唱(「ゆんゆんゆん・・・」は宇宙人が認識することができる周波数らしいです)


死ぬまでに、1度でいいから宇宙人に会ってみたいと思います(笑)
もしもUFOに乗ることができたときは、必ずブログに書きますので楽しみにお待ちください。

タイトルは「ハイエースならぬUFOで車中泊ブログ」



遊び疲れた下の子はテントの中で爆睡です。

以前ご紹介したことのある軽量ポータブル電源を使って、テントの中で扇風機を回しておくことにします。
雨上がりでテントの中が蒸すので、網戸にしていても熱中症になると大変です。

このポータブル電源は軽くて持ち運びがとても楽なので、日帰りのバンライフにとても重宝します。
この大きさでも500Whと大容量なので、扇風機や車載冷蔵庫なら12~15時間ほど使用することができます。


今回は、安曇川沿いにある梅ノ木キャンプ場での日帰りバンライフの様子をお届けしました。コロナの影響で再び琵琶湖沿いの駐車場がすべて利用できなくなった今、京都~滋賀あたりで日帰りでバーベキューできるスポットはなかなか場所探しが大変だと思います。
駐車場とタープ設置で2000円はかかりますが、梅ノ木キャンプ場での日帰りバンライフ、のんびりできてなかなかおすすめです。
小学生のお子さんなら川遊びも楽しめるので、夏休みの思い出作りにも良いのではないでしょうか?


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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