ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今日はうちのハイエースに積んである車載冷蔵庫に関するお話しです。
マイナス22℃まで冷えるコンプレッサー式冷蔵庫
うちは2019年の5月頃に車載冷蔵庫を導入しました。今からちょうど2年前です。
うちが購入した冷蔵庫はこちら↓
2年前の当時はまだ出始めたばかりの頃でレビューも少なく、23000円ほどするメイドイン中国のこの冷蔵庫に対して、「本当に冷えるんだろうか？」「すぐに壊れるんじゃないか？」と不安要素が気持ちの半分くらいを占めていました。
実際使ってみると、そんな不安とは無縁に冷蔵庫はとてもよく冷えてくれ、今では車中泊の最重要アイテムとなっています。家庭の冷蔵庫と同じ冷媒を循環させる方式のため、冷蔵能力が安定しているのがコンプレッサー式のメリットです。
車載冷蔵庫は車中泊や日帰りバンライフはもちろん、普段の買い物でもとても重宝します。買った食材を冷蔵庫にしまっておけば、買い物のあと急いで家に帰らなくても済むため、買い出しとお出かけを別々に考える必要がなくなります。
さて、買ってから2年、特に故障や不具合もなく順調に働いてくれていたのですが、先日、冷蔵庫の液晶表示をみると温度設定が95と表示されています。
「。。。？」
今まで見たことない表示です。
試しに温度設定ボタンを下げてみると、95からだんだん下がっていき「−5」で止まりました。
今まで最低マイナス22℃まで設定できていたのがマイナス5までしか設定できなくなってしまっています。
とうとう壊れてしまったのかもしれません。
2年で寿命とは少し早すぎませんか？
つい昨日まで調子良く使えていたのに。
amazonのレビューに同じ症状を発見
今までの表示画面はマイナス22から上はプラス35までが設定範囲でした。それが今はマイナス5からプラス95まで数字が変化していきます。
すでに購入から2年経過して保証期間も過ぎています。
もう諦めようかとも思ったのですが、冷蔵庫の電源を入れると冷えることは冷えるので、同じような症状が他のユーザーでも出ていないか、ダメ元でamazonの製品レビューを少し調べてみることにしました。
すると、レビューの中に「この冷蔵庫はボタン操作によって摂氏と華氏の表示を切り替えることができるように設計されている」という書き込みを見つけました。
「マイナス5度までしか冷えなくなってしまったためメーカーに問い合わせたところ、表示が華氏に切り替わってしまっている可能性がある、との説明を受けた」という内容です。まさにうちと全く同じ症状じゃありませんか！
確かに、華氏温度なら95まで表示されるというのもうなづけます。華氏というのは、水の沸点と水の凝固点の間を180度刻みに表示しているので、華氏の方が数値が細かく表示されます。
華氏表示と摂氏温度の関係は、「華氏温度−32÷1.8=摂氏温度」という公式なので
華氏95-32÷1.8=摂氏35℃
華氏−5−32÷1.8=摂氏−22℃ となります。
華氏と摂氏表示を切り替える方法についても調べてみると「設定ボタンと温度の+ボタンを同時に押して、3秒間長押しすると摂氏と華氏の表示を切り替えられる」のだそうです。
さっそく、冷蔵庫のボタンをその通りにやってみると、「-5」だった表示が「-22」に切り替わりました！
元通りに戻ったようです。
やれやれ。
すっかり壊れてしまったかと思いましたが、液晶の表示設定をいつのまにかいじってしまっていたようです。そういえば、先日ポータブル電源を新しく大容量のEFDELTAに変えてから、奥さんが「冷蔵庫の電源の切り方が分からない」といっていろいろと冷蔵庫のボタンを押していたようなので、その時に知らず知らず設定を変えてしまったのかもしれません。
車載冷蔵庫の耐久性については、老舗メーカーのものでも数年もたずに壊れたりすることもあるようですから、常に車の振動にさらされる環境下では、冷媒が循環する銅管パイプとコンプレッサーの接続部分などにどうしても負荷がかかりやすく、冷媒が漏れる故障が時々あるようですし、電子回路の基盤もどうしても当たりはずれというのはあるようです。
車載冷蔵庫の導入を考えておられる方にとっては、せっかく高いお金を出して買うものなので、なるべく信頼できるものを買って長く使ってもらいたいと思います。皆さんの車載冷蔵庫導入に少しでも参考になるよう、引き続きこれからも、定期的に使い勝手や耐久性などをレポートしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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