ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

冬のファミリースキーと車中泊


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今日は、子ども連れでの冬のファミリースキーと車中泊について考えてみたいと思います。

冬のスキー場の厳しさをなめてはいけない

昔、信州の標高1800mほどの高原に暮らしていたことがありました。よく晴れた雪山の輝く美しさや、朝日に輝くダイヤモンドダストなど、冬の高原の魅力は一言では語り切れない素晴らしいものがあります。
その一方で、目まぐるしく変化する冬山の自然環境、最も寒い時期には氷点下25℃まで下がる極寒での暮らしは、それなりの備えや知恵と経験が必要です。住む場所があってさえそうなのですから、極寒の車内で一夜を過ごすというのは、自分ひとりならまだしも、幼い子どもを連れた家族連れでの車中泊はかなり負担が大きいと思います。
ファミリースキーを車中泊で計画されている方がおられたら水をさすようで申し訳ないのですが、幼い子どもを連れての車中泊スキーやスノボは、あまりにもリスクが大きすぎるのでやめておいた方がいいと思います。


最近のスキー場は、レストハウスなど大変アメニティが充実して快適に過ごせるので、都会で休日を過ごすのと同じような感覚で気軽にスキー場にいけるようになり、その気軽さゆえ、気象状況の変化や自然の厳しさまで気軽にとらえてしまいがちです。雪山の厳しさは昔も今も変わらず、毎年冬山での遭難事故は発生しています。雪山での車中泊も一歩間違えば凍死や一酸化炭素中毒の危険と隣り合わせなのです。

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雪山車中泊の大変さ

1.車の中も氷点下
エンジンをかけた車内なら25℃を維持できますが、車の外はマイナス20℃で、その差は45℃あります。マイナス20℃の屋外では濡れたタオルは瞬時にかちかちに固まり、濡れた手で不用意にドアノブやボディに触ると、指はボディに貼り付いてはがれなくなってしまいます。
日中、少し気温が緩んだと思ってもせいぜいマイナス10℃ほどというのが冬のスキー場です。そんな自然環境の中で車中泊しようと思うと、車の開け閉め一つで車内の温度は一気に下がり、いったん下がった温度はなかなか上昇しません。
冬の車中泊では、車内のペットボトルの水は明け方にはカチカチに凍ります。車載冷蔵庫は飲み物を冷やすためではなく、飲み物が凍らないよう保存することになります。車の中といっても、やっていることは冬山でのビバーグとそう変わりませんから、求められる装備も雪山登山と同じ感覚になってきます。


2.子どもは体温調節が苦手
大人と比べて体重に対する体表面積の割合が大きい幼児は、筋肉による熱の産生より体表から奪われる熱の方がはるかに大きいので、屋外に出るとあっという間に体温が低下していきます。子どもは体温調節が苦手なので、動くとすぐに汗をかきますが、休むとすぐに体が冷えてしまいます。


3.子どもは無理がきかない
スキー場でのそり遊びや、はじめてのスキー、スノボ。
着なれないスキーウェアにブーツ、重いスキー板やスノーボード、手ぶくろやゴーグルなどなど。子どもたちにとってはこれら一つ一つも結構な負担になります。それに加えて、寒さの中で活動すると体が一生懸命熱を作り出そうとするので、大人が思う以上に子どもたちは体力を消耗するのが早いです。駐車場からゲレンデまで歩き、スキー場の雪の中を歩くだけでも子どもたちには結構な重労働なのです。


4.疲れが取れない
子どもたちだけでなく、大人もスキーやスノボで体を動かすので結構疲れます。その疲れた体をしっかり休めるための睡眠や休息が、車中泊だとどうしても取り切れず翌日に疲れが残ってしまいます。スキー場近くに日帰りの温泉施設があればまだよいですが、近くにお風呂がなければ、疲れを取ることもできず冷えた体を温めることもできません。


5.濡れたウェアやブーツ、グローブが乾かない
ウェアやグローブ、ブーツなどは想像以上に水分を含んでいて、一晩車の中につるしただけでは乾きません。
スキー場のホテルやペンションでは、四六時中暖房をかけていますが、エンジンを切った車内では翌朝も冷たいウェアやブーツをはくことになります。それに、車内でのウェアの着脱やブーツを履いたりするのも、いちいち大変です。


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冬のファミリースキーにおすすめの方法

さて、こんな風に、真冬のスキー場での車中泊はとても快適に過ごせるものではないのですが、かといって、全く方法がないというわけではありません。
次は、私がおすすめする冬のファミリースキーのポイントを少しご紹介しようと思います。

1.町に下り、安いホテルに泊まる

スキー場のある場所は標高が1500~2000mくらいあり寒さが厳しいので、前述したとおりスキー場の駐車場などでそのまま車中泊するのはお勧めできませんが、スキー場から30~40分も下れば標高800m以下になり、寒さも幾分やわらぎます。(やわらいだといっても氷点下には違いありませんが、明け方でマイナス6~8℃とかそれくらいです)
それに、町まで降りてくれば、山と比べるとずいぶんリーズナブルな宿もありますから、そういった宿に泊まって体を休めるのがおすすめの方法です。信州でいえば、松本や塩尻あたりとか、茅野や諏訪などの平野部。いずれもスキー場のある場所からは30~40分ほどの距離ですし、現に地元の人たちは、そうした町に住んでいて休みの日は朝から車でスキーに行くわけです。
要は、スキーに行くからといって、必ずしもスキー場に泊まらなければならないという固定観念を捨てることです。
スキー場に近い町に泊まれば、宿も安く、それ以外の観光もいろいろと足を伸ばすことができます。

2.町に下りて車中泊する

同様に、スキー場から近い町に降りて、そこで車中泊するという方法もあります。
どうしても車中泊しながらのスキー旅行を計画する場合はこの方法がおすすめです。
平野部の道の駅などを利用すれば、車中泊環境としては、特段、真冬の極寒を意識しなくても、普通の冬の車中泊装備で十分対応できます。
ただし、その場合もウェアやグローブなどは町のコインランドリーで乾燥機にかけるなど工夫されることをおすすめします。
濡れたままのウェアを翌日も着るのは避けましょう。特に子どものウェアはしっかり濡れています。

3.スキー場に滞在する時間は半日+αにしぼる

スキーやスノボに夢中のパパからすると、朝一から夕方までしっかり滑って、翌日もがっつりいきたいところだと思いますが、ファミリースキーの場合はそうはいきません。何かと制約やトラブルが多いのがファミリースキーなのです。
将来、子どもたちが雪山を好きになるためにも、はじめは抑え目に子どもたちや奥さんのペースに合わせた計画を立てるようにしましょう。具体的には、ゲレンデに滞在する時間はお昼休憩をはさんで4~5時間程度と考えておくのがベターです。
町に泊まり、翌朝スキー場に向かったとすると、ゲレンデに出られるのは10時くらいでしょうか。1時間半を雪の中で過ごし、11時半から早めにレストハウスへ。まだレストハウスが空いているうちに座席をキープしないと、おなかの空いた子どもたちを連れての座席難民状態は悲惨です。
なんだかんだでレストハウスには1時間半ほど滞在することになると思います。座席をキープして、ウェアを脱いで、食事を買いに行こうと思った頃に子どもが「おしっこ!」といい、それが終わったら、今度は交代で席をキープしながら食事を頼んで、お水やトレイを運んで……。子どもたちを先に食べさせ、大人が食べ終わるころにまた「おしっこ!」があり、再び子どもたちにウェアを着せ、トレイを片付けにいき。
ゲレンデに再び出られるのは13時過ぎで、少し遊び始めたと思ったらもう14時半。そろそろ子どもが疲れて眠たくなってくるころです。
それ以上ひっぱると子どもが寝てしまい、子どもを抱っこしながら道具を片付けなければいけなくなります。駐車場にもどり、片付けをしているとすぐに15時~15時半になり、それから町に下りる頃にはもう日が暮れてきます。

このように、ファミリースキーは想定外に時間がかかるのです。まあ、せいぜい半日+αくらいに考えておくのが無難だと思います。
はじめからそれくらいのつもりで予定を立てておく方が、よほど気持ちが楽です。最初から腹をくくっておくことです。もし時間があまれば、町に出て観光したり、晩ごはんをゆっくり食べることもできます。


4.洗車場を見つけたら車を洗おう
最後にもう一つ、町に下りた時には、高圧洗浄タイプの洗車場がないか必ずリサーチしておき、もし洗車場を見つけたときには迷わず車を洗っておくことをおすすめします。
洗剤は使わなくても、温水シャワーの吹きつけだけでいいのです。ただしコイン洗車の回転ブラシで車を洗わないようにだけは気をつけて。車が傷だらけになってしまいますので。
雪国では毎日大量の塩カルが道路に撒かれていて、雪道のはねた水は大量の塩分を含んでいます。泥をままにしておくと確実に車が錆びてしまいます。それと、子どもたちは平気で車のボディを触ったり、服がボディにこすれたりするので、スキー旅行中はこまめに洗車することを是非お勧めします。雪道ドライブのあとの車汚れは想像以上に汚いのです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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