ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

Surfaceの保存容量を増やす方法


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回はSurface Proのハードディスク容量不足を補う方法について考えてみたいと思います。

Surface Proのハードディスク容量

うちが使っているSurface Pro(第5世代)は2017年発売のモデルで、5年落ちの中古を5万円ほどで手に入れたのでした。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com


Surface Pro(第5世代)は1つ前のモデル(Surface4)と比べるとCPUがコアi5の第7世代へと進化し、バッテリーも1.5倍ほどに容量が増え、今のところWIN10は何の問題もなく快適に動いてくれていて、とても5年落ちの中古とは思えないスペックに大変満足しています。そういう点でSurface Proは本当によく作りこまれた、ある意味Surfaceの一つの完成形と言える気がします。

ただ、唯一、うちのSurfaceの問題点としてはハードディスク容量が256GBしかないということです。
いや、256GBというハードディスク容量はSurfaceとしては標準的な数値なんですよ。Surfaceのハードディスクは128GB、256GB、512GB、1TBの4種類が選べるのですが、512GBや1TBになるとものすごく値段が上がるので、ユーザーの多くが256GBを選ぶ傾向にあるようです。


ところが、Win10のOSだけでも初めから64GBほどを占めていて、さらに、OSのアップデートが行われるたびに追加容量が必要となるため、そもそもSurfaceを維持するためには最低でも128GBは必要ということになります。ただし128GBだと、OSは動くもののソフトやアプリケーションをインストールする余裕は最初からほとんどありません。そこで多くのユーザーが256GBを選ぶわけです。「1クラス上の256GBなら、まあとりあえずしばらくは大丈夫だろう。」と考えるわけですが、ワードやエクセルなど必要なアプリケーションを入れ、動画や画像や音楽ファイルを多少扱おうと思うと、あっという間にディスク容量は減っていきます。
うちの場合、使用を始めてから半年ほど経った時、ふとディスクの空き容量を見るとすでに200GB以上を使用していて、空き容量は40GBほどになっていました。これは思った以上の誤算です。端末としてのスペックには何の問題もないのに、すでに容量が残り少なくなってしまっているという。

Surfaceのハードディスク容量を増やす方法

Surfaceの側面にはインターフェイス(外部入出力ポート)がいくつかついていて、外部記憶データのやり取りができるポートとしてはUSB3.0ポートとマイクロSDポートの2つがあります。

USB3.0を使う

通常のUSB端子が抜き差しできるというのはSurfaceの大きなメリットの一つです。USB端子を使えば外付けHDD(ハードディスク)を接続することができますし、あるいは、USB経由でCD-ROMドライブを接続することもできます。たまにしか使用しないデータや過去の写真や動画データなどは外付けHDDやCD-ROMにデータを保存しておくことで、Surface本体のハードディスクを圧迫せずに済みます。

マイクロSDを使う

Surfaceにはもう1つ、マイクロSDカードを挿入できるスロットが設けられています。これもSurfaceの大きなメリットの一つだと思います。
SurfaceのマイクロSDスロットは「SDXC」という規格に対応しており、挿入できるマイクロSDカードもSDXC規格の64GB~2TBという大容量のカードを使用することができるというのが大変ありがたいところです。


外付けHDDの場合はHDD自体がある程度の大きさがあるため、Surfaceと一緒にHDDを持ち歩くというのはあまり現実的ではありませんが、マイクロSDカードならわずか1センチ四方ほどの小さなチップカードなので、挿入しても全くかさばらずにSurfaceの容量不足を補ってくれますから、どちらか1つを選ぶとすれば断然マイクロSDカードの方がお勧めです。

SDカードの規格による違い

さて、今さらですがSDカードというものについて少しおさらいしておきましょう。
まず、大きくSDカードには「SDカード」と「マイクロSDカード」の2種類があり、この2つは簡単に言うと「大きさの違い」で分けられています。最初にSDカードが開発され、さらにSDカードが小型化したのが「マイクロSDカード」です。マイクロSDカードは本当に指先に乗るほどの小ささで、「よくこんな小さなチップの中に大量のデータを保存できるよなぁ。。。」と感心してしまいます。
使う機器によって、SDカードでないと入らないものや、逆にマイクロSDカードしかダメなものがあるため、マイクロSDカード+SDカード用のアダプターの組み合わせで、どちらの大きさにも対応できるようになっている場合が多いようです。


次はSDカード(マイクロSDカード)の保存容量の違いについておさらいしておきましょう。
大きく分けると、SDカード(マイクロSDカード)には
●SDカード規格
●SDHCカード規格
●SDXCカード規格
の3種類の規格があり、この規格の違いはすなわち保存容量の違いにつながります。SD⇒SDHC⇒SDXCの順に開発が進化していったため、簡単に言うとSDXC規格が一番高い規格となり、保存容量も大きくなります。
それぞれの規格ごとにカードに保存できる容量は、SD規格のカードは2GBまで、SDHC規格は4GB~32GB、SDXC規格のカードは64GB~2TBまで対応可能となっています。


カードを挿す側の機器がどの規格に対応しているかによって、SDカード規格対応機器にはSDカードしか使えませんが、後発のSDXC規格に対応した機器にはSDカードもSDHCカードもSDXCカードもどれでも使える、ということになります。つまり、SDカードやマイクロSDカードを選ぶ時は、使いたい機器がどの規格に対応しているか?によって、その機器が対応している規格に応じたSDカード(あるいはマイクロSDカード)を選ぶ必要があります。
SD規格の機器には2GBまでのカードしか挿せませんし、SDHC規格の機器には最大32GBまでのカードしか使えません。

ちなみにSurface Proは「SDXC規格」ですから、最大2TBまでのマイクロSDカードを挿入することが可能ということになります。(2TBになるとめっちゃ高いですが笑)

規格による転送速度の違い

さて、実はSDカードにはもう一つ、転送や処理スピードの違いに関する規格があります。いえ、厳密にいうと「もう一つ」ではなく、転送スピードを表わすものには「3つの規格」があるんですが。このあたりがSDカードの少しややこしい部分かもしれません。
転送スピードを表わす3つの規格とは、「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」3つの規格をいいます。(ややこしい!)
この規格は、先ほどの保存容量の規格とは全く別のものなので、SDカードやSDHCカードは処理が遅くて、SDXC規格は処理が早いというものではなく、カードごとの「最低処理速度」の測り方が「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」では少し異なるということのようです。


※楽天市場より引用
たとえば、このカード、沢山いろんな規格表示がされていますね。保存容量が128GBだということは分かります。では転送速度はどうでしょう?1枚のカードの中に「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」の3つの基準がそれぞれ書かれています。

1.スピードクラス


⑩というのは「最低処理スピード10MB/秒以上を保証します」という意味です。
まだ「UHSスピードクラス」や「ビデオスピードクラス」という概念がなかった初期のころ、この「スピードクラス」の基準だけで処理速度が図られていました。スピードクラスの基準においてはクラス2とかクラス4、クラス6、クラス8とあり、クラス10の10MB/秒が最高に早い規格ということになります。

2.UHSスピードクラス

スピードクラスの次に出てきた処理速度規格がUHSスピードクラスです。「U1」は最低処理スピードが10MB/秒以上、「U3」というのは最低処理スピードが30MB/秒以上あることを表わしています。当然30MB/秒の方が処理は早いわけです。


スピードクラスの「⑩」とUHSスピードクラスの「U3」の2つが記載されている場合、カードを挿入する機器がUHSスピードクラスに対応しているか否かによって適用する基準が変わります。機器が「スピードクラス」にしか対応していない機器であれば、処理スピードは「⑩」(クラス10)が適用され、最低スピードは10MB/秒以上ということになります。一方、UHSスピードクラスの規格に対応した機器なら「U3」が適用されるため、30MB/秒以上が最低処理スピードの基準として適用されます。

3.ビデオスピードクラス

こちらも処理スピードの規格の一つですが、主に動画を扱う場合の処理速度を表わす基準として使われます。V10は処理スピード10MB/秒以上、V30は30MB/秒以上を表わしています。これも上記同様、カードを挿入する機器が「ビデオスピードクラス」に対応した機器かどうか?によって適用が変わってきます。


先ほどのSunDiskのSDカードの場合、スピードクラス表記は⑩、UHSスピードクラス表記は「U3」、ビデオスピードクラス表記は「V30」となっています。それぞれの規格における最低速度保証は異なっていますが、このディスクの実際の転送速度は「170MB/秒」と表記されているのでこのスピードが目安になると思います。

SurfaceにマイクロSDカードを挿入

今回、私は東芝系のブランドであるkioxiaの128GBのマイクロSDカードをネットで購入しました。

値段は128GBで1500円ほどでした。おなじkioxiaのSDカードでも256GBのものは4500円ほどしているので、保存容量の差を考えると128GBの方が断然コスパが高いと思います。256GBの方が保存容量は大きいですが、うちは日常使いの保存容量としては128GBもあれば十分なので、コスパの高いkioxiaの128GBを購入することにしたのでした。
ちなみに、こちらのマイクロSDカードは転送処理スピードは100MB/秒となっていました。

インターネットでマイクロSDカードを探していると、このように保存容量や速度は同じでも値段にかなりばらつきがあることが分かります。あまり安いカードは保存データに対する保証に不安がありますが、値段が高いからといって確実にデータが守られる保証があるか?というと、そういうものでもありません。


市場の動きとして現在は256GBクラスに人気が集まっているようで、逆に128GBクラス以下は値段がずいぶん下がってきている印象があります。
2023年現在のおよその相場としては128GBで2000円前後、256GBで4000~6000円という感じでしょうか?
さすがに128GBで1000円を割るようなカードはちょっと品質に不安を感じますが、有名どころのSunDiskや東芝系列のkioxia、また最近ではSUMSUNG(サムスン)なども品質が安定してきていると聞きますから、そのあたりのブランドであれば比較的安心して手に入れられるのではないでしょうか?



Surfaceを立てて使う時に開く本体裏面のフリップ部分を開いたところに、マイクロSDカードを挿入する小さなスロットがあります。ここに、マイクロSDカードを向きに注意しながら挿入してやると、Surfaceが自動的にマイクロSDカードを認識してくれます。特に設定を変えたりしなくても、挿すだけで認識されるので面倒な操作は必要ありません。


カードを挿入した後、Surfaceを立ち上げてエクスプローラーを開くと、Cドライブの下にDドライブが表示されています。これがマイクロSDカードの保存領域になります。データを手動でDドライブに保存する場合はこれだけで大丈夫です。

ただ、このままでは、例えばダウンロードしたデータや、ワード等で作成したデータを保存する時には今まで通りCドライブの中に保存されてしまいますから、作成したデータを自動的にDドライブに保存するように設定するためには、保存先の設定が必要になります。
「設定」>>「windowsの設定」>>「システム」と進み、「ストレージ」の設定画面で「新しいドキュメントの保存先」をクリックして、保存先を選んで「適用」を押してやると、Dドライブの中に新しく「ドキュメントフォルダ」が作成され、それ以降に作成したデータは自動的にDドライブの方に保存されるようになります。(これまでに保存しているCドライブの中の「ドキュメントフォルダ」はDドライブに移動せずそのまま残ります)


試しに、Surface本体内に保存していた音楽ファイルなどのデータをDドライブ(マイクロSDカード)に転送してみたところ、転送スピードは最高で102MB/秒、平均的には24MB/秒くらいでした。カードの説明にあった転送速度100MB/秒という表現は本当のようです。体感的にはパソコン内での転送やコピーとほとんど大差ない感じで、これくらい早ければストレスなく使うことができそうです。


今回は、Surfaceと長く付き合っていく上で不可欠な保存容量の追加について考えました。保存するデータの種類や量によって、外付けHDDやマイクロSDカード等をうまく使い分けながら、できるだけ安価に保存領域を増やしていけば、Surface1台をメインPCとしても十分活用できると思います。小さなチップの中に大容量のデータを保存できるマイクロSDカードを単純にカードスロットに挿すだけで劇的に保存容量が増やせるので、個人的にはマイクロSDカードを買われるのがオススメです。
皆さんも是非お試しください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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