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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、ブログ作成に関するテーマで「ブログに挿入するイメージ図を簡単に作成する方法」について考えてみたいと思います。
PC付属のソフトと無料ソフトで
ブログを作成していると、写真と文字だけではイメージが伝えにくく、図や絵を書いて説明した方が伝わりやすい場合があります。そんな時、なるべく簡単にパソコンで図や絵が描けたら楽なんですが、いざパソコンで描こうとするとこれがなかなか難しいものです。
といって、本格的なイラストソフトは高額なうえに、使いこなすにはものすごい知識と技術が必要で、私たち素人が簡単に手を出せるものではありません。
できるだけ簡単に、かつお金をかけずに描く方法はないものでしょうか?
皆さんは意外だと思われるかもしれませんが、私はちょっとしたイラストや図、挿絵などはエクセル
を使って描いています。これがなかなか使い勝手が良くて、そこらにある多機能のイラストソフトなんかよりずっと簡単に描くことができるんですね。
なかなかおすすめの方法なので、今回皆さんにもご紹介したいと思います。
エクセルは表を作ったり、関数を駆使して複雑な計算をしたりするソフトですが、エクセルに必ずつきものの「セル」つまりマス目をうまく使うことでちょっとした図を描くのがものすごく楽になるんです。
ではちょっと具体的に見ていきましょう。
エクセルのマス目を一工夫
こちらの図はエクセルでタープテントの展開図を描いているところです。
おわかりでしょうか?エクセルのマス目が正方形になっています。ここが一つ目のポイントです。
エクセルのセルは標準の状態だと横長のマス目になっていますが、セルの横幅を縦のサイズと同じ幅に変えてやることで、縦横とも25ピクセルの方眼紙のようなシートができるのです。
毎回、エクセルを開いて横幅を調整するのは面倒なので、私はこの方眼紙の形に整えたシートをデスクトップにいつも保存して、イラストやイメージ図を描くときはそれを開いて使っています。(保存時に別の名前で保存して、原本はもとのまま置いておく)
エクセルの横方向にA列~ZZ列くらいまで(セルの数で50列くらいでしょうか?)のマス目を25ピクセルにしておけば、ちょうど画面全体が方眼用紙のようになると思います。描くサイズが大きければもっとマス目をたくさん広げてもいいんですが、まあこれくらいのサイズがあれば大抵の図は描けてしまいます。
エクセルのいいところは、こうしてセルを方眼紙スタイルにしても、作成されるシート自体は無地のままなので、印刷したりシートを保存したときにマス目が表示されないんですね。
あくまで、図を描くための目安となるガイド線のような役割ということです。
このガイド線に沿って、エクセルに標準で装備されている「図形の挿入」を使って線や図形を組み合わせていけば、それで大抵のイメージ図は作成することができます。
ガイド線があることで、直線を引くときにちゃんと真っすぐの直線を引くことができますし、直角の角とか45度や30度の線を引く場合は、縦と横のマス目を数えて縦横比を決めればおのずと求める角度の線を引くことができます。
図形のサイズを原寸のミニチュアでなるべく正確に描きたいときにも、マス目があることで縮尺サイズをきちんと表現することができるようになります。
フリーフォームを活用
エクセル図形の中には「フリーフォーム」というのがあります。これは描きたいものを点と点でつなぎながら線を引いていき、最後の線が描き始めの場所と接すると図形が閉じて一つのレイヤーが完成するというやり方です。
出来上がった図形は縦横に伸縮させたり反転させることもできますし、塗りつぶしの色を変えたり線の色を変えることもでき、また同じ図形をたくさんコピーして増やすことも簡単にできます。
たとえばこの図は、最初に白い四角形を一つ挿入し、それからフリーフォームを使って直角三角形を一つ挿入してから、あとはその三角形に色を付けたりコピーしたり、また上下左右を反転させたり回転させて思い通りのイメージ図に仕上げていきます。
文字を入れたい時は「テキストボックス」を使えば自由な場所に簡単に文字を挿入することができます。
ワードでも同じように図形の挿入はできるのですが、フリーフォームを使って図を描くときに、ワードの場合は背景にマス目が表示されないため、正確なサイズ感で描くことができないんですね。
なるべく正確に出来上がりのイメージをつかむためにも、縦横ななめの寸法が方眼になっている方がより正確な図を描くことができるので、ワードよりもエクセルを使うことをお勧めします。
エクセルやワードの機能である「図形の挿入」は、実は意外と高性能で、レイヤーとよばれる図の重なりを扱うことができますし、重ねた図形の色を「半透明」に設定することで重なった下側にある図形を透かして表現させることもできるので、これらを駆使すればかなり複雑な表現も可能です。
エクセルデータを画像形式に変換
さて、次はエクセルで作成した図をブログに取り込む流れについてみていきたいと思います。
ここでのポイントは、いったんpdfで保存
するということです。
エクセルを保存する画面で、「ファイル形式」の▼を押すとさまざまな保存形式が表示されますが、一番下の方に「pdf」がありますので、それを選択して、pdf形式で保存してください。
本当はファイル形式の中にjpegやpngなどの画像ファイルの形式があればいいんですが、エクセルでは画像形式はサポートしていないようなので、ここではいったんpdfで保存します。
このままではpdf形式で保存したデータをそのままブログに貼り付けることはできませんから、次はこのpdfデータをjpegなどの画像形式に置き換えてやる必要があります。
アドビというpdfデータを扱う公式のソフトでもそういった加工ができなくはないのですが、アドビの場合、こうした加工を行うには別途有料版の編集ソフトを購入する必要がありますので、うちではアドビは使いません。
変換方法① gimpを使う
gimpというのは無料の画像ソフトです。無料でもかなりの高機能でレイヤーを扱うこともでき、イラストレータのようなベクター画像は扱えませんが、素人がちょっとイラストを作成するには十分な機能があります。
このgimpを使ってpdfデータを取り込み、イメージ図の必要部分だけをトリミングしてから、jpegなどの画像形式で保存しなおせば、画像が出来上がります。これをブログの必要箇所に貼り付ければOKです。
pdf加工の無料ソフトを使う
もう一つの方法は無料のpdf編集ソフトを使う方法です。
おすすめなのは「foxit」という無料ソフト。
www.vector.co.jp
この無料ソフトは期間限定の無料ソフトとかではなくて、無料で使える機能に限りはありますが、その範囲であればずっと無料のままで使えます。
私の場合は、pdfデータにテキストを打ち込んだり、pdfから一部画像を切り取ったりするのによく使っています。
pdfから必要な部分だけを範囲選択してスクリーンショットのように部分コピーしてやり、これをパソコンに付属の「ペイント」ソフトを開いて貼り付けてやればpdfが画像形式に変換されます。
pdfを切り取って画像にするだけなら、gimpを使うより、こちらの方がよりシンプルで使いやすいかもしれません。
スクリーンショットを使う
もし、エクセルで描いた図を、そのまま背景のマス目が映ったままでも構わないという場合は、パソコンのスクリーンショットを使うのが一番簡単な方法です。
パソコンのファンクションキー(キーボードの一番上の列)の中に「PrtScn]と書かれたボタンがあると思います。そのボタンを押すと、今画面に表示されている内容をそのままスクリーンショットすることができるので、それをペイントソフトを開いて貼り付けて、必要な部分だけをトリミングすれば、他のソフトを一切使わなくても、パソコンに付属のソフトだけでエクセルに描いた図を画像形式にすることができます。
今回はパソコンで図や絵を簡単に作ってブログに貼るための方法について書いてみました。
パソコンのソフトというのはそれぞれに長所と短所があり、一つのソフトで全部やるというよりも、それぞれのソフトの良いところをつなぎ合わせながら、ほしいものを創り上げていく作業のような気がします。
その中で、このソフトはこういう使い方もできるんだ、というちょっとした裏技のようなものをうまく組み合わせながら創造していくことがクリエイティブの楽しさであり、そういう意味では、これも一種のDIYといえるかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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