ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

北海道車中泊旅に向けて〜庭の自動散水


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


夏の北海道車中泊旅行を計画しているわが家では、現在、少しずつ旅の準備を進めているところです。往復のフェリーを含めると10日間以上家を空けることになるので、色々と留守中の段取りを考えておかないといけないのです。

ようやく定植した苗たち

2月の終わりころにタネをまいたトマトやナス、ピーマンなどの野菜の苗が、2ヶ月半ほどしてようやく庭に移植できる大きさまで成長してきました。
農業の世界では「苗半作」というそうですが、タネから丈夫な苗を育てるまでの苦労が野菜作りのほぼ半分を占めているというのは決して嘘じゃないと感じます。それくらい、タネの発芽管理や生育管理は根気と手間のいる作業なのです。


そうやって冬の終わりからコツコツ手塩にかけて育ててきた野菜たちが、ようやく収穫を迎える夏の時期に10日以上家を空けてしまうため、留守の間の庭の水やりをどうするか?というのが一つ大きな問題です。

2〜3日の旅なら行く前にたっぷりお水をあげておけば何とかもってくれるところですが、さすがに10日以上となると無理です。

作戦その1 ふろ水オートポンプ


100リットルくらいの大きなタンクに風呂の残り湯を溜めておき、その水をバスポンプで汲み上げて庭の草花にあげるというのは以前からやっていたのですが、これを少しアレンジして、タイマーをポンプにつないで、毎日一定の時間に水をくみ上げて庭の草木に散水するようにすれば、無人でも水やりができるんじゃないか?と思いつき、試してみることにしました。


使わなくなった古いホース(15mくらい)に小さな穴を沢山開けて散水用のホースを作り、それをポンプにつないで、汲み上げた水が自動的に穴から散水されるようにという作戦です。


たしかに散水はできました。
でも、試しにやってみた実験では、1回の散水で30~40リットルほどの水を消費することが分かりました。つまり、この方法では3日ほどでタンクの水が空になってしまいます。庭や畑に水やりをするには思った以上に水が必要ということ。そのために新たに何百リットルも入る大きなタンクを買うのは置き場所にも困るしコストの問題もあります。

作戦その2 散水タイマーキット


何でも自分で作ることをまず考えてしまう私ですが、時には、ものすごく便利なものが自分で作るよりずっと安く出回っているという場合もあります。
今回見つけた自動散水キットがまさにそうで、1800円ちょっという安さで、タイマーや散水栓などが全部セットになっているという優れものでした。ホームセンターだと最低でも7000~8000円くらいはしますから、この安さにはびっくりです。
こういった場合、安かろう悪かろうの銭失いになるリスクとも隣り合わせなので、中国産の粗悪品に引っかかって馬鹿を見る可能性も否定できないところですが、とりあえずタイマーだけ買ったとしてもこれくらいの金額はするので、物は試しにチャレンジしてみようと思い、注文するにしました。

そして注文して2日後に届いたのがご覧のセットです。
見た感じ、そんな粗悪品には見えません。



タイマーは単4乾電池2本で動くタイプで、毎日特定の時間になると蛇口につないだホースから水が流れる仕組みになっています。タイマーにはつまみが2つあって、左のつまみは水を流すタイミングを決めるつまみです。1時間おき、2時間おき・・・12時間おき、24時間おき、48時間おきと好きな間隔を設定します。右の方のつまみは水が流れる時間の長さを1分間、2分間・・・15分間、30分間・・・という風に任意の長さに設定します。

この2つのつまみの組み合わせによって、例えば「24時間に1回、10分間水を流す」といった個別の設定が可能になります。もっと値段の高いタイマーはデジタル式だったり、より細かい設定ができたりするみたいですが、うちはシンプルに散水のタイミングと散水時間が設定できれば十分なので、これで用は足ります。

散水セットの設置作業

自動散水セットには散水用の細いホース(内径4mm)が25mと、散水ノズル、ノズルとホースをジョイントするための3つ又ジョイント(20セット分)、その他接続に必要な部品などがセットになっています。

ホースは一見すると柔らかいのですが、ホースの内径とジョイントのサイズがキチキチすぎて、手でジョイントに挿し込むのはちょっと無理でした。


取扱説明書によると、60~70℃くらいの熱湯に10秒くらいホースを漬けておくとホースが柔らかくなって挿し込みやすくなるということなので、熱湯を入れたポットを持ち運びながら、ホースを熱湯に漬けてはジョイントやノズルをはめていきました。

25mのホースを切ったりつなげたりしながら、何とか1日かけて庭全体に散水ホースを張り巡らせることができました。

さっそくホースに水を流してみると・・・




 
「おーーーっ!」


ノズルから水が放心円状に散水されました。
ノズルのねじ部分を回すことで散水される水の量や放射される面積を調整するしくみになっています。
ノズルの向きを下に向けるか上に向けるか、あるいは横向きや斜めに向けることで、散水される方向や角度が調整できるので、思っていた以上に一つのノズルでカバーできる範囲が広く散水できることが分かりました。

ただ、いかんせんホースの内径が4mmと細いため、あまり長い距離にたくさんのノズルをつけると一番末端の方は水圧が弱くて水の出方が少し悪くなってしまうようでした。

1つのノズルから出る水は放心円状に8つずつなのですが、ノズルの穴が微妙に大きいため、一つ一つの穴から水圧が逃げてしまい、ホースの末端まで水圧が届き切らないことが原因のようです。
ノズルの穴につまようじの先みたいなものを詰めて穴を小さくするなど、多少アレンジしてやればもう少し均等に水圧がかかるかもしれませんが、これで1800円ちょっととは思えない初心者には十分なクオリティだと思います。


1つだけ注意するとしたら、このタイマーは「何時何分に起動させる」というタイプではなく、「今から何時間後」に起動するという設定方法なので、毎朝7時に水やりをさせたい場合は、初回のタイマーセッティングを実際に朝7時にセットしてやる必要がある、ということです。
もし途中で設定を変えたい時も、設定を変えた時点から何時間後というセッティングになってしまうため、実際に作動させたい時間にセッティング作業を行うというところがちょっとだけ面倒といえば面倒かもしれません。


ともあれ、イメージしていた通りの自動水やりシステムが思ったより安い予算で解決しました。これなら、北海道ツアーの時だけじゃなく、毎日の水やりも自動でやってくれるので忙しい朝の時間にはとてもありがたい時短グッズとの出会いとなりました。

家庭菜園やガーデニングをされている方には是非お勧めしたい自動水やりシステムのご紹介でした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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