ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

酪農家さんに聞いた和牛たちの一生

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


先日、北海道の牧場で乳しぼり体験をさせてもらったお話しをしました。
今回は、その時の酪農の方にお聞きした、興味深い和牛の一生について少しご紹介したいと思います。


牧場の牛はメスだらけ

普段何の意識もせずに牛乳を飲んだり牛肉を食べたりしていますが、それは牛さんと、その世話をする酪農家さんたちのお陰です。


今さらですが、大きく分けて牧場にも2種類あって、一つは牛の乳を絞って牛乳やチーズなど酪農製品を出荷する酪農牧場、もう一つは牛肉を生産するために牛を飼育する肉牛牧場です。当たり前と言えば当たり前なんですけど、そんなことも知らずに今まで生きていました。


今回、乳しぼり体験させてもらった牧場は酪農牧場ということになります。酪農牧場で飼われている牛さんは当然メスばかりです。オスの牛はどう頑張っても乳を出せませんからね。
さらに、これまた知らずにいた自分が恥ずかしいですが、メス牛が乳を出せるのは子牛を産んでからの1年ほどの間だけなので、メスの牛さんたちは妊娠と出産を繰り返して、常におっぱいが出せる状態を維持しなければならないのです。


出産から1年ほど経つと、やがておっぱいが出なくなってしまいます。その頃にまた次の赤ちゃんを妊娠して、そして子牛を産んでおっぱいが出る状態にするんだそうです。
牛の出産も人間と同じように基本的には1回に1匹ずつ出産するそうで、私たちが乳しぼり体験をさせてもらった「ななみちゃん」は過去に3回の出産を経験しているそうです。

そうやって妊娠と出産を繰り返しながら、常に乳が出る状態を維持し、だいたい1頭の牛が12〜13回の出産を経験するそうです。
痛い思いをして出産して、おっぱいを沢山絞られて、そしてまた妊娠、出産…の繰り返し。そんな事が10何回も繰り返されるんですね。

お産の管理も大切な仕事

人間の場合、ほとんどの出産は産婦人科医あるいは産婆さんがとりあげますが、牧場では日々の妊娠や出産は獣医さんではなく、酪農家さんが自分たちの手で赤ちゃんをとりあげます。よほど病気になった時には獣医さんに診てもらうこともあるそうですが、大概のことは自分たちでやるそうです。
出産の立ち会いも、産まれた後の世話も、全て自分たちでしなければならないのです。命の誕生に立ち会うというのは、ものすごく神聖な仕事だと思います。


出産とともに、妊娠の管理もまた酪農家の大切な仕事だそうです。乳牛の妊娠は人工授精に頼っているそうですが、メスの牛に人工授精して上手く妊娠するためには、メス牛の健康状態と、妊娠できる身体の状態(発情期)を見極めなければいけません。
それぞれの牛たちの日々の状態をよく観察しながら、タイミングをみて人工授精して、妊娠させるんだそうです。
全ての母牛が100%妊娠が成功するわけではないので、妊娠をうまく成功させられるかどうかも酪農家さんたちの大切な仕事の一つなんだそうです。


雌牛さんたちの行く末

さて、酪農牧場にいる牛は全てメスばかりということでしたが、産まれてきた子牛がメスだった場合はそのまま牧場で育てられ、2〜3歳になると初めてのお産を経験し、やがて母牛として乳牛の仲間入りして活躍していきます。
でも産まれてきた牛はメスばかりとは限りません。50%の確率でオスも産まれてくるわけです。
もし、産まれてきた牛がオスだった場合、どうなると思いますか?



答えは、「オス牛は肉牛牧場に売られてブランド和牛(牛肉)になる。」んだそうです。


なるほど。そういうことだったんですね。
オスが産まれてきた場合、まだ幼い子牛のうちに肉牛農家に売られて行き、肉牛として短い一生を終えるんだそうです。
悲しいことですがそれが現実なのです。



オスは幼いうちに肉牛農家に売られていき、彼らはブランド和牛として少しの間育てられ、まだ若くて肉質が柔らかい段階で牛肉として消費されていきます。つまり、私たちが口にする牛肉(ステーキや焼肉やうす切り肉など)は基本的に全てオス牛のお肉ということになります。


一方、酪農家で日々おっぱいを絞って牛乳を出し続け、12〜13回の妊娠と出産を経験したメスの牛さんたちは、その後どうなるのでしょう?

何度も赤ちゃん牛を産み続けているうちに、やがては子どもを妊娠できなくなるときがやってきます。そして赤ちゃんが産めなくなると、当然おっぱいも出なくなってしまいます。
子どもを産めなくなったとはいえ、まだまだ元気なお母さん牛たちなんですけれど、酪農牧場にとっては、お乳の出なくなった母牛をそのまま買い続けるわけにはいかないのです。


そうなった牛さんは、悲しいですが最後はやはり肉牛として売られていくのだそうです。


ただし、何度も赤ちゃんを産んだ牛は肉質も固くなってしまうため、肉は肉でも主にミンチとして販売されるんだそうです。
つまり、私たちがスーパーで買うミンチの牛肉は、たくさんの牛乳を提供してくれたメス牛さんのお肉ということなんですね。


これも悲しい現実です。


酪農牧場の方は、こうしたお話しを乳しぼり体験の場で必ずされるんだそうです。悲しい話しですが、私たちが誰かの命をいただいて生きていることは紛れもない現実で、その現実から目を逸らさないようにしてほしいという思いから、あえてこうした話しをしておられるのだそうです。


とても深いお話しを聞かせていただきました。
多分これから先、牛肉を買うたびに必ずこのお話しを思い出すと思います。
そして、「ななみちゃんありがとう!」と心の中で言うでしょう。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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