ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は秋シーズンの車中泊情報についてお届けします。
気づけば冬はそこまで
つい先週まで、日中30℃を超える日が続いていたと思ったら、今週は一気に気温が下がり、そろそろストーブが欲しくなってきました。
どうせまた暖かくなるんじゃないの?
なんて、呑気に構えていてはいけません。季節の移ろいは確実に進んでいきます。
太陽の高度はすこしずつ低く、日照時間は短くなり、やがて地温は下がっていくのです。
そして、秋はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
「季節感」という言葉通り、季節というのは人々が身体や頭で感じるものなので、夏の残骸が根強く残り続ける9月は、まだ気持ちの中では夏のうちで、そして、何となく秋の訪れを感じるころには、今度は台風や長雨のせいで気持ちよくお出かけできる週末は案外少ないですし、そこへもってきて週末に運動会など秋のイベントや行事が入ったりするので、家族で車中泊に出かけるチャンスはごく限られてしまいます。
暑い夏を辛抱してやり過ごし、やっといいシーズンが来たと思ったら、今度はなかなか出かけられないうちに秋が終わっていく、という悲しいジレンマが待っているわけです。
やれやれ。
もう少し秋をゆっくり楽しませてほしいものです。
標高の高い場所は早くも冬季閉鎖へ
さて、秋といえば紅葉ですね。
赤色はなぜか動物を惹きつけるふしぎな力を持っています。
木の実は赤く色づいて鳥たちに実を食べさせ、鳥の糞によって種を遠くまで運ばせますし、動物たちは体表が赤くなることでオスとメスが惹きつけ合い繁殖します。
では、広葉樹の葉っぱが赤く色づくことは、いったいどんな目的があるのでしょう?
葉っぱの付け根部分は気温が下がってくると次第にコルク質に変化していき、同時に葉の中の色素の吸収に変化が生じて緑から赤へ色が変わるのだそうです。
神様がそのようないたずらを考えたとしか思えないようなふしぎな変化が起こり、山の木々は赤や黄色に染まっていくのです。
目の醒めるような紅葉の美しさが有名な場所の一つに白山スーパー林道があります。(現在は白山白川郷ホワイトロードという名前に変わっています)
石川県から白山を越えて岐阜県の白川郷までつながる峠の有料道路です。林道といっても砂利道ではなく舗装された有料道路で、秋の紅葉に染まる山々と渓谷が織りなす風景は息を呑むほどの美しさです。土日や祝日にはたくさんのマイカーや観光バスがやってくるので、有料道路はかなり混雑し、時間帯によっては長い渋滞の列ができたりします。
最近は暖冬で、街なかや標高の低い平地の紅葉は11月下旬や12月初旬あたりに見ごろを迎えますが、秋のベストシーズンにぜひ訪れてみたいような標高の高い場所は、平地よりもひと月以上季節が早く進みますから、旅の計画をたてるのも早めがおすすめです。
白山スーパー林道は11月初旬には早くも冬季閉鎖に入ります。
長野県の山々も10月末〜11月初旬で閉鎖のところがほとんどです。
美しい高原ドライブが楽しめるビーナスラインの終点にある美ヶ原高原美術館も、11月初旬で営業終了となってしまいます。
美ヶ原高原美術館は標高が2000mほどあるので、平地との気温差は12℃以上あり、11月初旬にはすでに氷点下に冷え込んで、氷が張るほどの寒さになるのです。
真冬にはマイナス20℃を下回る極寒の地ですから、11月の寒さはまだほんの序の口なのですが、こうした高原の冬の訪れをあえて感じに行くのも楽しい旅の思い出になると思います。
高原の秋は短いのです。
でもそこには、他では絶対に味わえない極上の秋が待っています。
素敵な景色や秋のドライブを楽しみたい方は、ぜひ早めに車中泊の計画をたてられることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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