ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

コーヒーセットを持って散歩に出かけよう

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今日は、秋の散歩でコーヒーを沸かして飲むための最小限の道具について考えてみる。というくだりです。

ホットドリンクが恋しい季節

例年にもまして気温が高い今年の秋ですが、11月に入ってようやく朝晩少し冷んやりしてきました。
夏場は散歩なんてとんでもないですが、ようやく秋めいてきて、季節の移ろいを感じながらぶらっと散歩するにはいい気候になってきました。


深まりゆく秋の公園や、落ち葉のじゅうたんの雑木林の中を歩いていると、自分が何者でもない自然の一部になったような気がしてきます。


そんな秋のフィールドを散策しながら、景色のいい場所を見つけて腰かけ、そこで美味しいコーヒーを沸かして飲むことができたら。。。


今どきコンビニで手軽にホットコーヒーが買える時代ですが、そこをあえて持参のストーブでお湯を沸かしてコーヒーをおとして飲む。そのプロセスも含めて、移ろいゆく秋の楽しみ方の一つではないか、と私は思います。


キャンプも楽しいけれど、散歩はまたキャンプとは違ったアウトドアの楽しさを教えてくれます。散歩っていうのはどちらかというとバックパッキングの延長にあるような、フットワークの軽さや行き先の自由さを楽しむ遊びだと思うんです。だから本来は手ぶらが一番。
そこに、散歩の負担にならない範囲で最小限のコーヒーセットを持ち出せたとしたら、ただの散歩が一気にバックパッキングへとグレードアップします。
コーヒーセットに限らず、要はお湯が沸かせる道具があればカップラーメンだって作れるわけなので、普段の散歩が心躍る冒険の旅にかわるのです。


別に遠くまで繰り出さなくても、そこらじゅうに秋のフィールドは広がっていて、冒険心をくすぐってくれます。これもまた秋という季節のなせる技なのかもしれません。


野外でコーヒーを淹れるための道具たち

さて、実際に野外でコーヒーを沸かして楽しむために何と何を持っていけばいいか?
改めて必要な装備を考えていくと、たかがコーヒー1杯でも意外といろんな道具が必要なことがわかります。

コーヒーを淹れるための装備一覧

ざっと考えただけでも
*お湯を沸かすコッヘルや鍋のようなもの
*お湯を沸かすためのストーブ
*五徳、風防
*燃料
*ライター
*マグカップ
*ドリッパー
*ペーパーフィルター
*コーヒー豆
*コーヒーミル(豆から挽く場合)
*水ボトル
*ゴミ袋(コーヒーかすを入れる)
ざっとこんな感じでしょうか?


これらの装備をコンパクトにまとめて、いつでも持ち出せるようにしておけば、散歩のときにひょいと気軽に持っていくことができます。
問題なのはやはり「軽さとコンパクトさ」でしょう。いかにミニマムに装備を凝縮することができるか?


あくまで散歩ですから、できるかぎり持っていることを忘れるくらいの軽装備にまとめたいところです。目標としては総重量1kg以内。まあ、水に関してはどこかで現地調達できるとして、とりあえず水以外の装備で1kg以内を目指してみたいと思います。

ではさっそく順にみていくことにしましょう。新たに買うのではなく、うちが今持っている装備の中で、今回の目的に合いそうなものを選んでみようと思います。

お湯を沸かす道具

お湯を沸かす候補としてはやかん・コッヘル・メスティン・ポットなんかが考えられます。装備の中で一番大きくて場所をとるのがこの湯沸し道具ですが、中はがらんどうですから、そこに他の道具をうまくスタック(収納)できれば、荷物はコンパクトにまとめられます。


つまり、他の道具たちの大きさを見ながら、うまくスタックできる器を選ぶのがコンパクト化のコツと言えます。

アルミ製のメスティン(小)が一番軽そうに見えますが、家にあった円筒形のステンレス容器がハンドルと合わせても重さ113gと一番の軽さでした。スタック性も考慮すると円筒形で統一した方が重ねやすそうです。



ストーブ

次はお湯を沸かすためのストーブです。ソロのバックパッカー視点で選ぶとしたら、軽量のガスバーナーかアルコールストーブのどちらかになると思います。
カセットボンベが使える軽量ガスバーナーとしてはSOTOのST-310が定番ですね。

※SOTO公式ページより引用

このバーナーは全国どこでも売っている普通のカセットボンベが使えるのが最大のメリットで、バーナーの重さは330g。火力2.9kwとハイパワーです。

私ももう10年以上使ってますが、着火もライター要らずだし、コンパクトで火力も安定していてとても重宝しています。
ただ、散歩に持って行ってコーヒーを沸かすだけなら、ここまでの装備は必要ないかもしれません。カセットボンベが1本250gあるので合わせて600g弱と、今回のトータル1kg以内の目標で考えるとちょっとオーバースペックです。これがもし、ソロで一晩過ごすとか、コーヒーだけじゃなく米を炊くとかなら間違いなくST310を持っていくと思うのですが、日帰りの散歩のお供としてはアルコールストーブの軽さに軍配が上がります。


一方のアルコールストーブ。

定番はトランギアのアルコールストーブが有名ですね。重さ110g。燃料は液体アルコールですから、アルミボトルかなんかに必要な量だけ小分けで持っていけば、トータルでも200gくらいに収まります。
小型ながら、アルコールが熱で気化して、円筒状のストーブの縁に並んだ小さな穴から炎が勢いよく上がり、効率よくお湯を沸かしてくれます。


トランギアのストーブはまあまあ高いので、うちはアルミ缶を使って自作したアルコールストーブを使っています。

自作ながらまあまあ炎が勢いよく上がって、ソロのバックパックには重宝しています。

五徳・風貌

アルコールストーブとセットで使う五徳や風防も、市販で探すとまあまあ値段が高いので、これもアルミ素材を使って自作したやつを使っています。


組み立てると、こんな感じにストーブがすっぽりおさまる大きさ、一辺が8センチの正方形で作ってあります。

重さは65g。


メスティンを乗せてもぐらつくことなく安定します。
アルミは鉄と違って加工がしやすいので、いろいろなDIYにはもってこいの素材なのです。

もし、自作が難しい場合には、市販の中から一つ選ぶとしたらこれが使いやすそうな気がします。
五徳だけのデザインのやつもありますが、そうすると別に風防が必要になるので、できれば五徳と風防が一体になったタイプがソロには便利です。



燃料


燃料用アルコールはドラッグストアにいくと売ってます。たいてい消毒用アルコールの列の中に燃料用アルコールを見つけることができます。500mlボトルで300円くらい。消毒用より安いんです。おそらく、精製の純度が消毒用のとは違うんでしょうね。


うちは、この燃料アルコールを小さなアルミ缶に小分けして持ち歩いています。プラボトルだと少しずつ揮発して時間が経つと空っぽになってしまうので、保管にはアルミボトルがおすすめです。
ご覧のメガシャキやウコンのドリンクなんかのボトルがちょうど使いやすいです。

ライター


以前にもご紹介しましたが、着火ライターはイワタニのこのコンパクトライターがものすごく使いやすいです。これが100均で買えるなんて信じられないくらいです。
ガス充電式なので、ガスが切れたらボンベから補充できるところが秀逸だと思います。

マグカップ

軽さを最優先して、今回はプラスチックの蓋つきカップにしてみました。
革のはぎれでカップホルダーを作って被せると、プラスチックでもなかなか雰囲気のあるカップになります。カップホルダーがあると保温効果もあって一石二鳥です。

ドリッパー&フィルター

折りたたみ式のコーヒードリッパーにも色んなデザインがありますが、個人的には100均で売っている1人用のコンパクトなドリッパーが一番おすすめです。

コーヒー豆&コーヒーミル

アルミ包装の簡易式のドリップコーヒーは手軽ですが豆が酸化してしまってあまり美味しくありません。せっかく散歩に出た先でコーヒーを淹れるなら、豆も美味しいのにしたいところです。
嗜好品であるコーヒーをゆっくり楽しむというのが今回のテーマなので、美味しい豆にはこだわりたいところです。
お湯を沸かしている間にミルを回せば、いつでも弾きたてを味わうことができます。


さて、これらの道具をまとめてスタッフバッグに詰めて重さをはかってみると全部で654gでした。
1kg以内を目標にしていたので、思ったより軽く抑えることができました。
これなら、ウォーターボトルを含めても1kg以内に収まりそうです。


今回は、ただの散歩を素敵な時間に変えてくれる魔法のコーヒーセットについて書いてみました。
コンビニでも買えるコーヒー1杯にあえて手間をかけてみる。そのプロセスを楽しむゆとりが、「自分のために時間をかけている」つまり「自分を大切にしている」ことにつながるような気がします。キャンプも車中泊もそうですが、「あえて不便を楽しむ」のが面白いんだと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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