ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、壊れてしまったLEDランタンをUSB化して、モバイルバッテリーで使えるように改造したお話しをお届けしたいと思います。
ジェントスのLEDランタン
GENTOSというブランドをご存知でしょうか?
小型のLEDランタンを手がける国産ブランドで、性能の高さとタフさで人気があるメーカーです。
うちのランプはもうかれこれ15年くらい使ってる初期のやつで、型番はGENTOS EX-1977ISという暖色系のLEDランタンになります。
その頃出回っていたLEDランプは大半が白色LEDで、温かみのある電球色のLEDランプはなかなか無かった時代でした。アウトドア好きのキャンパー達の多くはまだガソリンやガスランタンを使っていました。
そんな中、全長13cm の小型の暖色LEDランタンは温かみのある光が魅力的でした。明るさは100ルーメンと決して明るくはないですが、コンパクトなボディはガソリンやガスを使わないのでテント内や車内でも安心して使え、防滴仕様で多少の雨もへっちゃらという、実に頼もしいやつなんです。
単三電池4本で連続使用で約12時間と、ホワイトガソリンやガスボンベに比べるとランニングコストも安く、わが家のアウトドアはもうほとんどこれ1本に頼り切っていた感じです。
※ジェントス公式ページより引用
こいつのいいところは、ランタンの上半分がパカっと外せて、ボディ底面の折りたたみ式フックで逆さまに吊ればサイト内を上から均一に照らすことが出来るという点です。
※ジェントス公式ページより引用
単一電池のモデルに比べるとスリムでコンパクト。可愛いらしいボディがとても気に入っていたのですが、車中泊の時にハイエースのリアゲートからアスファルトの地面にうっかり落としてしまって、電池カバーにひびが入ってしまいました。
わずかなひびなので、まったく使えないというわけではないんですが、ちょっとした振動を与えると電池がぐらついて灯りが切れてしまいます。
テーブルの上に置いて使う分には大丈夫なんだけど、これでは吊り下げて使うにはいつ切れるか分からず不安です。
USBケーブル仕様に改造
これくらいの不具合で簡単に捨ててしまうのはとてもできない貧乏性の私は、何とか修理して使えないかな?と思案して、USBケーブルでモバイルバッテリーにつないで使うのはどうだろう?と思い当たりました。
モバイルバッテリーのUSB出力は5Vです。
単3乾電池4本を使うこのLEDランプは、本来なら1.5V×4本で定格電圧は6Vなんですが、エボルタなどの充電式乾電池でも使える仕様になっていて、その場合は、1.2V×4本=4.8Vです。(充電式乾電池って電圧が1.5Vじゃなく1.2Vなんですね)
つまり、このランプは電圧4.8V~6Vの範囲であれば問題なく点灯でき、モバイルバッテリーの5VでももちろんOKということになります。
それならば、USBケーブルの+とーの線を電池ホルダーの金属端子に直接つないでやれば、乾電池を入れなくてもランプが点灯するはずです。
それではさっそく改造に取り掛かることにしましょう。
まずはUSBケーブルを途中で切断して被覆を剥いて中の細い銅線を出します。
接続の考え方としては、USBケーブルのプラスとマイナスの線を、電池ホルダーのプラス極とマイナス極に直結するだけなので、それほど難しい作業ではありません。
電池ホルダーには乾電池4本分のスペースがありますが、ケーブルを繋ぐのは基盤につながるプラス端子とマイナス端子の2カ所だけです。
USBケーブルを通すための穴を、ランプの横に1ヶ所ドリルで開けます。穴を開けてしまうと防水仕様ではなくなってしまいますが、元からモバイルバッテリーで使う時点で雨の中で使うことは想定していませんから、その点は大丈夫です。
穴が空いたらケーブルを穴に通してランタンの中にケーブルを引き込みます。
次に、電池ホルダーの中にケーブルを通してホルダーの底にある端子とつなぐ訳ですが、穴が小さいので指は入りません。ハンダづけしようにもハンダこても入らなさそうです。
そこで、乾電池のような形のスペーサーを作って、ケーブルの先がプラスとマイナスの端子に接するようにすることを思いつきました。
スキーのストックの先についていた石突のキャップが何かに使えるかと取っておいたのですが、それがちょうど単3電池と同じような感じだったので、それを電池代わりに使うことにしました。
石突キャップの先にドリルで穴を開けておき、キャップの中に銅線を通してから、
キャップの外側からネジを締め込んで銅線の先とネジの金属が接するように固定します。
同じものを2つこしらえます。
片方が赤のケーブル(プラス)、もう一つが黒のケーブル(マイナス)です。こいつを電池ホルダーの中に入れて、ネジの頭がランプの接点にくっつくようにすれば、電気が流れるはずです。
繰り返しになりますが、電池ホルダーには乾電池を入れる穴が4つありますが、使うのはそのうち2カ所、基盤から出ている方の端子だけです。あとの2つは乾電池を直列につなぐためのジョイント金具なので使いません。
基盤に繋がるプラスとマイナスの端子に合計5Vの電圧がかかればそれでOKなのです。
このやり方は子どものおもちゃなんかにも流用できるので、うちでは割とよく使っています。例えば乾電池3本仕様なら4.5V、乾電池6本なら9Vなので、それぞれの電圧に合うACアダプターをハードオフなんかで安く手に入れて、電池ケースの端子の端と端に銅線のプラスとマイナスを繋げば、電池を買わなくても家のコンセントで使えるわけです。
(もし同じようにやってみようと思われる方はあくまで自己責任でお願いしますね)
さて、準備は完了しました。
果たして、ランプは灯るでしょうか?
スイッチ オン!
おー!
ランプがつきました。
強弱切り替えもOKです。
モバイルバッテリー1つあれば、2〜3日のキャンプくらいは十分使えるので、電池切れの心配はありません。モバイルバッテリーはソフトケースに入れてランタンと一緒に吊るせば、携帯性も以前とそれほど変わらないと思います。
うっかり落として壊れてしまったランタンですが、捨てずに修理して、また使えるようになり、ますます愛着が湧きました。
これからも大事に使っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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