ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は久しぶりに家の中のDIYに関するお話しを書いてみたいと思います。
今や大人気のDIY
昔「日曜大工」、今ではDIY(Do It Yourself)という言葉がすっかり定着して、テレビで毎日のようにヒロミさんや森泉さんなどDIYの番組が大人気になっています。
「自分で作る、自分でやる」は、以前は一部の器用な人だけの趣味の世界でしたが、今は誰でも手を出せる手軽なものへと変化してきました。特にDIY女子の増加がDIY市場を急速に拡げ、DIYの道具や材料が色々豊富に出回るようになり、様々なノウハウも紹介されるようになってプロと素人の境界が無くなってきたことが一番大きな変化かもしれません。
業者や職人さんに頼まないとどうしようもなかった部分が、自分たちでできるようになったことは、不景気な世相や、コロナで自宅で過ごす時間が増えたことなども後押しとなって一気に広がっていった気がします。
窓だけじゃないロールスクリーンの活用
今回のDIYは、大工道具を使う本格的なものではなく、市販のロールスクリーンを天井に取り付けるだけの簡単DIYですが、やる前とやった後で視覚的な変化が大きいので、かなり効果を実感できるおすすめのDIYです。
チェーンでくるくる巻き上げるロールスクリーン。通常は窓に取り付けてカーテンのように使われることが多いですが、実は窓以外にもさまざまな用途があり、工夫次第で変幻自在に活用できる万能アイテムなのです。
室内の間仕切りとして部屋の真ん中にロールスクリーンを吊るせば部屋を2つに仕切ることができます。たとえば一つの子ども部屋を兄弟で共用するような使い方もできます。また、部屋を入ったすぐのところにロールスクリーンを設置することで、室内に廊下のような空間を設けて動線を変化させたり、室内を視覚的に遮るような使い方もできます。
板壁を新たに造作するのは大変ですが、ロールスクリーンなら設置も簡単、逆に撤去も簡単なので、部屋のレイアウトを変えたり雰囲気を変えるには持ってこいなのです。使わない時は巻き上げておけるのもメリットで、ロールスクリーンを上げておけばひとつの空間として今まで通り使えます。
わが家の活用例1
わが家は1階の廊下沿いに1畳ほどのパントリー(物品庫)があります。廊下のつきあたりがトイレなので、来客があるとトイレに行く往復でどうしてもパントリーが丸見えになってしまいます。
そこで廊下に面したパントリーをロールスクリーンで覆うことにしました。普段は巻き上げておいて、来客がある時はスクリーンを下げれば目隠しすることができます。
スクリーンは半分だけ下げたりもできるので、来客のないときもごちゃごちゃしたパントリーを視覚的にすっきり見せることができます。
わが家の活用例2
もう一つの活用例は2階へ上がる階段部分です。
ここもトイレにつながる廊下沿いに階段があるのですが、そこにスクリーンを設置することで、視覚的な目隠しだけでなく、冬場に暖房の熱が上に逃げるのを防ぐ効果があります。
暖かい空気は上へ行くので、吹き抜け状になった階段は煙突効果で熱がどんどん上に抜けてしまうんですよね。
うちの場合、この一階廊下が家の真ん中にあたり、トイレにつながる廊下スペースの一部が家事&作業スペースを兼ねているんですが、ここで作業する時、冬は寒くて仕方なかったのが、ロールスクリーンのおかげで随分ましになりました。空間的には2畳半くらいの広さの作業スペース、ミニヒーターでも置けば熱が上に逃げないので、短時間でぬくぬくになります。
ロールスクリーンってまあまあ値段が高いイメージがありますが、今回私たちがネットで購入したロールスクリーンは、2本で8000円ほどでした。
パントリーの方が幅130センチ×高さ220センチ、階段に設置した方は幅80センチ×高さ220センチです。
布地は遮光1級で十分な厚みがあり、壁と違和感なく溶けこむベージュのカラーもイメージ通りでした。
ロールスクリーンDIYのポイント
ロールスクリーンの取り付け方法は、大きく2つの方法があり、1つは窓枠や壁面などタテの面に金具を取り付ける方法、もう1つは天井面に金具を取り付ける方法です。
今回ご紹介するような部屋の間仕切りに使用するには、天井面に金具を取り付ける方法になります。
天井付けのポイント①
ロールスクリーンの設置で一番気をつかうのは金具の位置決めです。
人の目というのはわりと正確に「傾き、ゆがみ」を感じるものなので、ロールスクリーンを取り付ける金具の位置は正確に図る必要があります。
脚立に上がって天井を見上げながら正確に位置を決めるのは、なかなか難しい作業ですが、あせって適当に取り付けるとあとでやり直す羽目になります。
私がよく使う手は、壁からメジャーで距離を図って印をつけたら、反対側の壁からも同じようにメジャーで長さを図って、誤差がないように何度か確認するやり方です。
天井付けのポイント②
次は金具の固定です。
一般の住宅で天井に使われている石膏ボードは、単に金具をネジ留めしただけだとネジが効かず、ネジがズボズボ抜けてしまいます。うまく下地の木材が通っている場所ならネジが効きますが、うまく下地があるとは限りません。そこで、石膏ボード用のアンカープラグを先に埋め込んでから、ネジ留めしてやる必要があります。
購入したロールスクリーンにはアンカープラグも同梱されていました。5mmのドリルで下穴を開けてアンカーを埋め込むと、しっかりネジが効いて、ロールスクリーンが落ちてくることはありませんでした。
天井付けのポイント③
長さが80〜90センチくらいまでのロールスクリーンなら金具は左右2つで済みますが、長さが120センチ以上になってくると、金具が3つとか4つとかに増えてきます。そうなると、全ての金具が正確に一直線でないとロールスクリーンのレールをはめる時にうまくカチッと収まらなくなってしまいます。
この時のコツは、先に左右2ヶ所だけ金具を天井に固定して、真ん中の金具はロールスクリーンのレールにはめた状態で、ロールスクリーンを天井に取り付けてみます。そして、真ん中の金具が天井に当たる場所に、エンピツで印をつけるわけです。
3〜4ヶ所とも天井をメジャーで正確に図って印をつけるよりも、この方が確実に綺麗に位置決めができると思います。
今回はロールスクリーンを使って手軽に空間の間仕切りができるDIYをご紹介しました。
予算1万円以内、設置時間30分ほどの簡単DIYですが、以前より劇的に使いやすい空間になりました。これなら他の場所にもいろいろ活用できそうな気がしています。
皆さんもぜひいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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