ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊の食器洗い


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は車中泊の車内生活の中で、食事後の食器洗いの問題について考えてみたいと思います。

食器の使い分け

食器洗いの話しの前に、まずは食器の使い分けについて考えてみましょう。うちの場合、常時車に積んでいる食器はプラスチック製の平皿と深皿、同じくプラスチック製のスプーンとフォーク、あと紙皿とアルミ皿、割り箸などです。それからコップに関しては、ステンレス製のマグカップとプラスチックのコップ、そして使い捨てのプラカップや紙コップを常備しています。


このように、いくつかの種類の食器を用意している理由は、停泊場所の環境によって食器を使い分けたり、また食事メニューの内容によっても食器を使い分けることがあるからです。



停泊場所がキャンプ場やRVパークなどの場合は炊事場や水道設備が整っていて食器をきれいに洗うことができるので、基本的にディスポ食器はあまり使いません。
ただキャンプ場でも水場がものすごく遠かったり、行程的にあまり時間がない時はディスポ食器を使うこともあります。有料の停泊場所はゴミを捨てて行ける場合が多いので、ディスポ食器を使っても車内にゴミが溜まる心配がないので、その辺は臨機応変に使い分けています。


一方、道の駅などでは外で食器を洗うわけにいきませんが、かといってディスポ食器だとゴミが増えてしまうので、やはり、なるべくディスポ食器は使わずに、食器は車内できれいにして繰り返し使うようにしています。もし紙皿などを使う場合でも、なるべく食器を汚さないようにして、何回か使い回すようにすればゴミを減らすことができます。


食事メニューのうち、カレー、スパゲッティなどの色がつきやすいものや油が多いメニューの場合は、お皿の上にアルミホイルを1枚敷くようにして、油汚れを防いでいます。水気が多いものを入れる時はラップを敷く場合もあります。

車中泊の食器洗い

そんな風に色々と工夫をしたとしても、やはり食器は汚れるので、食べた後はきれいにしないといけません。
といって車内でジャブジャブ水を出して洗うわけにもいきません。うちの場合、ハイエースに簡易なギャレーを設けてありますが、それでもタンクの容量はたかだか20リットルほどしかなく、水は貴重なので節約して使わなくてはいけないのです。

手順1.少量のお湯で下洗い

食事の時に沸かしたお湯をポットに少し残しておき、そのお湯を食器に注いで、まずざっくり汚れを落とします。食器から食器へお湯を移しながら食べかすや油分を落とし、それを2回くらいやれば基本的な汚れはだいたい落ちます。

手順2.お湯+ウエットシートで拭く

1回目のお湯を捨て、食器に再びお湯を注いで、今度はウエットシートで食器を少しこするようにしていきます。この時も食器から食器へお湯を移しながら、1枚のウエットシートを使い回していきます。スプーンも同様にして洗い拭きしていきます。

手順3.新しいウエットシートで拭き上げ

2回目のお湯を捨てたら、最後に、新しいウエットシートで拭きあげていきます。ウエットシートにはアルコール分が含まれているので、最後の仕上げ拭きをすることで除菌にもなります。
2回目のお湯洗いでほとんどの場合は綺麗になりますが、2回目のお湯拭きでまだ濁っている時は、念の為もう一度これを繰り返すこともあります。


車中泊の食器洗いで気をつけることと言えば、「洗剤は使わない」ということでしょうか?中性洗剤で洗うと、洗剤成分を洗い流すのに大量の水が必要になりますし、食器に洗剤が残ったまま次の食事で使うのは身体にも良くありません。
洗剤は使わず「拭き洗い」が鉄則です。


排水の問題

車にギャレーがある場合は問題ないですが、普通車は排水をどうするか?という問題があると思います。食器洗いに限らず、歯磨きやうがいの時も排水がネックになってきますが、おすすめは2リットルのペットボトルに100均のジョウゴを使って排水を溜める方法です。なるべく大きめのジョウゴの方がこぼれにくくて安全です。
2リットルの大きさなら家族4人の1日分くらいの排水は十分ためておくことができるでしょう。ペットボトルに溜まった排水は、さすがにちょっとグロテスクなので、何かでカバーするか目隠ししておかれることをおすすめします。

車内に持ち込む水の水質管理

さて、最後に、車中泊に持っていく水の水質管理について考えてみたいと思います。この場合、①飲み水と、②生活用水に分けて考えておくのが賢明です。


まず、飲料水についてはそのまま身体の中に入るものなので、衛生面を考えると市販のペットボトルの水がベストだと思います。


家で浄水器を通した水は、一見清潔なように思えますが、浄水器を通すと不純物と共に塩素成分も濾過されてしまうので、濾過してすぐは綺麗でも時間が経つと雑菌が発生しやすくなり、そのまま飲むのは危険です。
特に夏場は車内温度が50〜60℃にも上るので、暑い環境でタンクに貯めた水は雑菌がとても増えやすくなります。



炊事用の水や、歯磨き、洗面など直接飲むことのない生活用の水は水道水で十分です。ただしこの場合も、浄水器は通さずに、普通に蛇口から出る水道水を持っていくようにしましょう。
水道水には法律で定められた残留塩素が含まれていて、塩素が水を殺菌してくれるのです。

時間とともに塩素はやがて抜けていくので、何日もずっと水質を保てるという訳ではありませんが、3〜4日までの車中泊なら水道水で十分だと思います。



今回は車中泊の食器洗いについて考えてみました。車中泊の食器洗いでは「洗剤は使わない」のが大原則です。たとえ僅かでも洗剤を使ってしまうと、洗剤を洗い流すのに大量の水が必要になってしまいます。
食べたあとの油分と食べかすさえ取れれば、それほどしっかり洗う必要はないのです。洗い流すのではなく「拭きとる」。これが車中泊の食器洗いのコツといえます。



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