ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

レザー クラフト〜革の魅力


手に馴染む革の魅力と愛着

革のサイフ、革のカバン、革ジャンパー。。
皆さんは革は好きですか?
もし革が好きなら、ぜひ自分で革製品を作ってみることをおすすめします。


好きな革を選び、自分が毎日使うものを自分の手で作り出す。
できあがった革製品を毎日持ち歩き、革がだんだん自分の手に馴染んでいく。
時間の経過とともに変化していく革の風合いを楽しむ。


革細工はものを作る手仕事の楽しみ、プラス、それを使うことによって得られる心豊かな暮らしの楽しみに繋がっている気がします。

それはそれはお金を出して買うだけでは決して得られない満足感です。


手仕事が好きな人は、ジャンルを問わず何かを生み出すことに喜びを感じられる人だと思います。料理、木工、裁縫、革細工、ガーデニング。。手仕事好きは、これは男の仕事、これは女の仕事などと分け隔てることをしません。純粋に作ることが好きで、そして、生活の中にそういう時間を持つことが、人生を楽しく豊かにしてくれることを知っている人だと思います。

大切なのは作るもののイメージ

さて、レザークラフト。
何事もそうですが、具体的に「これが作りたい」という目標があった方が、絶対うまくいきます。そうじゃなく、作ること自体が目的になると、指向性がややぼやけてきます。
作りたい物のイメージをなるべくはっきり持つことが大切です。

経済性で言うと、ある程度の道具が要りますので、革そのものの原材料費も含めて、単品を作るためだけなら、気に入った革製品を買う方がたぶん安く済むと思います。

でも、長サイフ2つも作れば十分元は取れますから、長い目でみれば必要最低限の道具はそろえた方がいいでしょう。
間違ってもいきなりレザークラフトセットを買うのはやめましょう(笑)


レザークラフトに必要最低限の道具は
1. 別たち
2. 1本目打ち
3. ステッチングルレット
4. レザー 用の針

こんなもんでしょうか。
あとは、よく切れるカッターナイフ、100均で買えるゴムの工作台、定規、木工ボンド、木づちなど。専用品である必要は全くありません。


別たち(べつたち)というのは、革を切るための専用の道具です。カッターナイフだけではどうしても細かい部分の切り口がきれいに仕上がらないので、別たちは買っておきましょう。


1本目打ちというのは刃先が1本の菱目打ちのことです。
そもそもですが、菱目打ちというのはキリのような刃の先が菱形になっている目打ちのことで、2本目打ちとか、3本目打ちとか、刃先の数によっていくつも種類があります。これを使って革に縫い目を開け、そこに針を刺して革を縫っていくのです。レザークラフトの教本などには4本目打ちとかを使うことがよく書かれていますが、経験上、4本目打ちとかを使うと、まずきれいな仕上がりになりません。

目打ちは1本のものが一つあれば十分です。


ステッチングルレットというのは、刃先が歯車のようになっていてクルクル回転しながら、革の表面に縫い目の印をつけるための道具です。
革の上に定規をおいて、定規に沿わせてステッチングルレットをコロコロ転がすと、革の表面にプツプツと等間隔のしるしができます。その印に合わせて、1本目打ちで縫い穴を開けていくわけです。
ステッチングルレットの回転刃は、間隔の広さによっていくつか種類があります。回転刃を交換できるタイプのステッチングルレットにしておくと、のちのち便利だと思います。作りたい革製品によって、使いたい糸の太さなどによって刃先の間隔が違うものが欲しいときがやってくるのです。


レザー用の針は針先が多少丸みを帯びていて、普通の針より太くなっており、針穴も大きめです。


他にもレザークラフトの道具は山ほどありますが、とりあえずこの4つがあればたいていの物は作れます。


さて、道具の次は革素材の話しを少し。

ひとことに革と言っても、動物の種類、なめし方、色合い、厚さ、革のハリなど千差万別です。はじめよく分からず、やみくもに安い革をネットで買っては失敗していました。

結論からいうと、作りたい物によって使う革はある程度決まってきます。特になめし方と厚さとハリの3つについてはそう思います。

サイフや携帯カバー、手帳カバーなど、ある程度厚みとハリが求められるものを作る場合、おもて面に使う革はとりあえずヌメ革のタンニンなめしを選んでおくのが無難です。

これに対して、クロムなめしというなめし方の革は、革張りのソファに使われるような、とても柔らかな風合いの革のことです。ショルダーバックなどを作るならこちらの方が向いていると思いますが、サイフなどに使う場合は、芯材を入れてハリをもたせないと、クタっとした仕上がりになります。ペンケースなどを作ろうと思う場合は、クロムなめしの柔らかい革を使う方がいいと思いますが、あえてタンニンなめしの革を使ってかっちりした仕上がりを狙うのもありかもしれません。


こうした、おもて面の素材選びとともに、もう一つ、内側の素材選びも大切です。革の裏面をそのまま使う製作方法もありますが、長サイフを作る場合などは、小銭入れやカードケースなど、むしろ内側に多くの革を使います。その場合、内側にはおもて面とは別の薄めの革を使うことが多いです。
内側にはできるだけ薄い革を使う方がきれいな仕上がりになります。内側は何層にもなるので、革が厚いと革の厚みだけでとても分厚いサイフになってしまいます。

長サイフを1つ作るのに、どんな革がどれくらい必要か考えてみましょう。
まず、おもて面にはヌメ革タンニンなめしの厚さ2.5ミリから2.8ミリくらいの革を使うとします。おもて面に使う革の量は、長サイフの外側部分なので横22センチ、縦30センチくらいの長方形。これがサイフの顔になります。ピンからきりまでありますが、1500円くらい出せばそこそこいい革が買えると思います。

これに対して内側ですが、サイフのファスナーを開けたときに、中央に小銭入れとレシートなどを入れる部分、これで3枚。サイフの両サイドにカードホルダー3段ずつとすると片側だけで4層の革が必要なので、両サイドだと8枚のパーツが必要になり、内側には全部で11枚の革が必要となります。内側に使う革の厚みは0.6ミリから0.8ミリまでの薄い革を探しましょう。それ以上厚い革を使うと、出来上がりのサイフの厚みが何も入れていない状態で厚さ2センチとかのボテボテのサイフになってしまいます。

内側のそれぞれの革の大きさは20センチ×10センチくらいなので、A4サイズの革なら2枚半くらいあれば足りると思います。
牛革でもいいですし、案外ヤギの革が薄くて強いので使いやすいかもしれません。
A4サイズ1枚800円として、3枚で2400円くらいみておきましょう。あるいは、大きめの端革を3〜4000円くらいで手に入れて、サイフ2つ分くらいに使うという手もあります。
この他にファスナーが外側用と内側の小銭入れ用の2つ必要です。外側は40センチ、内側は18センチくらいの長さのもので、合わせて1500円くらいでしょうか?
原材料としてはこれくらいですね。あわせて5500円くらいの材料費がかかります。これと道具4つで5000円。トータル1万円ちょいです。
サイフ1つ作るなら買う方が安いけど、2つ以上作るなら元は取れるという意味が分かるかと思います。


長サイフを作る工程の大半は内側部分です。おもて面を貼るのは最後の最後です。
内側の各パーツを切り抜いて、一つずつ縫い合わせていき、ファスナーを取り付け、最後におもて面を貼り合わせます。

おもて面を貼る前に、おもて面の周囲のこばの部分を磨いておくと仕上がりがきれいになります。こばを磨くための専用の液剤もあるのですが、木工ボンドを水で薄めた液でも同じ効果があります。使われている成分が同じなんですね。専用のこば磨きは高いので、木工ボンドで十分です。

具体的な作り方の工程はいろいろな情報サイトや型紙などがあると思いますので、探してみてください。



実際にレザークラフトをやっていて、道具のことや使う革のことがビギナーにとってまず最初の壁だなと感じたので、自分なりにポイントを書いてみました。




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