わが家は南東の道の角に面していて、南側と東側にそれぞれ庭があります。大きな庭ではないですが、家のまわりに土がある暮らしがしたかったので、その条件に合った古家を探していて、今の家と出会いました。
家の中の造作がある程度落ち着き、いざ庭を触り出すと次々とやりたいことがどんどん出てきて、今となってはすでに手狭になりつつあります。
南東の玄関から庭を望む
先日、ご紹介した庭の水はけ改善とレンガのアプローチのお話しは家の南側の庭になります。
玄関側から南の庭を見るとこんな感じ。
せっかくの南の庭なのに、キンモクセイの大木が大きな木陰を作るため、日当たりはあまり良くありません。
レンガを敷きつめた南のアプローチは玄関前を通って、東の庭へと続いていきます。
東の庭の入口にはアーチがあり、アーチの奥へとアプローチがつながっています。アーチには、秋から冬に咲く変わり咲のクレマチスと、春に咲くジャスミンのツタが絡んでいます。
このアーチは園芸屋さんでグラスファイバーのポールを買ってきて作りました。
アーチをくぐると、左手にガーデニングのための作業台があり、作業台の足元には木とレンガとモルタルで作った水場があります。
この作業台にはガーデニングや畑仕事に使う道具と、様々な肥料や薬品などをしまっています。
作業台は野ざらしですが、屋根のひさしのおかげであまり雨は当たらず、ほとんど傷むことなく使えています。
リノベーションの余り木でこの作業台を作り、ミルクペイントのアンティークブルーで塗装しました。
作業台の向かい側には、宿根草や多年草を中心とした小さな庭があります。
この庭は午前中から昼過ぎまで日が当たる半日陰になっていて、新しい植物を植える時は、まずこの庭に植えてみて、うちの気候に合うか、しばらくここで様子をみます。
何かと忙しくて、最近はあまりガーデニングに時間をかけられないので、なるべく多年草や宿根草や小ぶりの木本などを中心に、花の時期をずらして通年楽しめるような庭作りを目指しています。
この地に暮らしてから5年になりますが、その間に植えた草花は150種類以上にのぼります。ただ、やはり気候に合わないものもあり、ちゃんと根づいて毎年咲いてくれるのは100種類ちょっとです。
さて、そらにアプローチを進むと、作業小屋があります。
わが家のDIY作業基地
作業小屋は2.4m×4mくらいの大きさがあります。中には小さな作業台と木の棚があり、工具類やDIY材料などを置いています。
小屋の前側は濡れ縁になっていて、折れ戸をすべて開放すると広いスペースになり、大きめの木工のときはそうやってスペースを広くして作業します。
この作業小屋、じつは元はアルミ製のバルコニーなんです。バルコニーの骨組みと屋根はそのまま生かして、そこに基礎と床を立ち上げ、壁を作っていきました。
折れ戸も木材と板ガラスを買って自作しています。板ガラスは少しこだわってアンティークガラスにしてみたのですが、いまいちアンティークガラスの良さが分かりにくいですね。普通のガラスと変わらない感じがします。値段はとっても高かったんですよ。
もともとこの家には勝手口がなかったので、リノベーションで壁を抜いて勝手口を作ってもらいました。作業小屋はその勝手口とつながっていて、作業小屋からキッチンに出入りできるようになっています。
またこの作業小屋から外階段を3段降りればガレージに繋がっています。買い物の荷物を車からキッチンに運ぶ時、わざわざ玄関を回らなくても、作業小屋経由でキッチンに行けるので、雨の日もほとんど濡れずに荷物を出し入れでき、とても重宝しています。
たぶん、普段玄関から出入りするより、小屋から出入りする方がずっと多い気がします。
東の庭の行き着く先には、こちらにもキンモクセイの大木がどっしりと根をおろしていて、木陰を作っています。
木の下はあまり日が当たりにくいスペースなので、ナンテン、沈丁花、ヤマアジサイ、センリョウ、ツゲ、ミツバアケビ、シダ、ハラン、ヤマブキ、トネリコなど、半日陰でも育つ植物を植えています。
ここには熱帯魚用の水中ポンプを応用した小さな岩清水の水場がこしらえてあり、真ん中にどっしり座る岩の間を伝って水が流れ落ちる仕組みになっています。流れた水は土の中に埋めてある小さな溜池にたまり、水中ポンプでくみあげられて、また岩をつたって落ちるのを繰り返しています。
岩からしたたり落ちる水音が、とてもリラックスした気持ちにさせてくれる、うちのお気に入りの憩いの場所なんです。
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