ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて今回は、これから車中泊を試してみようと考えている方にとって、その心構えと旅の組み立てのポイントについて考えてみたいと思います。
ひとり旅と家族旅では方向性もかなり変わってきますが、うちは家族4人での車中泊についてずっと書いてきましたので、今回も家族での車中泊について考えてみたいと思います。
車中泊はサバイバルや野宿旅とは違う
バックパック等の経験がない人がいきなり車中泊に連れて行かれたら、窮屈な車内で寝泊まりしたり、ジャージ姿で道の駅のトイレで歯を磨くとか、それは引きます。
常に家族の目線で車中泊をイメージすることが大切です。
それでは、具体的にみていくことにしましょう。
まず、1つ目のポイント。
車中泊の装備や準備も大切なのですが、並行して、車中泊の前段階として車で長時間過ごすということに慣れておくことが大切だと思います。
いきなり泊まりをせずに、車の中で過ごす時間を少しずつ長くしていくことからはじめてみてはどうでしょう。車の中で食事をしたり、会話をしたり、ゲームをして過ごしたり、昼寝をしたり。
日帰りのデイキャンプをしてみてもいいですね。車をベース基地にして公園で遊び、車に戻ってお昼を食べて、また公園で遊び、昼寝をして。。。
そうやって車で長い時間過ごすことに家族が慣れておかないと、狭い車内に家族がずっといること自体がストレスになってしまう可能性があります。
奥さんが根をあげるか、子どもが帰りたいと言いだすかどちらかです。
次のポイントは、車中泊旅の組み立て方です。
車中泊は旅の自由さがある反面、お風呂のこと、狭い車内での着替え、車内でのお化粧、狭く不自由な体勢で寝なければいけないこと等。。女性にとってはかなり負担です。
ひとつの場所で過ごす時間にゆとりを
具体的な車中泊の1日の組み立て方としては、まず、朝起きてから出発までを、ややゆっくり目にとること。女性や子どもは朝起きてからの支度に時間がかかります。ここを急かすと、1日の始まりからつまづいてしまいます。
うちは朝起きてから出発までに2時間はかかります。それでもけっこう忙しいくらいです。とにかく、朝はゆっくりと。
次のポイントは、沢山の観光地を回る移動型より、なるべく1か所の滞在時間をゆったり設けることです。もし移動や観光めぐり中心になる日は、長めの休憩をはさむことが大切です。
車からの乗り降りのたびに、帽子がない、オムツが、水筒がとバタバタしたり、ベビーカーを出したりしまったり、とにかく家族での行動は面倒なことがついてまわり、せっかくの旅を楽しむ余裕がなくなってしまいます。
家族での旅の主たる目的は、観光めぐりではなく家族の時間を楽しむことにあります。
4つ目のポイントはお風呂です。女性はお化粧を落としてしまったらもう人前には出たくありません。
いくら旅の途中にいい温泉があるからといっても、昼間に温泉に入ろうと思えば、その前後に女性はかなりの時間がかかってしまうということを理解しておく必要があります。
5つ目のポイントは就寝モードにしてから寝るまでの時間の過ごし方です。
この時間が子どもたちにとってはけっこう楽しみな、いわゆる修学旅行の夜的な時間なんです。お父さんは疲れて早く寝たいところですが、しばし家族の時間を楽しみましょう。
こうしてみると、家族で車中泊の旅というのは、かなり濃密に家族で過ごす時間であることがわかります。つまり、普段仕事や用事でなかなか触れ合えない家族が、旅の間、常に一緒に過ごせる貴重な時間なわけです。密接度は普通の旅行の比ではありません。
過ごし方によっては、家族の絆を深めるチャンスであり、逆に溝を広げてしまう恐れもあります。
くれぐれも家族の目線で車中泊をイメージすることを忘れないようにしましょう。
ブログ村ランキングに参加しています。バナーをクリックしていただけるととてもうれしいです。
また、皆さまがいずれかの広告を1回クリックしていただけると今後のブログ維持につながります。
ご協力ありがとうございます!