ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、サブバッテリーの電圧変化について考えてみたいと思います。
サブバッテリーの電圧が示す残量
サブバッテリーシステムを組む場合、バッテリー本体と走行充電器、そして電圧計を必ず組み込みます。電圧計は現在のバッテリーの残量を知る上で大変重要な役割を担うもので、これがないとバッテリーの残量を知ることは全くできません。
「自動車のバッテリーの電圧は12ボルト」と一般的には理解されていますが、実はバッテリーの電圧は常に12ボルトというわけではなくて、満充電の場合、放電している状態、また何か機器を使いながら同時にソーラー充電している状態など、その時々によって常に電圧は変化します。電圧は11ボルト以下~14ボルト以上の範囲で変動し、この変動の波というか状態ごとの電圧変化は、個々のバッテリーの使われ方によって1台1台すべて異なるので、一概に「今、電圧が〇〇ボルト」というだけではそのバッテリーの状態を知ることはできないのです。ここがサブバッテリーの管理の難しいところです。自身のサブバッテリーを把握するためには日常的な電圧変化を日頃から電圧計で読み、使用していくにつれて徐々に変化していく電圧の変化を経験的に(要するにカンを頼りに)判断して、残量を予測するというワザが必要になってきます。
たとえば、ソーラーパネルによる充電や走行充電をせずに単に機器を使って放電しているだけの状況と、充電しながら同時に放電(機器を使用)している状況、また、放電したバッテリーに機器の負荷をかけずに充電だけしている状況等、それぞれの状況によっても電圧変化の波は全く異なってきます。
おおむね12.8ボルト~13.5ボルトあたりに電圧があれば、そのバッテリーはほぼ健全な状態にあると推測はできるのですが、あるとき突然バッテリーが切れてしまった。。。というような不測の事態も時にはあるようです。
こういった電圧の変化を読み取りながら残量を予測し、また天候によってソーラーパネルが使えないとか、走行充電では間に合わないといった場合には、電気の使用量をセーブしたり、どこか充電のできるRVパークなどに停泊しなければならない場合もあるでしょう。こういう状況そのものを楽しむという考え方もあるかもしれませんが、家族で車中泊を楽しむ上ではとても綱渡りなことのように思えます。
そういう意味でも、最近ではディープサイクルバッテリーよりもリチウムイオンバッテリーをサブバッテリーとして使用するケースが徐々に増えてきているように思います。いわゆるポータブル電源ですね。
うちもポータブル電源を使用していて、ソーラーパネルとセットで車中泊に大活躍してくれています。
リチウムイオンバッテリーの安定感
これまで見てきたように、ディープサイクルバッテリーはまるで生き物のように常に電圧が変動し、その世話というか管理にはある程度の知識とワザが必要になってきます。過度の放電はバッテリーそのものにダメージを与えてしまいますし、使わずに置いておくのも痛みを早めます。寒暖の変化や真夏の車内の熱など環境にも弱い面があり、常に少量の電気を使いながら、週に1回程度のサイクルで満充電と放電を繰り返すことがバッテリーを長持ちさせる秘訣といえます。
これに対して、最近巷に出回っているリチウムイオンバッテリーはこれら面倒な管理が不要で、使わないまま置いておいてもかってに放電したりすることもなく、ほとんどメンテナンスは不要といえます。そして充放電の回数や、ほとんど空になるまで深放電できることなど、電気的な効率もよく、素人でも手軽に使い始められるおすすめの電源といえます。
次回は、リチウムイオンバッテリーについて考えてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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