ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今日は、車中泊旅におすすめの「スマホとカーナビのミラーリング」についてご紹介したいと思います。
この方法を使えば、車中泊旅やバンライフの車内がより豊かで便利になること間違いなしです。
ミラーリングとは?
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、ミラーリングというのは、スマホの画面をテレビやカーナビなどに投影する方法のことです。
ただそれだけのことなんですが、これができることで、スマホとカーナビを連動させていろいろと便利な使い方ができるようになります。
最新の地図をナビ画面に表示
まず、1番のメリットは地図ソフトの表示ですね。カーナビの場合、購入時点の地図は2〜3年もすると道路状況が変化して、変な方向に迂回させられたり、新しくできた道が載っていなかったりと、色々不便を感じることがあります。地図ソフトを更新すればいいんですが、2〜3年ごとに高い地図ソフトを入れるのももったいなくて、たいていそのまま使い続けている場合が多いと思います。
そんなとき、このミラーリングを使えばスマホの地図アプリがそのままカーナビの画面に表示させることができますので、常に最新のカーナビとして使うことができます。
ミラーリングでは映像だけでなく音声もミラーリングできますので、スマホのナビの声を車のスピーカーから流すことができるんですね。
例えば同じ行き先に対して、カーナビのナビゲーションとGoogleマップのナビゲーションを両方使ってみた場合、(もちろんカーナビの種類によっても異なるとは思いますが)、個人的にはGoogleマップの方が使い勝手が良いように感じます。
なので、このミラーリングの方法を使えば、ナビを新しくしなくてもいつでも最新の地図でナビゲーションが可能となります。
カーナビを新しくしたり、ナビの地図ソフトを入れ替える費用を考えたら、ミラーリングにかかる費用の方がずいぶん安いと思います。
撮った写真やビデオをカーナビで観られる
旅先で撮った写真やビデオを、カーナビの画面でみんなで観ることができます。
スマホの写真設定をスライドショーにしておけば、自動的に写真がスライドしていきますので、運転中に操作する必要はありません。
撮った写真やビデオを車で観られるというのは、なかなか盛り上がりますよ。
もっとも、最近はスマホの画面も6インチくらいありますから、7インチくらいのカーナビだとそう大きさは変わらないかもしれませんが、それでも車の画面に自分たちの写真が映ると、子どもたちはけっこう喜びます。
YouTubeなどが視聴できる
長旅の車中では子どもたちが飽きないようにDVDをかけたりしますが、ミラーリングを使えば、YouTubeなどの子どもアニメやお笑い番組、その他好きな映像をカーナビで視聴することができます。
iPhoneの場合なら、アプリで「KINGBOX」というソフトを入れると、YouTubeなどをスマホに保存することもできますから、電波状態に左右されず好きな時に視聴可能です。
これは長旅の時など、子どもが飽きずに座っていられるのでなかなかおすすめです。
もちろん自宅でも
カーナビに限らず、自宅のテレビ等でもミラーリングはもちろん可能です。撮った写真やビデオを観たり、YouTubeなどを視聴したり、また、スマホのゲームをテレビの大画面で楽しんだりすることもできます。
スマホのミラーリング手順
このように、スマホのミラーリングはかなり用途が広く、実際使ってみて「もっと早くやっておけば良かった」と感じます。
スマホと機器をつなぐための接続ケーブルやコンバーターなどの費用が多少かかりますが、それだけの価値は十分あると思います。
それでは実際の接続方法を見てみましょう。
うちはiPhoneなので、iPhoneの場合の手順になります。
写真に写っているものが、今回のミラーリングに必要なものの一式です。
まず、左上の白いのがiPhoneから映像を出力するためのライトニングコネクターケーブルです。このケーブルを介してライトニング端子からHDMIに変換します。
このコネクターケーブルはアップル純正で6300円くらいします。
サードパーティ製の安いコネクターも出回っていますが、これに関しては是非とも純正にしておくことをおすすめします。
うちは、初め2000円くらいの安いサードパーティ製を買ってやってみたのですが、写真だけはミラーリングできましたがその他のソフトやYouTube、地図ソフトなどはミラーリングできませんでした。さらに、iosのバージョンアップをしたあとは写真すらミラーリングできなくなって使い物にならなくなってしまいました。
多少高くてもここだけは純正にしておきましょう。
上段中央の白いケーブルはライトニング充電ケーブル。これはもともとiPhoneに付属のやつですね。先ほどのHDMIケーブルとともにライトニング コネクターに挿して、ミラーリング中iPhoneに充電するために使います。
上段右側はHDMIケーブルです。家にあればそのまま使えますが、うちは車用に1本買い足しました。1mくらいあれば十分足ります。
それから左下の黒い四角いやつ。これはHDMIをRCAに変換するためのコンバーターです。コンバーターにコードがつながっていますが、これはUSB-Cの充電ケーブルです。コンバーターにも電源を供給してやらないと作動しません。
このコンバーターも、中華製の安いやつも出回っていますが、あまり安いのはやめておいた方が無難です。
そして右下がRCAケーブルですね。黄色が映像、赤と白が音声という、昔ながらのアナログケーブルです。
HDMI変換コネクターとRCAケーブルについては、カーナビがHDMI対応であれば買う必要はありません。また、テレビとスマホを接続する場合も、今のテレビはほとんどHDMI端子がついているので、変換する必要はありません。
ただ、実際にはHDMI端子がないカーナビも多いようですし、アナログの入力端子についても標準ではついていなくて、オプションという場合も多いようです。カーナビの品番からネットで「取付説明書」と検索すれば、外部入力についてオプションかどうか書かれていると思います。オプションの場合は外部入力ケーブルを購入して、ナビの背面にあるソケットにケーブルを挿して、外部入力を増設してやる必要があります。
そんなに難しいDIYではないのですが、ナビの取り外しというとちょっと尻込みしてしまうかもしれないですね。
うちは、去年カーナビを買い替えた時に、初めて自分で取り付けをしました。最初はおっかなびっくりでしたが、フロントパネルの取り外しができれば、あとはネジを外してナビを入れ替えて配線をつないでいくだけなので、案外簡単にできました。その時にオプションの外部入出力端子もついでに増設して、ケーブルを手前に引き出しておいたので、今回のミラーリングは、そこにRCAを繋ぐだけで済みました。
ミラーリングのための接続は、写真のようにHDMI変換コネクターに3方向から配線を繋いでいきます。1つはRCAケーブル、もう1つはHDMIケーブル、そして充電ケーブルの3本です。それから、HDMIケーブルをライトニングコネクターに繋ぎ、最後にライトニング端子をiPhoneにつなぎます。
iPhoneへの充電はライトニングコネクターのHDMI端子の横にある充電端子に充電ケーブルを挿して、これをシガープラグなどに繋ぎます。
純正のコネクターなのでソフトやアプリに関係なく、全ての画面がナビに投影されます。まれに、iPhoneのiosのバージョンが変わった時などにミラーリングできなくなったりすることがあるようですが、そんな場合はケーブルを挿したままの状態で、iPhoneを一度電源を落として再起動してやると認識してくれます。
ミラーリングの画質についてですが、家の40インチのテレビ、20インチのテレビ、そして7インチのカーナビ、それぞれで試してみました。40インチのテレビはHDMI接続なので、画面が大きくなってもそれほど画質の劣化は見られず、YouTubeの音楽ライブなどもDVDを見ているのと変わらない感じで、画面のコマ落ちもなくスムーズでした。
20インチのテレビと7インチのカーナビの方は、HDMIからアナログのRCAに変換しての接続なので多少画質が落ちるかと思っていましたが、私の主観ではHDMIとあまり変わらず、動画も写真も鮮明でした。
デジタルの画質はむしろクッキリすぎてチラつきを感じることがありますが、アナログの方はそうしたチラつきがなく長時間観ても疲れないような感じです。
スマホとカーナビのミラーリング、皆さんも是非お試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
車中泊の旅ランキングに参加しています。励みになりますので、よければクリックしていただけると嬉しい限りです。
また、皆さまがいずれかの広告を1回クリックしていただけると今後のブログ維持につながります。
ご協力ありがとうございます!
下のバナー、ken&sho...は子どもたちの名前から取っています。バナーをクリックしていただけるととてもうれしいです。
車中泊ランキング
人気ブログランキングへ