ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

DAISOメスティンは車中泊に使えるか?





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

先日、ダイソーの500円メスティンを手に入れましたので、今日はその使い勝手をレポートしてみたいと思います。

品薄のダイソーメスティンを浜松でゲット

メスティンがダイソーから販売されていることは以前から知っていましたが、かなり人気があるようで関西エリアでは店頭でお目にかかることがありませんでした。
ネット上では500円のダイソーメスティンが3倍の1500円とかで取引されていることもあるらしく、その人気ぶりがうかがえます。

うちは車中泊のご飯は羽釜炊きのミニかまどでほかほかの美味しいご飯が炊けるので、今まであまりメスティンの必要性を感じていなかったのですが、子どもたちの成長につれて今後ご飯の量が足りなくなったときのことを考え、メスティンの投入を検討していたのでした。


先週末の浜松車中泊の途中、いちご狩りの予約までちょっと時間ができたので、ふらっとダイソーに立ち寄ったところ、メスティンが陳列されているのが目に止まりました。
さすがは日本一流通が盛んな静岡県ですね。

早速1つ買い求めました。

今から思えば2〜3個買っておいて転売すれば良かった。。(笑)
なんて、そういう悪知恵はなかなか働かないものです。


シンプルな可愛らしさのミニメスティン

車中泊が終わって月曜からまた忙しい1週間が始まり、なかなかメスティンの箱を開けることができないまま時間が過ぎていきました。ようやく少し時間ができたのは次の週末でした。

思ったより小ぶりなアルマイトの箱は、500円にしては割ときちんと作られている感じがしました。
表面の質感やフチの部分の仕上げ、持ち手のリベット加工など、品質について特に問題はなさそうです。

箱の中に日本語の取扱説明書が入っていて、ご飯の炊き方も書かれています。

説明書によれば容量は1合炊きで、水の量は「所定の量」を入れてくださいとだけ書かれてありました。本体にも水の量を示す目盛などはついていません。
このあたりは各自で適量を探すしかないようですね。


ちなみに、米に対する水の量は1割増しが基本ですから、米1合なら水の量は約200mlになります。まあ、このあたりはキャンプの時の飯盒の水加減と同様、適当でもたいがいうまくいきますからそれほど心配はいらないでしょう。



さて、このダイソーメスティン、フタと本体が少しゆったりめに設計されています。このあたりはさすがダイソーという感じですね。


よくある飯盒や本格的なメスティンは、フタと本体がほぼ隙間なくぴったりめに作られています。そうすることで、炊飯時に飯盒内が高圧になり、ご飯がふっくら炊けるという役目を果たしているのです。
ダイソーメスティンはそうしたピッタリ感はないので、このままご飯を炊くと沸騰時にフタが持ち上がってしまう可能性があります。


もう少しフタがぴったり密着するように、フタの部分に多少のDIYを施して、フタの密着性をアップさせてやる方が良さそうです。


要は隙間を何かで埋めればいいわけです。


そこで、久しぶりに「J-B オートウェルド」という2液混合型の鉄材入りの接着剤を使うことにしました。


オートウェルドは800℃の高熱にも耐えられる耐熱性と、車のエンジンの補修にも使えるほどの強度があります。しかも硬化後はサンドペーパーなどで研磨することも可能という優れた接着剤です。

これまでこのオートウェルドを使って色々なDIYに活用してきました。

例えばこのテレビボードはスチール棒をオートウェルドで溶接がわりに接着して骨組みにしました。鉄棒同士を交差させただけのわずかな接着面積でも、40型のテレビの重さに十分耐えられる強度があります。
製作からすでに4〜5年経過していますから耐久性も問題ありません。


このオートウェルドをメスティンのフタの内側に塗りつけて薄く伸ばし、完全に硬化してからサンドペーパーで研磨して厚さを調整していく作戦です。

フタと本体に隙間があるとはいえ、その厚みは0コンマ2ミリほどの薄さです。フタの内側をあらかじめサンドペーパーで荒してからオートウェルドを薄く塗りつけて、暖かい部屋に置いて硬化を待ちます。


それからサンドペーパーで少しずつ削りながら厚さを調整していきました。なかなか根気のいる作業でしたが、1時間ほどかけてようやく丁度いい厚みに近づいてきました。
フタの開け閉めは無理なくできつつ、容易にはフタが持ち上がらない感じ。


とりあえずこれで一度炊飯を試してみることにしましょう。


30gの固形燃料で半自動炊飯

さて、ダイソーメスティンでご飯を炊くにあたり五徳をどうするか考えたのですが、同じくダイソーから出ているアルミ五徳はあいにくサイズが合いません。

1合炊きのメスティンは思った以上に底面積が小さいのです。


色々とうちにあるものを物色した結果、古いランプシェードの骨組みが五徳として使えそうなので、今回はこれを利用することにしました。
このあたりはまた今後の課題です。


お米1合を研いで水200mlを注ぐと、本体のフチからちょうど1センチほど下がったあたりに水がきました。今後はいちいち計らなくてもこれくらいの目分量で水加減は大丈夫そうです。


しばらくおいてから、いよいよ固形燃料に火を入れます。

30gの固形燃料はおよそ22分ほどの燃焼時間になります。これが燃え尽きるくらいでちょうどご飯が炊けるはず。つまり、一度火をつければ放っておいても勝手にご飯が炊けるわけですね。できれば、炊き上がりのあとメスティンを裏向けにひっくり返してタオルなどで包み30分ほど蒸らすとよりふっくらするようです。


火をつけてから6〜7分でグツグツ沸き始めました。フタの隙間から泡が染み出して、時々しずくが外に垂れてきます。


10分を過ぎると盛んに湯気が上がってきます。
フタと本体の隙間を埋めたおかげでフタが持ち上がることはなく、湯気の出方も1〜2か所に限局して間欠的にスチームが噴き出すような出方をしています。内部が高圧になっている証拠です。
今回は炊飯中メスティンの持ち手をフタの上に折り曲げて、万一フタが持ち上がらないようにしておきましたが、かなりの密閉が保たれているので、持ち手をたたんでおく必要は無さそうです。


やがて、蒸気の噴き出しが減ってきて、メスティン内のグツグツ音が変化してきた頃合いで固形燃料の火が立ち消えました。


手袋をはめて本体をひっくり返し、しばらく保温して蒸らすことにします。
はたして炊き上がりはどんな感じでしょうか?



フタをあけてみると本体のほぼ一番上までご飯が膨らんでいました。
見た目はまあまあふっくら炊けています。

1合を取り分けてみると、軽く盛って4人分。
まあ、男の人なら1食分の量ですね。

肝心の炊き上がり具合ですが、ほんの少しだけお米に芯が残っている感じですが、まずまずの炊き上がりだと思います。
奥さん的には「羽釜炊きのご飯にはやっぱりかなわないわね」とのことですが、車中泊ご飯を手軽に自炊するには十分な炊き加減です。


米を洗ってからつけておく時間、炊き上がりの蒸らし時間など、もう少し工夫してみる余地はあるかもしれません。
それと、水加減ももうほんの少し多めの方がいいかもしれませんね。


最近はメスティンにもいろいろな種類が出回っていて、1.5合炊きとか2合炊きなんかもあるようですが、私個人的にはこの1合炊きメスティンが一番好きです。手のひらに乗る大きさ、コンパクトな可愛らしさに惹かれます。


こうして、ダイソーメスティンが車中泊装備のラインナップに加わりました。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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